拝啓@odaijiです。
~ 目次 ~
このエントリーの流し読みっ!
・レンズ交換型デジタルカメラ購入のキモは「レンズ」(マウント)だ
・本体は短期、レンズは長期
・最初は「レンズキット」がお安くなるように出来ている
レンズ交換型のデジタルカメラ、あります。
「デジイチ」
「ミラーレス一眼」
と俗に言われているタイプですね。
スマートフォンのカメラや、コンパクトデジタルカメラから、画質を求めてこれらのレンズ交換型デジカメに移行しようとされている方がいらっしゃることと思いますが、それらの方に僕がアドバイスしてあげられるとしたら
レンズを中心にカメラ選定をするといいと思うよ!
ということです。
レンズ交換式デジタルカメラの特徴は「レンズが交換できる」こと
撮影素子が相対的に大きいことによる画質のよさとか、そういうの。もちろんあります。
でも、やっぱりレンズ交換式デジタルカメラの特徴は、レンズが交換できることなのですよね。
※レンズを交換するのは嫌だけれど、画質の良い写真がほしい、という方にはSony RX-100などがおすすめです。これはデジタル一眼レフなみの撮影性能を持ちながらもコンパクトデジタルカメラのサイズに収めているという意味で稀有な存在。倍率はそこまで高くないですがズームもあって使い勝手も悪くありません。
さて、レンズが交換できることのメリットは、被写体によって最適なレンズを選択することができることにあるんですよね。
たとえば旅行に行くときに、とにかくすべての撮影の可能性を逃したくないという場合には、高倍率のズームレンズを持っていく。
たとえばポートレートをきれいに撮影したいのであれば、背景をうまくぼかせるような明るい単焦点やマクロレンズを持っていく。
目的に応じてレンズを使い分けられるのが、結局はレンズ交換式カメラの最大のメリットなのです。
基本、レンズのメーカー間の互換性は低い
さて、交換できるレンズですが、基本的にメーカー間の互換性が限りなく低いのです。マウントアダプターという特殊な製品を使うと相乗りできる可能性もありますが、原則的にCANONのカメラにNIKONのレンズは取り付けられませんし、NIKONのカメラにもCANONのレンズは付きません。
これはレンズとカメラを物理的に固定する「マウント」といわれている部分の互換性が無いからなのですね。ここを吸収しようとする仕組みが上述の「マウントアダプター」です。これはやや上級者・マニアックな内容になるので、初めての方向きの本記事としては無視します。
マイクロフォーサーズという規格は数社が参画しているものなのですが、実質カメラメーカー側としてはオリンパス、パナソニックくらいしか出てきていないのが寂しいところです。
レンズマウントの囲い込みなんて、完全にメーカーの論理のような気がするんですけれどね。
レンズ専用メーカーというのもあります。
▼シグマさん
レンズ|株式会社シグマ
▼タムロンさん
TAMRON | HOME
こういったレンズ専用メーカーは、各社向けのマウントのレンズを出してくれています。
本体は短期サイクル、レンズは長期サイクルの製品進化
レンズ交換型デジタルカメラの場合、レンズよりもデジタルカメラの方が新製品発表のサイクルが短いです。
本体はどんどん性能が上がっていく(更新サイクルが半年~1年に一回)
レンズはじわりじわりと性能が上がっていく(更新サイクルが数年に一回)
こういうバランスなのですよね。
こうなると、
レンズより本体の買い替え頻度の方が相対的に高い
ことになります。だからこそ、僕はレンズを中心に、どういうカメラを買うかを決めると良いと思うのです。
レンズの選び方
初めてレンズ交換式デジタルカメラを買うのであれば、最初はセットになっているズームレンズで問題ないと思います。
これ自体は各メーカーそれほど差がないでしょう。
違いが出てくると思われるのは2本目以降です。ここからは、とりあえず撮れればいいというレンズから、目的を持ったレンズに変わってくるからです。
いきなりで2本目以降のことなんかわからない、と思うかもしれませんが、そんなに分岐はないものなんです。
だいたいこの3種類に分かれるのではないでしょうか。マクロと望遠は、状況によってはズームレンズもあり得ます。
これまでコンパクトデジタルカメラなどを使っていたひとなら、自分がどういう写真を撮りたいのかという希望を持っているのではないでしょうか?
それぞれの領域で、カメラ好きの人に聞くと「神レンズ」を教えてくれることがあります。
ズームで評判のいいレンズって何?
マクロで評判のいいレンズって何?
単焦点で評判のいいレンズって何?
それぞれ、希望価格帯を込みで、周囲のカメラマニアに聞いてみましょう。
そして、そういうレンズが装着できるカメラを選択するのが、カメラ選定のポイントだと思います。
大丈夫、カメラの不満が致命的でない限りは、次のバージョンアップでいいカメラに出会えます。きっと。
大切なことは、一人で決めないこと。高い買い物なので、事前の情報収集は飽きるほどしましょう。
それでは、良い買い物をお祈りしています!