@odaiji さん曰く、。
シネマズ by 松竹さんの公式ライターをやらせていただくことになってからというもの、これまで何年も映画館に足を運ばなかったボクが映画を色々見るようになったりしましてね。そんな一環で、ニコラス・ケイジの最新映画「ザ・レジェンド」の試写にお呼ばれするということにもなったりしたので有難く参加して参りました。
~ 目次 ~
ぶっちゃけると「ニコラス・ケイジって誰?」
って状況でいったんですけれどね。名前は知ってたけど顔知らないし、ケイジってタイプしても慶次→刑事、でああボクの日本語辞書じゃ優先的に変換できないんだってきてF7キー押したりしているくらいでしたから。
Wikipediaでざっと見てみたんだけれど、出演作で見た記憶のあるものが一つもなかったですわ。本作も若きスターのヘイデン・クリステンセンのことをずっとニコラス・ケイジだと思ってみてました。ってことは、ヘイデンも知らないってことか。
※で、二人の知識が無いまま冒頭のポスターをみていたから、写真左がニコラス、写真右はヘイデンになっているのに文字のところは左がヘイデン、右がニコラスになっていてね。で、ニコラスのことをヘイデンだと思ってたんですよね。自分の知らないっぷりも極まれりですな。
十字軍の兵士が中国へ
世界史の教科書に出てくる、12世紀くらいの、たぶん第3回十字軍くらいの時代背景なんだと思います。十字軍の中で伝説の騎士と言われていたのがヘイデン扮するジェイコブで、これが主役。ジェイコブの師匠のガレイン役を、ニコラスがやっているわけですね。
で、ジェイコブにしろガレインにしろ、戦いに疲れちゃってなぜか中国に流れ着いちゃって。で、またなぜか中国の皇位継承問題に巻き込まれつつ再びいくさ人としてその存在感を発揮して用心棒的なポジションになり、みたいなストーリー。最初から中国人と英語で会話したりと、そういう突っ込みどころ満載なところを踏まえつつ、ストーリーは展開していきます。
定番時代劇を見ているかのようだった
映画の感想をすっごくまるっと言ってしまうと
つっこみどころ満載だけれど、見終わって安心できるドラマ
です。劇中、複雑に考えさせられることもなく、また考える必要もないドラマだなーと思いましたよ。この先どうなるんだろうというワクワク感というよりは、安心して見られるドラマというんでしょうかね。シンプルに、映像、登場人物、音楽を楽しむと良いのかな。
たとえが合っている自信は全くありませんが、モテモテの主人公が最終回までヒロインAとヒロインBのどちらとつきあうかわからないというドラマではなかったですね。
東尋坊の崖の上で犯人と対峙する主人公が崖から突き落とされそうになるけれど、そこにパトカーと船越英一郎さんがやってきて必ず逆転してくれちゃう日本の2時間サスペンスドラマみたいな。
もしくは8時48分になったら印籠が登場しますよ、みたいな。
見終わった人がすっきり終えることができるというんですかね。わかりやすい作りをしてくれていたんだなーと感じましたね。
で、まあニコラス・ケイジが藤田まことさんで、ヘイデン・クリステンセンが三田村邦彦さん、みたいな、そんな風に置き換えて映画を見ていました。
定番時代劇を見ているかのような安心感がありました。
あ、中国の王子が、若き日の柳楽優弥さん的な表情を随所にみせていましたよ。若き日の柳楽さんを良くしらないですけど。
映画情報
今回ご紹介した「ザ・レジェンド」の情報です。
公式Webサイトはこちら。
予告編動画はこちら。
2015年6月12日から30近い映画館で公開予定です。