@odaiji さん曰く、。
2015年6月22日、格安SIM、MVNO事業を行うFREETEL(プラスワン・マーケティング社)の新製品などの発表が「FREETEL WORLD 2015 新ブランド・新製品発表会」として東京・六本木のニコファーレで行われ、新たな通信契約や端末6機種などが発表となりました。
発表は
新ロゴの披露
新料金、販売、ハードウェア展開説明
新製品紹介・SAMURAIシリーズ紹介
海外戦略
質疑応答
と盛りだくさん。
一部新製品については発表会の後にタッチ&トライとして操作することもできましたよ。
~ 目次 ~
新ロゴの紹介
これまでもpriori2などの格安スマホと格安SIMをセット販売してきたプラスワン・マーケティング社ですが、このたびの記者会見では単に安い回線・製品を提供するだけの会社ではなく、日本のモバイル通信史を塗り替えてやるぞ!という意気込みを感じました。
「天下とったる!」
の意気込みが新しいロゴイメージにも表れていますね。
また増田社長は、本気の表れとして、
・通信回線
・通信端末
・ショップ
を三位一体で改革することを発表。どれが欠けてもきちんとした改革が行われないという意識を持っているようです。
コスパ抜群の回線
次いで発表された、通信部分の新しい発表。
2015年7月15日から同社では「FREETEL SIM」という通信サービスを開始します。これはまず、NTTドコモから直接回線を「卸す」という契約を結び、少しでも高速な回線を安く利用者に提供しようというもの。
FREETEL SIM 「使った分だけ安心プラン」 | ||||||||
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100MB | 1GB | 3GB | 5GB | 8GB | 10GB | |||
基本料金 | データ専用 | ¥299 | ¥499 | ¥900 | ¥1,520 | ¥2,140 | ¥2,470 | |
データ専用+SMS | ¥439 | ¥639 | ¥1,040 | ¥1,660 | ¥2,280 | ¥2,610 | ||
データ専用+電話+SMS | ¥999 | ¥1,199 | ¥1,600 | ¥2,220 | ¥2,840 | ¥3,170 |
格安SIMの速度を自社でできるだけコントロールできるように、NTTドコモから直に回線を卸す契約にして、さらにデータ通信を最安で299円から、音声電話(090や080で始まる電話が使える)付きのプランも最安で999円から使えるようになりました。
データ通信専用のプランであれば、10GBのデータ通信でも2,470円とかなりの安値。使い勝手の良さや期待される回線品質を考えるとお得感満載と言えるかもしれません。
また特徴的なことは、、利用したデータ量に応じて後から料金が決まる、ということ。上記の表は「10GB契約のデータ通信だから2,470円」なのではなく「結果的に10GBを利用したので2,470円支払う」という意味です。データ使用量の少なかった月に多く支払う必要もありませんし、データ使用量が多かった月に「追加○○MBパック」というプランを別途購入する必要もありません。
また、月の使用量を自分の中で決めている方は、自分で低速回線に切り替えることができるストッパー機能を設けてくれるそうです。データの使い方と料金が柔軟に決められるのは利用者に優しいですね。
アプリごとに通信速度が変わる
詳細なアプリ名は発表になりませんでしたが、「重要なアプリは優先して速度が落ちないように接続させる」という機能を設けるそうです。通信速度がキモとなるビジネスアプリなどで効果を発揮するかもしれませんね
縛りなし、契約解除なし
短期MNP転出といった悪意のある使い方を除き、最低利用期間や契約解除料の縛りを設けないそうです。音声通話でこれが実現したら、まっこと画期的。
この新しいSIMは、以下の写真のようなパッケージで発売されるようですよ。
圧倒的な新製品発表
端末もバシバシ発表されました。新製品が合計6機種。最新OSへのアップデート機種が1つです。
・Windows10搭載端末が2機種発売
・Android搭載機種2機種が世界発売
・AndroidベースのSIMフリーフィーチャーフォンが発売
・SIMフリーフィーチャーフォン(ガラケー)が発売
・既発売製品のAndroid5.0対応を発表
です。
Windows10 搭載端末の発表
ニコファーレの横面ビジョンに出てきた「Windows10」の文字。
増田社長は「可能な限り最短でWindows10搭載端末を提供開始します!」と宣言しました。
Windows10搭載端末は下位モデルと上位モデルに別れ、それぞれ「KATANO01」「KATANA02」と名付けられています。
発表資料によればKATANA01はこんな端末。
KATANA02はこんな端末になる模様です。
Androidスマートフォンの発売
Androidスマートフォンとしては「SAMURAI」シリーズが発表されました。和のテイストで「雅(MIYABI)」「極(KIWAMI)」と名付けられ、それぞれ世界31カ国で発売になるそうです。KIWAMIは同社のフラッグシップモデルとなる模様です。
近頃は外国人も漢字好きが多いですからね。意味も美しい、雅や極という言葉、海外にも浸透するかもしれませんね。
蒔絵のようなデザインはこれまでのiPhoneにもGalaxyにもない雰囲気を持っていてステキです。
MIYABIは19,800円での提供、KIWAMIは39,800円での提供が予定されています。
AndroidベースのSIMフリーフィーチャーフォンを今年発売
他社の発表では「ガラスマ」などと呼ばれている、Androidベースのフィーチャーフォン(ガラケー)を今年中に発売する予定です。
まだ名称未定だそうです。
Google Playには対応するそうで、利用者が望むアプリを入れられるそうです。これまでの他社の製品群の隙を突いてますね。
日本初のSIMフリーフィーチャーフォン、今夏発売
発売延期になっていた日本初のSIMフリーフィーチャーフォン(ガラケー9のSIMPLEがいよいよ今夏、発売になります。価格は以前と同じ5,980円です。
既発売の「Priori2」がAndroid5.0に対応
すでに発売してヒット中のPriori2は、Anddoid5.0(Lolipop)へアップグレードするそうです。すでに発売している製品のアップデートをしてくれるのは嬉しい限り。
6機種発売+1機種アップデートと盛りだくさんの発表でした!
店舗展開も頑張る
たとえ価格的に求めやすい製品でも、購入が大変だったら意味がない、という増田社長は販売も手を打ってきました。
その場で持ち帰り・MNPが可能な店舗内コーナーをヨドバシカメラに設けるそうです。
2015年7月15日にはヨドバシカメラの
・マルチメディア Akiba
・マルチメディア 横浜
・マルチメディア 梅田
の3店舗で店舗内コーナーを開始するそうです。
その他の店舗内コーナーも2015年9月中には、ヨドバシカメラ全23店舗で実現するそうです。スマホ通ではない主婦の方、お年寄りの方なども買いやすくなるかもしれませんね。
また、2015年8月下旬には日本最大の携帯電話代理店・株式会社ティーガイアの「スマートラボなんば戎橋店」で展開するそうです。近畿地方在住の方は、こちらの足を運んでもいいかもしれません。
質疑応答や新製品の展示
その後は質疑応答や一部新製品の展示が行われ、端末に触れられる機会などがありました。
ガッツリ触れた訳ではないので、雰囲気をお楽しみください。
コンパニオン風のお姉さんがいらっしゃったので端末を持ってほほえんでいる写真を撮らせていただこうとお願いしたら、とっても困った顔されてしまって・・・。ほかの人には笑顔で答えていてくれていたので、大変残念系おじさんの本領を発揮してしまいましたよ。
意気込みを強く感じた製品発表会だった
ニコファーレで開催し、正面のスクリーン以外にも、左右のスクリーンもフルに使った記者発表となりました。同社が力を入れていることが良くわかりました。
7月の新しいSIMや同社の気合いの入った端末、是非試してみたいと考えています。