@odaiji さん曰く、。
これからブログを頑張る方々に同じ思いをしてほしくないから、という気持ちで書いた【大失敗】ブログ本文中にAdsenseコードを打って広告表示してはいけない #blog_mistakeですが、思いのほか、すでに運用している方で同じ状態に陥り苦労している方もいらっしゃって。
WordPress › Search Regex « WordPress PluginsというWordPress用のプラグインを導入し、正規検索という「あいまいな条件」で広告コードを判別させて一括削除出来るとスマートで時短を図れる可能性があるのですが、それを躊躇している皆様の認識としては
・正規表現で過去の広告コードをすべて検索できる自信がない
・消したくない別のコードが検索対象になってしまい、それが消えてしまうのはもっと困る
・正規表現やWordPressのデータベース構造を学ぶ時間がない(面倒くさい)
といったあたりの理由で敬遠しているということもあるみたい。
ということで僕が1200記事の本文を全部さらって、手作業でブログ本文中の広告コードを取り除いた作業方法をお伝えします。試行錯誤しながらこのやり方にたどり着き、後半はなかなかスピードが出ました。
~ 目次 ~
用意するもの
作業環境は大切です。
1)解像度高めのディスプレイ環境
僕はフルHDの液晶でしたが高ければ高いほどいいです。横よりも縦が重要かも。
2)できればマルチモニター環境
作業が孤独で切ないです。マルチモニターにして、隣の画面ではお気に入りの動画などを流して癒しを与えましょう。
▼僕はこのモニターがあったので、とても助かりました。
なお、解像度が高ければ1画面で動画なども流せるじゃないかということに関しては、極論ではNoです。動画にしても編集画面にしても「最大化」して作業したいのです。マルチモニターであれば、モニター内で最大化してくれるため便利です。
3)有線LAN、光回線などの足回り
更新を数多く行うことになります。場合によってはプレビューもしなければならないかも。少しでもストレスを取り除けるように、無線より有線を選択したいところです。
すべて必須ではありませんが、あると助かります。
作業開始
僕の場合はWordPressの標準の記事管理画面から行いました。ブラウザーで操作するのが何だかんだ速いと判断しました。
管理画面の投稿一覧を液晶一杯に開く
要はブラウザーでしか作業しないので、ウィンドウを最大化しましょう。後ろにアイコンが見えると気が散ることもありますし、最大化することでクリックする場所の位置などを短期的に手に覚えさせ易くするという効果も期待できます。
▼メインの作業画面はWordPress管理画面の「投稿一覧」です。ここまで開いておきましょう。なお、投稿一覧はずっと使う画面ですので、全記事の更新が終わるまで閉じません。
▼投稿一覧のページ数のところ。この数字は常にチェックします。一つは何等かの理由で作業を中断する際に、何ページ目か覚えておくと復帰しやすいから。もう一つはこの数字をゴールに近づけることがマイルストーンだから。
表示オプションを調整する
悲惨な作業を少しでも短くするためには、こういう細かな気遣いが必要になります。編集画面の「表示オプション」を選択しましょう。
▼「最大行表示エディターと集中執筆モード機能を有効化します」にチェックを入れます。
これによって、本文の編集画面が広がります。作業しやすさが上がります。
▼また、表示オプションの中に「ページネーション」という項目があります。この数字をいじることによって、投稿一覧の1ページあたりの記事数を調整できます。単純計算で、1200記事あったとして、1ページあたり40記事表示するようにしておくと、30ページ存在するということになりますね。モチベーションや作業リズムを考えて数字を決めてみてください。僕は初期値の40で行いました。
編集画面を10個以上くらい、まとめて開く
Windows+Chromeの環境の場合、Ctrlキーを押しながらリンクをクリックすることで「同じウィンドウの別のタブでリンクを開く」という状態になります。投稿一覧の画面から「編集」のリンクをCtrlキーを押しながらぽんぽん開いておきます。
▼ここをCtrlキーを押しながらクリックして「別のタブで開く」。Macならコマンドを押しながらクリック
注意点が2つあります。
1)編集画面を何個開くのがベターかという話ですが、数開きすぎてメモリを使い過ぎ、マシンの挙動が重くなるような数を開いたらいけません。
また、Chromeにはタブの移動に関する便利なショートカットが標準で搭載されています。
こちらをみて、環境や作業に応じたショートカットを理解しておくとよいでしょう。お勧めはWindowsならCtrl+1~8、Macならコマンド+カーソル右です。タブの移動が素早くなります。
2)下書きは開いてはいけません。機械的に作業するときの罠があります。手動で広告コードを削除して「更新」ボタンを押すのですが、下書きの場合この「更新」ボタンの位置が「公開」になってしまいます。うっかり記事を公開してしまうといろいろ残念です。
あとは編集してひたすら「更新」
開いたタブの分は一気に作業します。
一つのタブで広告コードの除去作業を行い「更新」ボタンを押します。WordPressが更新を行っている間待っているのが無駄なので、その間に次のタブに取り掛かります。こうして開いたタブを一気に作業し、最後のタブの作業が終わったら、一つ目に開いた編集画面に戻ります。
▼「投稿を更新しました」の表記がされていれば無事に更新終了。更新終了を確認したら、そのタブを閉じます。
これをひたすら繰り返しましょう。
最初に開いた投稿の一覧画面は閉じてはいけませんよ。またこの一覧から「新しいタブで編集画面を開く」作業を繰り返すのですから。
記事毎のタブがすべて閉じられ投稿一覧のタブだけ残ったら下にスクロール。次のグループの編集に移ります。
休憩はページ切り替えのタイミングで
休憩は時間ではなく、投稿一覧のページ切り替えのタイミングで行いましょう。どこまで更新したかをあまり細かくチェックしたくないので、投稿一覧のページ単位で見ておくのが一番だからです。作業がリズムに乗れば、30分で50記事以上の更新ができるようになると思います。うまく休憩を調整しましょう。
少しでも楽に
一括処理の道を絶ったあなたはコツコツ作業するしかありません。
少しでも気分を楽に行うには、マルチモニターの2画面目で開くメディアファイルや音楽、コーヒーなどの最小限の娯楽です。
メディアファイルは「前から見たかった映画」などはやめましょう。気を取られて作業どころではなくなります。大好きで見まくった動画などを環境ビデオ的に流すのがいいかもしれませんね。
暗黒の作業に少しでも光あらんことを。