プロレスが好きでブログも好きな@odaiji さん曰く、。
他のWeb上のコンテンツより人間臭いブログ(ブロガー)、他の格闘技より人間臭いプロレス(プロレスラー)にある共通点が、僕の好きなところだなー思ったので以下にまとめています。以下、僕の主観丸出しでありますのでご了承くださいませね。
~ 目次 ~
1.様々な周辺の知識・技術を動員して創り上げるのがブログ(プロレス)である
ブログなら
アフィリエイト的要素、
動画の要素
写真の要素
画像・イラストの要素
文章の要素
コーディングの要素
などなど、複数のコンテンツの要素を動員して(ブログによっては総動員して)構成しているなーと。
プロレスは
打撃系格闘技様々(いろいろですね。ボクシング、キックボクシング、空手etc)
組技系格闘技様々(これもいろいろですね。レスリング、柔道、柔術、サンボetc)
総合格闘技
演劇
などなど。これまた、様々な要素を動員して(団体によっては総動員して)構成しているなー。これ以外にも凶器を沢山使ったデスマッチをメインにしている団体もあったり、公園やボウリング場でプロレスをやる団体もあったり、さまざまですね。
それぞれの要素を極めているのはそれぞれの専門家でしょうけれど、これをごった煮みたいに鍋に突っ込んでぐつぐつ煮込んでかき混ぜて、なんだか分からないけれど美味しい料理として出している良さがブログやらプロレスにはあるんじゃないかと。
2.感情がほとばしる
もちろん例外はありますが、ブログは感情を出すことが割とある媒体だなーと思います。様々なブログを読むと喜怒哀楽、よく出てきますよね。
もちろん感情をあまり見せないブログもありますけれど、多くの人の感情を見たかったらブログを数多く読んでみるのは簡単に試せることじゃないかなと思います。感情を上手に表現しているブロガーさんは、だいたいが良いブロガーさんです。
プロレスは他の格闘技に比べて、とりわけ試合中の感情が剥き出しになります。他の格闘技に比べてプロレスは演出的要素も強く感情も出しやすいというのがありますが、試合中の選手の表情が一番豊かななのはプロレスでしょう。
他の格闘技は100%勝負ごとで、試合中につらさを見せることは即不利につながりますが、プロレスは不利な人が不利な状態から立ち直るシーンを楽しむと要素もあり、痛いときに痛いと見せることはとても大切だったりします。感情を旨く出せる人が良いレスラー、という評価基準もあります。
外連味タップリだけれど憎めない人、むっつりしていて本当は何を考えているか分からない人。
いいものに見える悪者、悪者に見えるけれど根はいい人。
いろいろあるのがブロガーとプロレスラー。楽しいじゃないですか。
3.説得力が大切
ちょっと「説得力」という言葉の意味にずれがあるかもしれませんがくくってしまいましょう。
あのブロガー、いつも楽しそうだから同じことをしてみよう
あのブロガーが良いと言っている本なら買っちゃおう
あのブロガーが美味しいと言っている店だから食べに行こう
という、ブロガーさんへの信頼による読者の行動って少なからずあると思うんです。
同じこと・本・お店でも、読者へ信頼されていないブロガーがいくら書いても、読者の行動を刺激出来ません。
信用残高とか信頼感とか言葉はいろいろありますが、僕はこれを「説得力」と思っています。
プロレスではこんなことがありました。
同じ必殺技をずっと使い続けていている、あるプロレスラーがいました。そのレスラーがデビュー間もないころ、タイトル戦線に行かない頃にはその技で勝利を得られないものだったし、技をだしても観客から「ぽかーん」とした反応を受けていたのが、レスラーの出世に伴い、物理的威力が何も変わらないその技が必殺技になるということがありました。
それは、威力で相手に勝てるというだけではなく「この技で強敵に勝つシーンが見たい!」というファンの期待や団体からの信頼が加わって、技に説得力が出てきているんですよね。
そうなると、その技の構えを見せるだけでスタンドの観客は大盛り上がりになるものなんです。
同じ技術的な能力でも、プレイヤーの力量が変わることで説得力が変わるというのはブログやプロレスだからこそかと。
4.「最強」より「最高」
ブログの評価軸って難しいですよね。
PVという人も居ますけれど儲け額を気にしている人もいます。
そういう話じゃなくって、
- この人の書いていることが好き
- この人の理論展開が好き
- この人のブログのデザインが好き
などなど評価軸が様々で、要は読者一人一人が自分の評価軸で「最高」を決めているのがブログです。
一方プロレスも、タイトルを持っている人が最強と決めること自体が難しいです。団体の内部の方が「この人をチャンピオンの路線で行こう」と考えた場合に、それはそのレスラーが最強かどうかよりも、その時点で最高かどうかを考えているんじゃないかな。
さて、プロレスの「最高」の基準もとても難しいしファンそれぞれだと思うのですが、僕は
- 技の説得力
- 試合前・中・後のアピール力
- 痛いときの痛がりよう、勝つときの勝ち方、相手の技を受ける時のフォームの美しさ
- ファンとのやりとり、受け答え、サービス
などなど様々な要素が絡み合って団体にとっての「最高」が決まっていると思います。もちろん、ファンにとっての「最高」の基準もそれぞれじゃないでしょうか。
また、とある超素晴らしいレスラーを、ある事情でチャンピオンでなくしたい場合に、3WAYマッチ(3人で戦って誰かから勝った人が勝利)を行い、勝ち負けに関係ない状態にすることで「負けてないけれど王座陥落」という状況を作り出せるのもプロレスの良い所です。
「その選手の価値を落とすことなくベルトを外し、自由な立場で戦わせてあげることができる」
という事もできるんですね。ファンが、ベルトを持っている・いないに関わらず自分の評価で好きなプロレスラーを応援出来る仕組みになっていると思うんですよねー。
ちなみに僕は、新日本プロレスでは決してエースになっていないけれど、矢野通選手が最高だと思っています。
5.「炎上」担当がいる
ブログでは炎上する人がいらっしゃいますね。狙ってしているのか、自分に素直過ぎるのか。根っこはよく知りませんがブログをよく読む人だと思い浮かぶ人も何人かいるでしょう。
わかりやすい例を挙げるとすれば、
イケダハヤトさん
はあちゅうさん
あたりはが炎上ご担当ブロガーの代表格じゃないでしょうか。
プロレスでももちろん「炎上」担当者がいます。ファイヤーデスマッチというのもありましたが、やっぱり第一人者はFMWという団体を立ち上げた大仁田厚選手でしょう。
彼は電流爆破という、本当に爆薬のようなものを仕掛けるプロレスをやってもいましたが、まったくプロレスのスタイルが違う新日本プロレス系の長州力選手、蝶野正洋選手らに電流爆破の対戦を求めたりしました。これは当時のプロレスファンの間では大きな話題となりました。今のようなTwitterをはじめとしたSNSが普及している時代でしたら、ある意味ネット的にも炎上した案件なんじゃないかと思います。
電流爆破マッチにはロープがあるもの、有刺鉄線がロープの代わりに張り巡らせているものなど沢山ありますが、そこはこの記事では大切な事ではないので割愛します。
自分の意見を素直に言ってるだけで結果的に物議を醸し出している人も
ブログにもプロレスでも、自分の意見を忌憚なく言葉にしているだけだけれど周囲がザワザワしちゃう、というケースもありますね。当の本人は芯が強くて対外的にけろっとしていて。
その「忌憚ないコメント」が同意できれば「おうおう頑張れよ!」となるし、同意出来ないと「最近の○○は」ってなっちゃう所もまた良かったりします。
ブロガーだとお金にまつわる話をさらっと書いちゃう人と、お金の話が大嫌いな読者とのやりとり。
プロレスだと、日本の女子プロレスに限界を感じたASUKA選手と、某日本の女子プロレス選手のバチバチ。
そんな物議も似ている要素だなぁ。コミッショナー制度なんかが確立された存在の所だと、なかなかそういう論争は表に出にくいですもんね。逆に、イデオロギー論争みたいなのが割としっかり見えてくるブログとプロレスは当事者じゃなくても興味深く見守れる所だったりします。
ブログやプロレスって人間臭いから好きだ
いろいろ書いてきたのは、要はそのこと自体が人間くさいからブログとかプロレスって大好きなんだ、ということです。
淡々積み重ねている人でも、隅っこに人間くささを残していたりして。
人間くささ全開の人がちょっと計算高い所を見せたりして。
計算高くやってるぜって人がモロバレだったりして。
こんな「人間」を見せているブログやプロレス。本当に面白いし見てて飽きないです。
そういえばブログ記事に対するコメントでの応酬が激しいときに「またプロレスやってる」なんて言うこともありますねー。
きっと、ブログとプロレスが似ている部分がどこかしらあったりすることにも関係していたりして。
そんなわけで、僕はこれからもブログとプロレスは両方大好きです。