歴史大好き!@odaiji さん曰く、。
歴史小説家の故・司馬遼太郎さんが文庫3巻で書いた「関ヶ原」。原田眞人監督、主要の石田三成役を岡田准一さん、徳川家康役を役所広司さんで2017年秋公開を目指していることが発表になりましたね。歴史好きとしてはたまらんニュースです。
岡田准一と原田眞人が「関ヶ原」映画化で初タッグ、共演に役所広司と有村架純 - 映画ナタリー
こんなニュースが出ていました。ジャニーズの中では好きな岡田准一さんが主演で、原田眞人監督ならなんか期待しちゃいますね。記事中の原田監督のコメントも「戦国時代ファン」って感じがして嬉しいです。
~ 目次 ~
不思議と映像化があまりない司馬版「関ヶ原」
TBSでやった関ヶ原くらいしか記憶にない、司馬遼太郎さんの名作・関ヶ原。これが「駆込み女と駆出し男」で痛烈な時代映画監督デビューを飾った原田眞人さんが手がけるというのはちょっと楽しみで仕方無いです。
原田監督は自身も幕末をイメージしたハリウッド映画・ラストサムライで出演し、日本の軍記には興味津々だった模様。
ぶっちゃけ120分や150分にまとめるんじゃ短いだろ!とは思いますが、良い映像化をして頂きたいものですねえ。
「関ヶ原」と「真田丸
2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」で戦国時代に興味を持たれた方もいらっしゃるかもなので、司馬遼太郎さん作「関ヶ原」の主要武将が「真田丸」で誰が演じているかを、ごくごく簡単に表にしておきます。
もちろん、石田、徳川、真田あたりに気になる人が多いのでしょうけれど。
個人的な注目は、関ヶ原の戦いにもすこーしだけ絡んで大坂の陣で豊臣方についた長宗我部盛親ですかねえ。真田丸の登場を意識して考えると、関ヶ原で西軍について大阪の陣で豊臣方についているメジャー武将の数少ない一人ですから、これから真田丸でこの役を誰が演じるかを覚えておくと、来年の原田監督版「関ヶ原」での楽しみが一つ増えるのかもしれません。
真田丸 | 関ヶ原 | |
---|---|---|
石田三成 | 山本耕史 | 岡田准一 |
徳川家康 | 内野聖陽 | 役所広司 |
島左近 | 不明 | 不明 |
本多正信 | 近藤正臣 | 不明 |
上杉景勝 | 遠藤憲一 | 不明 |
直江兼続 | 村上新悟 | 不明 |
小早川秀秋 | 浅利 陽介 | 不明 |
豊臣秀吉 | 小日向文世 | 不明 |
島津義弘 | 不明 | 不明 |
長宗我部盛親 | 不明 | 不明 |
真田昌幸 | 草刈正雄 | 不明 |
真田幸村 | 堺雅人 | 不明 |
真田信之 | 大泉洋 | 不明 |
こんなシーンに注目したい!
僕が濃厚に描いてほしいなあと思うシーンは以下の三つです。
小早川秀秋の裏切り
やっぱり関ヶ原の戦いの重要ポイントですからね。秀秋が裏切るに至った思考の変遷と実際の裏切り。
裏切られたときの大谷吉継の怒りっぷりなど、周辺の描写も見物です。
島津の撤退戦
石田三成に対する最終的な反感から戦線離脱を決めた島津。1500の兵が100人未満にまで減ってしまう壮絶な退却戦をどう描くか。そこで追い打ちをかけて大けがをし、これが元で死んだ徳川家の武将・井伊直政をどう描くか。ここまで含めて楽しみ。
石田三成と島左近の主従愛
デキているわけではありません(笑)
石田三成の収入が4万石だったころに半分の2万石を投じて雇ったと言われる島左近。
島左近が最も格好良く描かれているのは隆慶一郎さんの「影武者徳川家康」だと思いますが、この関ヶ原もなかなかなもんです。石田三成と島左近の主従を超えた信頼がとても美しいんですよね。
歴史ファンであれば、来年の映画公開の前に司馬さんの関ヶ原と、隆慶一郎さんの影武者徳川家康を熟読し「関ヶ原超かっこいい!」というイメージをもって臨むのがよろしかろうと思います。
関ヶ原の戦いについて
この戦いの当時の「本質」を簡単に説明した記事を書いています。
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