割とフリーライターとかイベント主催とかやっている@odaiji さん曰く、。
会社員時代から使っていたもの、会社をやめてフリーランスになってから使い始めたものなどで「あってよかったなー」と思うオンラインサービスをまとめておきます。2016年11月版、みたいなもんですかね。
Webブラウザーからも使いますが、iPhone・Androidともにアプリがあるものばかり。細切れ時間も有効に仕事ができる便利サービス揃いなので、使えるものから使ってみてくださいませ。
~ 目次 ~
メール
フリーメールはフリーランスにとっては色々と便利なもの。まあ「メール自体もうほとんど使わないよ」という時代でもありますが、メールを使う・使わないの選択肢は自分ではなく相手次第だったりすることの方が多いものです。
また、GoogleやMicrosoftのフリーメール用アカウントを作っておくと、同社のオンラインクラウドサービス(後述)が使えますのでそれも助かります。
Gmail
Gmailはフリーメールの中でも代表格といって良いでしょうね。スマホ用のアプリもありますし、Webでも使えます。
取引先の都合でフリーメールがだめ!みたいに言われるときは、取得した独自ドメインをG Suiteに適用して使用すれば、Gmailのインターフェース・アプリで独自ドメインのメールアドレスを運用することができますよ。ちょっとだけやり方が面倒臭いのと、1アカウント月額500円程度の費用が発生しますので、ビジネスとして必要ならば検討すると良いでしょうね。
Outlook.com
Outlook.comは、マイクロソフトのオンラインのメールなどの一連のサービスです。この中のメールがフリーメールで使えますし、Gmailと同様、独自ドメインでも運用できます。独自ドメインの運用は有料になってしまいますが。
フリーメールまとめ
この2サービスが巨塔と言っても良いと思います。Outlook.comは専用アプリでないとまともに動かないのに対し、Gmailはスマホの設定画面にある「アカウントの追加」でスマホ独自のメールアプリにアカウントを追加できますので、Gmailの方に軍配を上げたいところですね。アプリで使えるなら問題ないよ!というならOutlook.comでも特に問題ありません。
フリーメールにはその他、Yahoo!メールやZOHOメールがあります。
カレンダー
オンラインカレンダーは、メールサービスを提供しているGmail、Outlook.comのアカウントで利用できるそれぞれの会社のサービスがあります。メールとセットで使うのが便利ですね。分けちゃうと、それぞれのアカウント管理が面倒臭いです。
なお、Googleカレンダーはその機能に連携する様々なサービスがあったりする分、サービス連携面で見ると有利かと思います。こういった面を含めてもOutlook.comよりGmailを始めとしたGoogleのツールの方が有利かもしれません。
情報共有・ビジネスチャット
仕事先の方やフリーランス同士の仕事の情報共有に便利なサイトのご紹介です。情報共有や複数人による仕事の打ち合わせがしやすくなります。
新たなお客様となる方が普段使っているツールに合わせられる器用さがある方が遥かに良いので、一通り試してみるのもいいかもしれませんね。
Slack
Slack: Be less busyは見た目がシンプルながら外部サービスとの連携も豊かなコミュニケーションツールです。チャンネル名(トークルーム名、会議室、などと同義でしょうか)に日本語が使えないなど、まだまだ日本語への対応は進んでいませんが、新しいものが好きな企業から、日本でも徐々に浸透しつつあります。
サイボウズライブ
グループウェアで有名なサイボウズLiveも、無料のグループウェア的コミュニケーションツールを提供しています。無料のコミュニケーションツールとしては参加者を多く登録できますし、大規模で短期間のイベントの情報共有などにはピッタリなのではないでしょうか。私も合同メルマガ「Edge Rank」の執筆者の情報共有や、年に一度のブロガーイベント「ブロガーズフェスティバル」のスタッフ間情報共有に使っています。
ChatWork
チャットワーク(ChatWork)も「クラウド会議室」を謳うコミュニケーションツールです。Webメディアの編集部さんなどがライターとの打ち合わせにこのツールを使っているところもいくつか見たことがあります。無料ユーザーの場合は参加できる会議室の数が少なめなので、使わなくなったものはどんどん退出すると良いでしょう。
情報共有・チャットのまとめ
次の「ダイレクトメッセージ」ツールとの兼ね合いまで込みで、情報共有ツールのどれを使うのかの選択肢は随分広がります。相手に応じて使い分けるケースがほとんどですので、一通り使ってみて、アカウントを持っておくと柔軟に対応できますね。
個人間のダイレクトメッセージ
電話や電子メールから、個人の言葉のやり取りの主役に移ってきていると思われるダイレクトメッセージ。上のコミュニケーションツールに一部含まれているケースもあります。時と場合によって使い分けていけば良いですね。
Facebook Messenger
Facebookの個人間のダイレクトメッセンジャーアプリ「Messenger」は、Facebookのアカウントが無くても利用可能です。
Facebookでプライベートを晒したくないけれど連絡を取り合いたい、という方も安心して使えますな。
LINE
有名なので今更感もあるLINE(ライン)ですけれど。スタンプなんかが軽快に送れるんで、ライトにメッセージを送りやすいというのがありますね。日本人の利用率が高いのも、交換しやすいメッセンジャーとしては大切なことだと思いますよ。
情報を得るとか拡散するとか、そういった用途に適していそうなTwitterですが、こちらも個人間でダイレクトメッセージのやり取りができます。ダイレクトメッセージでは140文字という文字数の撤廃もされますので、昔ほど使い勝手は悪くありません。ただ、会社の経営だけが心配・・・(2016年11月時点)
ハングアウト(Google)
Gmailのアカウントを持っていれば自動的に使えるのがハングアウト。Google ハングアウト - Chrome ウェブストアでは、Chromeブラウザの拡張機能としても使えます。
こちらも個人でのダイレクトメッセージやグループチャットのようなものが使えるのですが、便利なのはGmailの画面で過去のチャット内容をGoogle的に便利に検索できるというもの。他のチャットツールよりも過去の履歴を遡るのがうんと楽だと思いますよ。よかったら後で見返すチャットをするならGoogleハングアウトがFacebookやLINEより強い | 明日やりますの記事をご一読くださいませ。
Skype
マイクロソフトが持ってるダイレクトメッセージ・チャットツールがSkypeです。歴史のあるサービスですし通信の品質が良いという話もあるので、いまだにこれが重宝している人も多いと思われます。
ダイレクトメッセージツールのまとめ
一つ上の情報共有・チャットのツールとかぶる部分もありますが、割と個人っぽいのがここで紹介したツール群です。
最近は電話やメールのかわりにこういったツールで連絡を取り合う人も多いですが、できれば二つ以上のツールで「友達」になっておくことをおすすめします。一つだけのツールでしか関係がないと、そのツールがダウンしているときに連絡が取れなくなってしまいますからね。
お互いGmailを交換する、という前提だったらハングアウトの通信がまずできるから、それとFacebook、みたいな複数の手段、おすすめです。
オンラインストレージサービス
今や自宅にデータを置くことも少なくなってきたのは、クラウド上にデータをおいておけるからです。クラウド上にファイル・データをおいておけるサービスも複数あり、相手によって使うツールが変わるケースがあります。大きなファイルは、メールやメッセンジャーに添付するのではなく、オンラインストレージファイルに置いて共有URLをシェアすることもありますから。
以下の3つが使える環境にあれば、まあ困ることは無いでしょう。
DropBox
オンラインストレージサービスの走り・Dropbox。無料で最初から使える容量は2GBと少なめですが、ユーザー数の実績や、うっかり更新してしまったファイルを過去バージョンに戻したいときにサクッと戻せるのはとても安心感が強いですね。
Googleドライブ
Googleアカウントがあれば無料でも15GB利用できるGoogle ドライブですが、僕の身のまわりでは、ファイル共有とかを行うクラウドストレージの使い方よりも、ワープロや表計算のドキュメントを複数人で同時に編集できる「ドキュメント」「スプレッド」の利用にメリットの大きさを感じている人が多いようです。
もちろんクラウドストレージとしてファイルの共有もできますけれどね。
会社勤めの場合ってスタッフ全員が同じパソコンのOSや、同じオフィスソフトを使っていることが多いから意識しないんですけれど、フリーランス同士の仕事を考えると、僕はMacだけど相手はWindows、僕はMSのPowerPointだけれど相手はAppleのKeyNote、みたいなケースもあるじゃないですか。そういうときの折衷案としても大変有効ですよ。
▼これはオンラインストレージ
▼これはみんなで寄ってたかって編集できるワープロ的なやつ。みんなで議事録作るときとか、ほんと便利
▼これはスプレッドシート。みんなでイベントなんかの時間割を編集したりするときに便利
OneDrive
マイクロソフトのクラウドストレージがMicrosoft OneDrive。他のストレージと同様でファイルの共有もできます。Googleのと違うこちらのメリットは、Word、Excel、PowerPointといったシェアの大きいマイクロソフトのOfficeアプリケーションで、みんなで寄ってたかってファイルを編集できること。
あとは個人でもパソコンにOfficeを入れてる人だと、OneDriveが1TB利用できるようなライセンスが付いていることもあります。自分のメイン使用をOneDriveにして、外部とのシェア用にDropBoxやGoogleドライブを使う、という手も考えられますよ。
オンラインストレージまとめ
およそですが、毎月1000円ほど払うと1TBほどの外部ストレージを借りられるサービスです。データを外に預けることに対する不安が大きいのはもちろんわかります。
その上で、自宅のハードディスクはきちんとバックアップを取っているか、パソコンにウィルスチェックをしっかりいれていて「自宅環境がもっとも堅牢」といえるのかを良く考えてみる。それ次第で何が安全かは変わってきますよね。
僕はパソコンに入れているOfficeソフトの関係でOneDriveが1TB利用できるので、メイン利用・どんどんデータを突っ込む先はOneDriveにしています。GoogleとDropboxは第三者とのデータ共有をメインに考えています。
情報管理(ノート)
ここからは比較的「自分の問題」になってきます。これまでのサービスに関しては対人の問題がいろいろあったため、相手に合わせて選択するという視点が強かったのですが、ここ以降は、基本的に自分が使いたいかどうか、だけで見て大丈夫。
僕も、自分が使ったことのあるサービスしかご紹介しません。
で、最初は情報管理(ノート)編です。Evernoteとか、そんなの。
その昔、ネットで気になる情報はURLをブラウザーにブックマークしまくり、ブックマークの散らかりを無視しつつ「これが俺のネットのデータベースだ」と思っていました。やがて、リンク先が途切れたりして自分の情報だと思っていたものが内部に保存されてないことに気が付きました。
今はクラウドで、自分の気になったメモはどんどんノートサービスに保存できるようになっています。そんなサービスをご紹介。
Evernote
この手のサービスで一番有名じゃないですかね。Evernoteは。紙のノートへ記録するのと違い、増えても増えても一発で検索できますから利便性が高すぎます。
Evernoteもそんなに経営が楽じゃない説が噂されたりしていて・・・。サービスの継続、頑張ってほしいです。
Google Keep
Googleはこのジャンルにも顔出しているのか!というのがGoogle Keep。Chromeブラウザーの拡張機能としても使えます。
付箋にばんばん書き込んでデジタルのノートに挟み込む!といったインターフェースがいい感じですね。Evernoteと似て非なるものなので、気になる人は両方試してみたらいかがでしょうか?
OneNote
MicrosoftのノートサービスがMicrosoft OneNoteです。
PDFファイルへの書き込みやOfficeデータとの連携などはOneNoteが得意としている分野で、Windows・Officeのペアで仕事をシている人には本当にマッチしているでしょう。一方、Webクリップなどを中心にノート取っていく、モバイルアプリを中心に使うならEvernoteの使い勝手が勝るかな。
情報管理(ノート)まとめ
三者三様、似て非なるものというのがこの3つです。僕なら、ですが、一番普通に使うならEvernote。大容量データをがんがん突っ込むなら、Officeを購入してOneDriveの容量が多い関係でOneNoteかな。
Googleの大ファンならKEEPを試してみて下さい!
ToDo管理
仕事するならToDo管理はやっておきたいもの。まあ、カレンダーに全部書き込んじゃうっていうのもありますけれど、ToDoに関して使ったことがある二つをご紹介します。
Todoist
Todoistはパソコンでもスマホでも簡単に操作がしやすくて好き。僕はそんなに細かくToDoを管理しまくるタイプじゃないのでどのサービスでも行けると思うのですけれど、今はこれを使っています。
これもChromeのサービスもありますし、スマホの利用も長けています。
Wunderlist
これWunderlistも評判の良いToDo管理サービス。複数人でのタスク管理もらくらくできます。
一人で、さくっと管理するならTodoist、夫婦で家事のタスクを管理する、みたいな使い方ならWunderlistがいいかもですね。
名刺管理・顧客管理ほか
客先に関する管理についてはここで。といっても、名刺管理と、請求書・入金管理です。
eight
大きな会社だと名刺は管理部門に渡したらファイリングしてくれたりするんだけれどね。個人だとそうはいきませんよね。
今使っている名刺管理はEightです。スマホのカメラでばしゃばしゃ名刺を撮影してアップロードすればOKです。お互いに登録した状態になると、相手のステータスもいろいろ見えて面白いです。いや、悪い意味じゃなくて。
最近はSNSのタイムラインみたいな機能もありますし、ここにビジネス的な動きを書いている友人もいますので、使い方しだいでは仕事に役立つ情報が落ちているかもしれませんよ!
freee
フリーになった直後、ご請求書ってExcelで作っていました。テンプレ作って相手ごとにちょこちょこコピーして作り変えて、それでご請求・入金管理してました。
・・・無理でした。
請求書・入金管理から申告関連の作業までちゃちゃっとやってくれるfreeeは本当にありがたいです。毎月数百円の課金してるけど、全然高いと思わない。あ、ジャンル的には会計ソフトなのかな。
電話・FAX
090電話は高いから発信用に050電話がほしい。Faxなんて自宅にはいらないけれど、割とレガシーなお客様用に最低限の環境だけ持っていたい。そんなときのためにインターネット電話・インターネットFaxをうまく使えると便利ですね。
050Plus
電話回線の契約をしていないスマホでも通話ができる050 plusを発信用に使っています。個人的には電話ってそこまで良い音質を必要としてなくって、すこしだけノイズがはいるこれでも全然OK。やすいです。同じサービス同士だと無料だったりもします。
友達の場合はFacebookの音声通話を使ったりします。
FAX050
その昔FAXを多用していたときに契約していたのがFAX050.JPです。送りたいデータをアップロードして、WebページからFax送信できたので、外出先で紙に出力できなくても全然問題ありませんでした。スキャンアプリがあれば、紙状のものをFaxするのも簡単。
ライフログ
「あの日、自分、何してたっけ・・・」。仕事上思い出す必要があるケースってありますよねー。そんなマメに行動記録はとらないもの。こういう情報はスマホに覚えさせちゃうのが一番です。
Moves
1回スマホのアプリを起動しておけばあとは勝手に位置情報を記録してくれるのがMoves。大体の移動履歴が取れたり、データのエクスポートもできるので実に安心。酔いすぎて帰り道の記憶がないときとか、足取りたどれますよ(笑)
swarm
訪れた駅やランドマークなどに「チェックイン」するサービスがSwarmです。インスタグラムとかと連携できるので、記念写真をインスタに上げる人とかなら自然にチェックインもできちゃいますね。チェックインをしっかりしておけば、振り返ってあの日どこに行ってたかがわかろうというものです。
まとめ
なんだかんだ20位はご紹介したんですかね。こういうネットサービスを使えるように準備しておけば、総務や経理のいないフリーランスになっても最低限のことがちょこちょこできたりしますよ。
もろもろ試してみてくださいませ!