たまにビッグサイトで取材をすることがあります。名前の通りとてもビッグなサイトなので、そもそもイベントを見に行く人でもどこに行ったら良いか分からなくなったりもしますよね。プレス受付や行列の並び、会場内移動を考えておきますと最寄り駅にイベントの1時間前には着いておいた方がいいですよ、と感じた訳です。心の余裕が大きく変わります。
他の大会場でも、基本は同じですね。小さな会場の取材より時間の余裕を持ちましょう。
1時間って大げさにうつりますか?でも、以下のようなポイントがあるので、割と現実的なラインかなと思っています。
~ 目次 ~
プレス受付の場所確認・移動に時間がかかる
取材する場合は、まずプレス受付で腕章などを受け取らなければなりません。つまり会場に行くと最初にプレス受付の場所を探すことになります。
ビッグサイトと一口にいっても、同時に複数の展示会が開催されているのが普通です。従って、
- まず展示会とその場所を特定し
- 次にその展示会のプレス受付を探す
となるんですよね。
プレス受付は一般参加者向けのサービスではないので会場内の情報量は圧倒的に少ないものです。また、プレス受付はきらびやかな会場とは裏腹に、地味な会議室スペースなどに設けられているため油断すると見逃しがち。
誘導係の人などに話を聞きながら探すため時間を割かれる可能性があります。迷子属性をお持ちの方ならなおさらですよ。
プレス受付が並ぶ場合あり
いざプレス受付にたどり着いても、そこが混んでいることも。自分の経験上ですが多くのプレス受付は係の人が1~2名で対応してくれます。ここで並ぶ可能性があることはリスクに入れておいて良いでしょう。
自分の例ではプレス受付に一般人の老夫婦が「外に出てお弁当を食べようと思ったら入れなくなってしまって!」と苦情を言っているために後ろがつかえた、ということがありました。油断禁物です。
なお、プレス受付の場合は名刺2枚必要になることがあります。1枚は主催者へ渡し、1枚はプレス受付時に借り受けるネックストラップに挟み込んでおくような用途に使います。
到着時間と関係ありませんが大切なノウハウとして
名刺交換をしないイベントでも、名刺2枚持って行きましょう。
サイフやらスマホケースやら、いろいろな所に名刺を2枚隠し持っておくといいですね。
プレス受付と会場が離れていることもある
プレス受付が1階にあり、取材会場が国際会議場(会議棟7階)だった!といったケースもあります。
こうなるとビッグサイト内の移動で10分かかってもまったく不思議はありません。
「いやー、あんなに離れてるとは思いませんでしたよー」
は言い訳にならんのです。
取材前にトイレなどすませておきたい
いざ取材、の前にトイレなどは済ませておきたいですよね。
講演やステージイベントなどを取材する場合は、その時間直前に人がわらわらするケースがもちろんあります。ここでトイレ渋滞に巻き込まれるのは取材する側としては本当に心臓に悪いものです。
一般参加でしたら「あーちくしょう、最初見逃したわー」
で済むのですが、取材側はそうは行きません。早めにトイレを済ませ、万全の体制で臨みたいものです。
講演によっては一般参加者と同じ列に並ぶことあり
基調講演などの取材の場合で、一般の参加者と同じ列に並ぶよう指示されることがあります。プレスを別枠で入れてくれるケース、一般参加者と同じ枠で並ぶケースは、その講演のスタイルによります。
係員の中でもプレス対応の情報が共有されていないケースもあります。ある人に聞いて「一般の方と一緒に並んでください!」と言われても、別の人に聞くと「こちらからどうぞ!」と通されることもありました。場況に応じて行動も変えていきたいところです。
一般参加者と同じ列に並ぶ場合、場所取りが結果的に熾烈になります。早い者順に席をきめられるのであれば、それはそれで早く並んだメリットも得られますが、早く並んでも座席指定だったりするケースもあり、これも並んでみないと分からないケースがあります。
ただ、遅く着けば遅く着くほど自由度が失われるのは間違いありません。余裕をもって早めに着くことが大切ですね。
イベントプログラムに目を通しておくと、ひとつ前のプログラムの終了時刻と、取材対象のプログラムの開始時刻は分かります。前のプログラムの終了前に様子を見に行けるくらいの余裕があると良いです。人気講演ですとその時点で行列が始まっている場合もありますが、そこで行列に合流できれば、さすがに席が悪すぎて取材にならん!ということにはならないでしょう。
最悪の可能性を考えて1時間前には最寄り駅に
最寄り駅からビッグサイトまでも10分くらいは平均してかかると考えますと、最悪に最悪が重なれば、これでも一般参加者の行列の中盤くらいに並ぶことになる、というケースもあるわけです。
交通事情で30分ほど前に最寄り駅に着いたときに、本当にぎりぎりになってヒヤリとしたことがあります。
会場内を走り回るのも良くありません。事故防止のためにもゆったりとした移動を心がけたいです。
ビッグサイトを始め大会場での取材には、中の移動時間や講演開始時刻を意識して早めに着いておきたいものですね。
現地で時間の余裕があるのは悪いことではありませんから。