ASUSのブロガーイベント「ZenTour 年末年始大感謝際」でプレゼントいただいたZneFone3をテストがてらもろもろ使っていますが、ざっくり言えば快調に使えています。
ときに、うちの70代の両親がそろそろ初めてのスマホにチャレンジしたいということで、使い勝手もよく価格も手頃なこのZenFone3を選択して使ってもらうことにしました。
~ 目次 ~
両親の簡単なスペック
僕が今45歳ですから、70過ぎていてもおかしくないわけですね、両親。父はパズル好きの凝り性、母はデジタルにまったくうとい、というのが現状です。しかしながら両親ともスマホは初めて、タッチ式のディスプレイも初めて、といった状況。どうなりますことやら。
父
- 予算は40,000円くらい。安すぎて動作重いのは嫌
- ガラケーはずっと使っている
- パズルなどは大好き。オンライン麻雀ゲーム「東風荘」のヘビーユーザー
- 若かりし日にルービックキューブを自力で解き、解法パターンまで編み出すくらいの凝り性
- 自宅近辺で行える仕事をしており、外出時には紙の地図などで行き先を確認していた
- 個人事業主。その手の費用は領収書がほしいそうな
母
- 予算は40,000円くらい。安すぎて動作重いのは嫌
- デジタルものはとんと苦手
- らくらくケータイ的なものを利用
- 様々な作業を全て紙・手作業で行う苦労人
- 個人事業主。その手の費用は領収書がほしいそうな
購入動機・切り替えについて
僕以上に仲良くしている姪(僕にとってはいとこ)から、撮影した写真の画質がきれいではない、ということを言われたのが気になっている模様。また、ガラケーの操作や不具合(?)で僕に質問が来ても僕がもうガラケーの操作を覚えてなくて「そろそろ変えてくれ!」とお願い。ようやく乗ってくれた感じです。
とはいえ高齢者でもあるので、使ったものの「やっぱりガラケーがいい!」ということもあるだろうことを想定し、二人に相談して
「とりあえずスマホに格安SIMを挿して、電話以外のスマホの機能を使ってみよう。そうやって操作に慣れて、移行しても良いと思うのであれば移行しよう。
だめならスマホを中古で売却し、格安SIM代とスマホの購入・売却の損益は授業料として納得してくれ」
という約束で購入することにした。つまり、今ガラケーで出来ていることはガラケーでやってもらう、という2台持ち状態ですね。
将来的な移行について、DSDSができるZenFone3であれば、ガラケーのSIMを挿して、データ通信を格安SIMにまかせてしまえば手離れも良さそうだというのも魅力の一つです。
購入とインストール
購入と初期設定は基本的にこちらでやってあげました。
購入
両親ともにGoogleのアカウントすら持っていなかったため、購入手続きの前にGmailアカウント(同時にGoogleのアカウント)を取得。
割といろいろなメディアで速度が好調と言われているUQ mobileのセット端末にZenFone3があったため、そこから購入。
将来は、両親と僕との会話のやり取りを電話からテキストメッセージに置き換えたいと思っています。LINEやるならLINEモバイルがいいけど、FaceBookのメッセンジャーでいいから。これなら兄貴や兄貴の嫁さんも持ってますからね。
運転免許証を持っている父はあっさり購入できたが母は顔写真つきの公的証明書を持っていなかったため、保険証・住民票の合わせ技で本人証明をして購入。
ほかに購入した周辺機器はリビングに置く用の充電ケーブル、スマホケース。父はストラップがほしいということで、ストラップ対応のスマホケースにし、ストラップ自体は好みのものに任せました。
両親用に買い揃えたスマホケースは、【PR】ASUSのスマホイベント参加、ZenFone 3がお年寄りに優しそうと感じた #ZenTour大感謝祭←このイベントの際にお土産に頂いた、こちらです。
透明なので本体のきれいなデザインも活かしつつ、両親向けのストラップホールもあり、ニーズを満たしています。
ちょっと、ボリューム上下や電源のボタンが固くなるかな?
初期設定
購入したスマホの初期設定はAndroidのそれなので特記事項なし。
ZenTourで聞いた簡単画面にしようと思ったけれど、まず普通の画面で操作させて、難しいと思うなら簡単画面にすることに個人的に決めました。
スマホで操作したいことは何?ときくと、
父はWeb閲覧、地図、メモ系、パズルゲーム、読書。
母はWeb閲覧、音声の再生、カメラ。
と、当面やりたいことを教えてくれました。
まずやりたいことを快適にさせてあげる作戦を立てます。
カメラの使いかたも、低努力・高効果の操作を教えてあげないとな・・・。
初めの一歩
何はともあれ、本当に基本的な動作を教えないとアプリを操作できません。
幸い二人ともWindowsパソコンを使ったことがあります。「アイコンを触って」とおいえば、タップの操作はできる・・・と思ったら、母の方は長押ししてしまう。
物理的なボタンなんかだとそうだと思うのですが、反応するまでボタンを押してしまうことがあるじゃないですか。それと同じ操作をしてしまうんですね。その矯正に一苦労。
「チョンと触ればいいよ。」
というのを身体で覚えてもらわないといけません。
何かあったらホームボタン
一日中僕が操作を見てあげる訳にいきません。従って魔法の一言
「まずどうして良いかわからなくなったら家の絵をタップして」。
最初の画面に戻るから、そこから操作をやり直せばいいよということを丸っと解説します。メモリ3GBあるZenFone3だから、ちょっと前に動かしていたアプリの状況は覚えていてくれます。なのでとりあえずホームボタンで戻ってもらい、アプリアイコンをもう一度押し直してもらうことで当面は大丈夫そう。
タスク切り替え、タスクの強制削除は当分教えません。タスクの概念を教えるのも大変だし。
フリック入力
携帯と同じ感じで文字を入れられるから大丈夫だよ、と言うと
「若い人がやってるような指を滑らせるやり方で入れたい」
とのこと。どこで覚えたんだ。ああ、姪っ子がやってたのか。
ZenFone3のデフォルトはATOKだったけれどあの扇のように開くタイプのフリックは僕の手が覚えていない。Google日本語入力をインストールしてフリック入力をコーチしました。喜ぶ両親。
「こんなのもできるよ」
入力欄右にあるマイクのアイコンを触ってから音声入力をしてみると、きちんと認識してくれるのに両親びっくり。
父は音声入力で早速日本相撲協会のサイトを検索していました。稀勢の里の優勝・横綱昇進が嬉しかったみたい。
まだまだ両親のチャレンジは続きます。
とりあえず普通のホーム画面で使えそうだと判断できた父のスマホ環境。ゲームアプリと青空文庫のアプリを入れてあげて、名作を読める環境を作ってあげました。
これで「退屈したからもうスマホ使ってないよ」は当面回避できそうです。
母は確定申告でうなり中。スマホを本格的に触るのは3月後半になりそうです。本当は逃げているんじゃないかなと思ったりもしますが、逃がさねえぞ。
画面サイズと手持ちのフィット感はZenFone3で不満なさそうな両親。搭載メモリ容量のおかげでタスク切り替えを教える手間を当分省き、たまの指導で済むようになんとか乗り切れそうです。
また、僕用に同じZenFone3が手元にあるのも環境としてはありがたく、ZenTourに参加して良かったなあと思っている次第です。頑張って両親がスマホを使えるように導いて行きます。