70代の父がスマホを初めて持つというので購入やら設定やらアプリの使い方やらを教えながら、なにがわかりやすい・わかりにくい、というのを見ています。データ通信のみの格安SIMだけを挿してスマホに慣れてもらい、操作の恐怖感が無くなったところでいよいよ電話の環境を移行することにしました。
利用スマホはASUSのZenFone3。通話用SIMとデータ通信用SIMの二枚挿しで使えるDSDS対応スマホなので、MNPの手続きなどしないまま環境の引っ越しを行いました。
年末年始のASUSさんのブロガーイベント「Zentour大感謝祭」でレビュー用にいただいたZenFone3を僕の確認兼電話マシンとして、両親にはそれぞれZenFone3を使ってもらっています。こちらでレビュー用にいただけたのが、サポートにとても役立っています。ありがたし。
~ 目次 ~
今となっては罠の多いガラケー→スマホへの移行
父がこれまで使っていたガラケーはドコモのN905iμ。2007年に発売された製品です。懐かしい。
ここからスマホへの移行においては、ちょいちょい困った点がありました。半分くらいは僕がガラケーを「忘れている」からというのもあるかもしれませんけれどね。
ZenFone3へ電話帳データを移行
ドコモ端末からASUSの端末に電話帳データを移すにあたり、最も手軽と考えたのはSDカード経由でした。いざそれをやろうと思って作業を進めようとしたところ、親のガラケーにはSDカードが入っていません。で、手持ちのカードを挿してみたら認識しないんですよ。
そう。この頃のMicro SDカードは、SDXCでもSDHCでもなく、SDカードなんですよね。何年も前に捨てちゃったよ。
ということで2GBのSDカード、購入しました。
移行したらもう使わないだろうなぁ…。あ、母の移行もあるから、そこまでは持つか。
ノーマルサイズのSIMカードをNano SIMに交換してZenFone3に挿入
SIMカードのサイズには大きい順に普通サイズ、Micro SIM、Nano SIMの3種類があります。ZenFone3のSIMトレイにはMicro SIMサイズまでが乗るのですが、N905iμは普通サイズでした。こればかりは仕方ない。ドコモショップに親と行って、もっとも小さいNano SIMにサイズ変更をしました。契約はそもそもFOMAで、何も変更しません。
ドコモショップに行きカードサイズの変更、契約は何もいじらない、ということを伝えて作業を待ちます。途中ドコモショップの店員さんの質問に答え、ZenFone3での動作補償をドコモではしていないことなどを聞きながらカードが変わるのを待ちます。
ショップから出てきたときの父の言葉は
「お前がいなかったら何を答えて良いかもわからなかったな」
ということでした。ちょっと前にスマホの契約時に要らないオプションをばんばんつけられちゃう、なんてキャリアショップでのトラブルがありましたが、そりゃあわかんないだろうなあ、一つ一つ説明していたら営業時間おわっちゃうもんなあ、といった感じ。
息子である僕が「それはOKで大丈夫」「問題ないから進めよう」「それは不要」といったことを言えるからスムーズに終わった部分もあるんですよね。
ZenFone3、インターフェースに戸惑う
さて、DSDSでドコモのFOMA契約と格安SIMの通信体制になったZenFone3ですが、電話の応答で父は詰まりました。試しに僕が電話をしたりして作業を教えたのですが、端末利用時とロック時で、電話に応答するときのインターフェースが異なったのです。
最初はこれを想定して、緑のボタンを押せば電話に出る、赤いボタンを押したら電話を切る、と教えていたのです。
しかしロック時(画面が暗くなった時)に音声通話が着信したときの画面は
真ん中の丸印を右にスワイプすると電話に出る、左にスワイプすると電話を切る、という挙動に変わるのですよね。
スマホを触りながら教えていたので通常画面からの応答のみ操作を教えてしまったのですが、あとあとロック時にかかってきたときに電話に出られなかった!と叱られました。
確かに僕なら、教えられなくてもあの画面になったらスワイプしようと考えます。でも、スマホを初めて使う父が2つの画面を知って言った言葉は
「なぜ同じことをするのに異なる操作なの?」
ということ。インターフェースって難しいですね。
※もしこのインターフェースを統一する方法がありましたらぜひ教えてください!
とにかく移行は一旦終了
いろいろありましたが移行も終わり、今は父に自由に触ってもらっています。
練習のために僕に電話かけてもいいよ、忙しいときは出ないけどね、ということを伝えてあるので、いつ来るかわからないけれど慣れてほしいなあと思っているところです。
今でも仕事をしていてお客様と電話でやり取りをする父なので、電話に慣れてもらわないと困るのですけれどね。
さて、父が言いました。
「友達とLINEをしたいけれどどうしたらいいの?」
ああ、UQ MobileではLINEのID検索ができないんだよー!…LINEモバイルに移行するか。
きっと、次回に続く。