11月15日は、幕末のスターの1人・坂本龍馬の誕生日であり命日でもあります。特に2017年は没後150年=大政奉還から150年。その記念すべき日に東京・銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」企画のイベントがありましたので参加してきました。ゲスト登場のビビる大木さん、シンガーソングライターの丸本莉子さんのトークや歌を堪能してきましたよ。
特別な「龍馬御膳」をいただく
イベントの開始はランチタイムでした。高知県アンテナショップの2階は「TOSA DINING おきゃく」という高知県の食材を活用したダイニング。こちらで地元料理をたっぷりと頂いて参りましたよ。


ご飯+みそ汁に、デザート込み5皿。モリモリです。

高知のカツオは厚く切ってくれるのが嬉しいところ。
加えてにんにくや長ネギ・玉ねぎをたっぷり入れてくれるのも嬉しいところです。
そういえば春に高知県のひろめ市場に行ったときも、カツオにはにんにくたっぷりだったなあ。

シラスっぽいのは高知では「ドロメ」といいます。それにヌタの付け合わせ。高知県のヌタはオリジナルなやつで、葉にんにくをおろしたものが入っています。

四方竹(しほうちく)という竹の、まあたけのこです。煮物。サクやわらかい、といった感じの歯ざわりが美味しかった。

パプリカ、ナス、オクラ、カボチャ(見えない)の天ぷらでした。サクサクな歯ざわりでしたよ。

グァバのゼリーがデザートでついていました。
いやいやおかずが美味しくて、ご飯とみそ汁おかわりしちゃいましたよ。舌鼓を打ちつつほかの参加者の方と談笑しつつ、イベント本番を待ちます。
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暖かくややハスキーな声が魅力の丸本莉子さんミニライブで耳の保養

食事に続いて行われたのが、高知県観光特使にもなっているシンガーソングライターの丸本莉子さん。
この時まで存じ上げない方だったのですが、アコースティックギター一本持っての登場は個人的に好きな感じ。
丸本さんは広島出身。四年前に初めて高知で歌い、その際に桂浜を訪れて龍馬さんに出会ったそうで。その時から龍馬や高知県が大好きになったのだとか。
2016奥四万十博テーマソングにもなった「がんばる乙女 ~Happy smile again~」など数曲を歌ってくださいました。
特に最後の曲のときはマイクも外し、ギターからケーブルも外し、生声、生音での歌を聴かせてくださいました。さすがストリート出身と言いますか。30人ほどの会場でスピーカーなしで聴かせるのはお手のもの、といった感じです。
「ココロ予報」、素敵な曲でした!
幕末マニアっぷりで好きになっちゃった!ビビる大木さんトークショー

偏見を承知で言いますけれど、僕、芸能人の「特技」って、仕事のためにとってつけたような気がして全然好きじゃないんですよ。本当は好きじゃなくてもその方がしごとが増えるから、みたいな理由で何か勉強してんじゃないの?みたいな疑いを持って、斜めから見ちゃいます。
でもこの日、ビビる大木さんのトークショーを聞いて
「あ、この人の幕末好きは本当だ」
って思いました。これはイイっす。さすがジョン万次郎資料館の名誉館長。
司会の方のスライドを元に進行したのですが、話題の大部分は坂本龍馬暗殺の真犯人は誰なのかということについて、司会の人と1時間くらい語っていた印象です。

龍馬暗殺の際の近江屋の図を見ながらペンで指差して、
「龍馬と中岡慎太郎のいた部屋の下に主人夫婦がいたんですよ」
「しゃも肉を買いに行かされた小間使いが、近くの店だったにもかかわらず1時間は帰ってこなかった」
「薩長は独自の政権が欲しかったはずだから、平等な世の中を作ろうとしていた龍馬は大政奉還が終わった今邪魔でしかない」
「いろは丸事件で紀州とは問題あったんですよね」
こんなことを、自分で調べてきたメモを見ながら話していて、
「いやいや結局犯人はわかっていないんですよ。みなさんはどう思いますか?」
なんて話しているんですよね。これトークショーじゃなくて、歴史マニアの居酒屋トークです。でもね、めっちゃ楽しいの。こういうトークショー的なの自分でもやりたい。

ところどころ、武田鉄矢さんや黒鉄ヒロシさんとのエピソードも織り込んでくれました。
「坂本龍馬を演じることになった役者さんはなぜか武田鉄矢さんのところに挨拶に行くんですよ」
「武田鉄矢さんは坂本龍馬のことを『坂本』って呼ぶんですよ。友達かよ!」
みたいな。
参加者の皆が皆歴史マニアっていうわけではなかったみたいですが、大木さんの歴史を交えた楽しいトークであっという間に時間が経ちました。
今年と来年は幕末ネタが面白い
坂本龍馬は大政奉還を成し遂げた1ヶ月後に暗殺されます。つまり、大政奉還や坂本龍馬の死後150年というのが今年。
そして来年は明治新政府の誕生から150年です。
だから、明治維新に尽力した薩長土肥(薩摩=鹿児島、長州=山口、土佐=高知、肥前=佐賀)は今年・来年はイベントが盛りだくさんなんじゃないですかね。
多分幕末関連の◯◯後150年、というのは西郷さんが亡くなった西南戦争から150年となる2027年くらいまでは何かしら続いて行くでしょう。
幕末に興味をもっていくと、この10年くらいはさまざまなイベントが楽しめると思いますよ!