安藤百福という方をご存知ですか?よく知ってる「アレ」を開発した人なんですけれどね……。正解はインスタントラーメン。
台湾・台中で生まれ、台南で育ち日本に来た安藤氏は、祖国の食べ物を意識してインスタントラーメンを作ったと言われています。その、インスタントラーメンのルーツと言えるものが、台南にある「意麺」です。
その意麺を味わうために台南を訪れ、老舗店「小杜意麺」に食べに行ってきました!
~ 目次 ~
台湾鉄道・台南駅から15〜20分くらい
台南駅(HSR)は、台湾新幹線の台南駅と、台湾鉄道の台南駅があります。台南の街中を歩くということは、台湾鉄道の台南駅に行く必要がありますので、新幹線の台南駅から沙崙(しゃるん)駅へ徒歩で移動し、台湾鉄道に乗ります。乗れば20分ほどで台湾鉄道の台南駅に到着します。
駅から求めるお店「小杜意麺」までは徒歩15〜20分くらいと思います。のんびり歩きましょう。
到着、憧れの意麺を注文する

到着しました。メニューをみて注文します。

メニュー表の左ですね。意麺はスープの有無と量の大中があります。僕はスープありの大を注文しました。55元だから、1元4円としても220円くらい。安い。

10分弱ほどでしょうか。他のお客さんとの兼ね合いもあって少し待ちましたが無事着丼。サイコロ状の肉はカップヌードルを思い出させます。そしてペラっとした肉も、インスタントラーメンにはおなじみの存在かもしれません。

縮れた感じの白い麺も、初めて食べるのにどこか懐かしい感じがします。あえていうならどん兵衛的な佇まいといいますかね。

この肉はしっかりした味が付いていました。また、おそらくこの肉を作る過程で出た脂がスープの脂としても機能しており、あっさり目のスープに旨味を与える大切な役割を果たしているような気がします。この肉だけでご飯食べたい。

こういう肉も、なんかカップヌードルを思い出しませんか?あっさりしたものでしたが、シンプルなラーメンにはこういう具がぴったりだったりします。

あっさりスープ。多分魚介。でも、お肉から出た脂や旨みが混ざって、これがおいしいの。日本のいんすたんとラーメンは味付けが濃すぎなんだなあとこれを食べて思いましたよ。感覚的にはスープの粉を半分くらいだけ使ってインスタントラーメンを作り、そこに旨味を足し込んだっていう感じですかね。


テーブルにあったラー油と醬はともに絶品でした。多分他の食材につけて食べるんだと思います。日本でこの味ならお土産ように1瓶1000円くらいで売れる。

てことで、あっという間に完食しました。はあああああ美味しかった!
どうやらお店のルール的にはお金を先払いするようだったのですが、僕は帰り際に払ったのでお店の人に不思議がられました。ごめんよ習慣がわかってなくて。
また台湾に行ったら必ず食べたい!
意麺は台南だけのものなのか。台北にあるのか。そのあたりを調べずに、台南に行くんだから食べよう、という感じで食べに行った意麺です。
これはまた台湾を訪れたときには必ず食べに行きたい麺です。いやあ本当においしかったです!
小杜意麺
お店の情報はこちらです!
深夜までやっているので、台南で飲んだ後に寄ってあっさり麺を食べるのもおススメできそう!