10歳くらいの時に将棋を覚え、35年以上続いている趣味になっています。
今はスマホなどを使ったネット将棋が多いんですけれど、たまに行きたくなるんですよね、将棋道場。
せっかくリアルで将棋を指すのであれば、美しいフォームで将棋を指したいものですよね。たとえばスキーでも綺麗なフォームで滑っている人の方が見ていて美しく気持ちがいいです。また、所作の美しさは指し手に品格を与えます。
将棋の美しいフォームとはどのようなものか、日本将棋連盟所属の高浜愛子プロに取材して手つきやそのときの気持ちを教わってきました。
~ 目次 ~
日本将棋連盟の公式サイトを見てね
ライター仕事だったんですけれど、日本将棋連盟のサイトに書かせていただけるのは有難いことです。将棋会館の対局室へ赴き、高浜プロにお話を聴きながら対局姿勢を撮影させていただきました。
記事のリンクはこちらです。
女流棋士に聞いた、美しく指すコツとは? 綺麗な駒の持ち方を動画でマスターしよう|将棋コラム|日本将棋連盟
高浜先生はとても柔らかい方で、でも内側に芯の通った凛とした先生でした。
リアルな将棋の良さは人とのコミュニケーション
単純に将棋を指すことだけが目的であれば、常に多くの相手がいて料金も安いネット将棋の方が圧倒的に優れています。
面と向かって将棋を指すというのは、
「よろしくお願いします」
「負けました」(負けたとき)
という挨拶が必ず入ります。ネット将棋では不足してしまう、または得ることのできない挨拶の大切さをここで知ることができます。
相手の表情や息遣いを感じられたり、相手によってはちょっとした会話を挟みながら対局を楽しんだり。また、小さな子供さんやお爺さんなど、相手によっての指し手を見てゲームとしての将棋以上の何かを楽しめたりします。
棋は対話なり
将棋や囲碁の世界では「棋は対話なり」という諺があります。
将棋や囲碁は交互に指します(打ちます)よね。自分がある狙いを持った手を放っても、それを受けた相手が、真っ正面から受け止めるのか、軽くいなすのか、無視するのか、相手の一手を見なければわからないんです。
で、それを踏まえてまた自分の一手を選択します。
そういった手の応酬は、もちろんネット将棋でも手の交換としては存在します。けれども実際に面と向かって指すと、相手の表情や手つき、ぼやきなどから今我慢しているのか、反発しているのかなどの情報がより入ってきます。
ここは譲るから、ここは通させてね。
そんな言葉が相手に伝わったかのように進行することがたまにあったりして、こういったときにはリアルな将棋の楽しさをより一層感じたりするものです。
動画付き。手つきを真似してみてください
もういっかいリンクを貼っておきます。
女流棋士に聞いた、美しく指すコツとは? 綺麗な駒の持ち方を動画でマスターしよう|将棋コラム|日本将棋連盟
高浜プロの手つきは動画にしてあります。将棋の初心者だったりネットでしか指したことのない人は、ぜひ真似をしてみてください。
僕は小学校のときに将棋を覚えてハマったので、学校に持っていってた消しゴムをつかって、家でも休み時間でも将棋のコマをいじる手つきを繰り返していました。
駒を成るときの手つきなんて、綺麗にハマると気持ちいいんですよね。ぜひぜひお試しください!