一泊二日で熱海のプレスツアーに参加してきました。僕の他はブロガー1名ほか、ライターさんや新聞記者の方々。
ツアーの行程の中でも、ツアーが終了してから個人的に食べたお店でも、どこで食べてもアジが美味しかったなあというのはグルメ的な最大の感想だったような気がします。アジの食い倒れのためにまた熱海行きたい! ってくらい美味しかったですよ。ほんと。
~ 目次 ~
干物やさんが運営している「釜つる」のアジの干物は骨まで食べた
海幸楽膳 釜つる(熱海/定食)に、プレスツアーのプログラムとして伺いました。ここで注文したのは代々繁栄御膳(2500円)。この日、干物はアジ、カマス、えぼ鯛を選べましたが、アジ好きの僕はもちろんアジの干物をチョイス。
今熱海が猛プッシュしているのが柑橘類の「だいだい」で、だいだいを使ったジュレ(刺し身の醤油代わりに使用)、だいだい胡椒(ゆず胡椒の代わり)、だいだいドレッシング(サラダに使用)、だいだいのデザートなど、随所にだいだいが活用されています。まあこの記事ではそこは省略させていただいて、アジにフォーカスしますけれど。
アジの干物についてすんごい繊細な表現をするのは難しいのですが、脂の乗り、カリカリな焼き具合、絶品でした。いやー、これだけ美味しいと思ったアジの干物、他の港町でも味わった記憶がありません。
ホテルの朝食バイキングでは自分でアジの干物を焼く
宿泊したグランビュー熱海の朝食バイキングにいってちょっとびっくりしたのが、干しただけのアジに網焼きセットがあったことです。おお、自分で焼くのか!
網や燃料をセットして、アジを網において、燃料に火をつけて、数分で出来上がりです。
他の朝食を食べている間に焼き上がるので、身をほぐしてご飯と一緒にいただきます。
アチチ。こんなにアツアツの鯵の干物はなかなか食べられませんな。
しかも朝食バイキングなのでお腹が許す限り食べられます。ぼくも、前日の夜飲みすぎてなければ、また出発時刻が近づいていなければ、3枚くらいは食べたかもしれませんよ。
駅前の定食屋「まぐろや」で食べたアジの叩きはお酒にピッタリ!
熱海の駅前、ロータリーの向こう側にあるビルの地下一階には昼ごはんを食べる場所があります。そこで18時まで(ラストオーダー17時30分)まで営業しているのが熱海まぐろや(熱海/海鮮丼) です。
プレスツアーが終了したのが二日目の16時30分ごろ。そこから熱海駅近くをぶらぶらしていてまだ入れそうだったので立ち寄りました。魚を使った食事がワンコインで食べられるなど、リーズナブルに海のものを楽しめそうです。
熱海の地酒「あたみ」もありましたよ。
で、ここであったメニューがアジの叩きでした。メニューに書いてないものだったので詳細不明ですが、支払額から他のメニューの合計を引くと(アジの叩き以外は価格が分かってます)500円でした。そのくらいで食べられるのでしょう。
もちまったりとした歯ざわり。脂の乗り。よくまとまっています。
存在意義としては定食屋さんだと思うし、僕以外のお客さんは定食を頼んで短時間でお店を出て行かれたので、きっと僕がイレギュラーなのでしょう。でも、夜に熱海で飲むんだけどゼロ次回どうしようかなー、などというときに、この18時には終わってしまうお店でアジや他の刺し身を単品で頼んでいくのは悪くない選択だと思いますよ!
伊豆太郎で頼んだアジのフライと開き。駅ビルでこの味がいけるのか!
一軒前の「まぐろや」は軽く済ませたこともあって、何かあったらもう一軒だけ立ち寄ってみようかと熱海駅前をうろうろしていましたが、なんだかお店が開いてないんですよね。調べてみると16時に「閉店」していたりして。おいおい16時開店じゃないのかよ。旅人が寄れる場所作ってよ!
そんなことを思いながら「しゃあない駅ビルで済ますか」って感じになったんです。
完全に個人的な印象ですよ。個人的な印象ですけれど。
駅ビルに入っている飲食店は、基本的に職人みたいな板前さんなんかがいて精緻な料理を作るような店が入ってない、という印象があるんです。
割と大資本で、味は70点、80点もあれば良くって、それよりもコストパフォーマンス重視していて、みたいな感じです。
伊豆太郎 ラスカ熱海店(いずたろう) (熱海/魚介・海鮮料理) も、正直言えばそのくらいの期待感で立ち寄りました。
ここではアジフライと開きがあったので、両方頼んでしまいました。だってアジ、食べたかったんだもの。
アジフライ、さっくさくでしたよ。醤油を垂らして辛子で食べてみましたが、ビールとの相性バツグン。はーうまい。衣サクサクの中のアジも充実していました。
そしてアジの開きですが、これも美味しいアジを食べることができました。ぎゅっとした身、魚の味わい。駅ビルレベルを覚悟していた僕はいい方向に裏切られました。熱海にきて玄関口でとりあえず魚介食べたい。そんなニーズでしたら伊豆太郎でアジをオススメできます。
アジはうまい。もっと色々なところで色々食べさせてくれ!
熱海というか伊豆半島の東側で獲れるアジは、きっとレベルが高いんですね。4店舗5メニューのアジは全て美味しかったです。結局、アジの平均点が高いというか偏差値が高いんですよね。おしなべて美味かったというのは作られたものではなく自然な恵みなんだと思います。
今度はツーリングで熱海に立ち寄って、うまいアジ食べたいなあ。
美味しかっただけに熱海に対してお願いしたいのですが、以下2つ、ご検討いただけないものでしょうか。
1 夜に寄れる店を増やしてほしい
熱海は銀座といわれる場所が熱海駅から徒歩10分くらいのところにあります。この近辺は飲み屋街だったりするんです。でも、熱海駅前の商店街で夜に飲み歩くことが現実的に難しいです。
熱海駅前には大きな商店街の通りが2つもあるんです。どうかそこで、アジの開きを食べながら一杯飲めるような小さめの店を作ってください。小さな店に立ち寄りたいっていう旅行者、沢山いると思いますよ!
2 アジを使った新しいメニュー、干物を楽しめるメニューの開発を!
あれだけの素材、開き、フライ、叩き、刺し身だけで終わらせていいのでしょうか。せっかく美味しい食材が名産なのですから、アジを使ったもっと別のメニューを作ってくれる店があったら嬉しくなりますね。
つみれにしたり、何かお酢的なものでさっぱりと食べたり(それこそだいだいと組み合わせて食べられたら更によし!)、できると思うんですよね。
開きも同様です。開きの食べ比べなんかもしてみたいし、海の幸をより堪能できる新メニューがあったら嬉しいです。
まあ、どちらにしてもアジが本当に美味しかったので、ツーリングの際にはぜひ立ち寄ってまた味わいたいと思っています。美味かった!
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