僕はライターとブロガーをやっているわけですが、ブログにライター活動についてどれだけ書くかというのはそれなりに考えを巡らすところです。
そんな折に、最近、良いエッセイ投稿サービス「ShortNote」を引き受け「仏の宮脇」と言われているという噂の宮脇社長率いるノオトさん主催のライター交流会が4月14日に横浜・さくらWorksで行われました。
テーマは「仕事を引き寄せるライターの公式サイト研究会」。
興味深い内容だったので参加し、ライトニングトークもやってきましたよ。
~ 目次 ~
坂口ナオさんの公式HPをWordPressの名手・大串肇さんが評価
形式的には見出しのような流れの進行ではあるのですが、素敵なライターの坂口ナオさんを始め、PRライターの大島悠さんやうどん専門家の井上こんさんのブログのどういうところが素晴らしいか、というところを軸に語られていたような気がします。
コンテンツの中身については坂口さん、デザインやあり方、参加者に向けたブログのアドバイスについては大串肇さんが行なっていた、という流れでしょうか。
以下、僕の Twitter実況から。
坂口さん「仕事の背景がおもしろそうなものは、どういう意図を企画して書いた、みたいなのを説明している。地の文にはそういう説明もしている」
ああ俺ももっとライターのこと書こう。ノウハウは書くけど。
— 奥野 大児 4/19~24 高知 (@odaiji) April 14, 2018
坂口さんのHP(WordPressで作られてるし、以下はブログと書きます。他の方も基本同様)では、ライティング実績についても書かれています。たしかに、掲載された文章は「成果物」。それまでの過程を語れるのはブログのいいところですね。
坂口さん「(仕事中に撮った写真を載せられたのは)お客さんとの信頼が築けているから」
— 奥野 大児 4/19~24 高知 (@odaiji) April 14, 2018
何気にこれってとても大事だと思っています。仕事中の写真を撮ることじゃなくって、お客様との信頼を構築していること。この場合のお客様とは媒体と取材相手の両方が対象で、両方の了解を得られないと、自分のブログに作業中の写真は載せられないんです。
宮脇さん「検索でくるの?」
坂口さん「月に一回くらい。全然知らない人から。検索でくるのは相性の良い案件が多い」「知り合いの人に聞かれたときに送りますね、ってカテゴリの URLを送る」— 奥野 大児 4/19~24 高知 (@odaiji) April 14, 2018
ライターブログをきちんと運営されているから、お問い合わせフォームからライティングの問い合わせが月一くらいで届くとか。
僕は雑記ブログからライターを始めてライター用のブログを作っていないので、現状だとこの辺りの整理は難しいですね。
ん。良いアイディアが浮かびました。やってみよう。まだナイショよ。
大串さん「ライターにCMSの説明しなくていいのは編集としてコストがかからなくていい」「願わくば記事に入ったときに記事最下段の定型文章は固定で配置できるような仕組みをつくるといい」坂口さん「ありがとうございます❤️」 #ライター交流会
— 奥野 大児 4/19~24 高知 (@odaiji) April 14, 2018
ライターがWordPressをいじれることのメリットについて、大串さんが。僕も媒体によっては「入稿システムに直接入れていただけますか?」と依頼されることがあります。こういう時にはブロガーやっていてよかったなあと思いますし、画像サイズやキーワード、カテゴリなどこちらから積極的に確認できます。
コンテンツさん、どんなライターのサイトがいいか。
大島悠さんのページをお勧めしていました。大島さんのページはhttps://t.co/GVVnpF2Xm2
— 奥野 大児 4/19~24 高知 (@odaiji) April 14, 2018
コンテンツさん、って書いているのはノオトさんが五反田で運営しているコワーキングスペースの名前。たぶんうっかり書いた。
大島悠さんのブログは本当に綺麗。ちゃんとつくるってこういうこと。
大島さんのブログに関する大串メガネさんのコメント「偶然か狙っているかわからないけれど名前がユニーク。有名人と被っていないのがいい。ググラビリティが高い。」
— 奥野 大児 4/19~24 高知 (@odaiji) April 14, 2018
「ググラビリティ」って言葉は初めて聞きました。初めてでもだいたい意味がわかりますね。
坂口さん「Webサイト経由でのお問い合わせは、自分のことを理解してくださったクライアントがおおいので、受注確度が高いです。」なるほどなるほど。 #ライター交流会
— megane9988 (@megane9988) April 14, 2018
Q&A サイトを作ったメリットはありましたか?
坂口「問い合わせ来る、サンプル送れるので相手の心理障壁が下がる」 #ライター交流会— 奥野 大児 4/19~24 高知 (@odaiji) April 14, 2018
ブログに問い合わせ先があると、ブログを読んだ編集さんが連絡をくれることになるので、得意ジャンルがあらかじめわかっての連絡なんですよね。それは間違いなくって、僕もブログの問い合わせフォームから来たご依頼はブレが少ないことが多いです。
多い、って書いてるのは、怪しいアイテムをアマゾンでレビューしてくれ、みたいなのもあるから。
宮脇「SNSで悪口とかはやっぱり書かない方がいい。僕らも見てる」「井上こんさんはうどんばかり。それがブランディングになってる。やりやすい」
SNSはある意味面の顔なので、大事。悪口、ネガティブ、炎上は企業と仕事する場合は避けたいよね。
— 奥野 大児 4/19~24 高知 (@odaiji) April 14, 2018
SNSの使い方について仏の宮脇さんが口にしたたいせつなこと。
ライターのような不特定多数に文章を読ませるような、そして企業とお付き合いするようなひとは、やっぱり攻撃的な発言、炎上、尋常じゃない偏りの発言はマイナスになりやすいと僕も思います。だから僕もやらない。
ブロガーがファンビジネスをしているのであれば、そのブロガーの色で過激なこと、怒り、炎上ネタなど何を語ってもいいでしょうしそれを全く否定するものではないけれど、企業からの依頼はその分少なくなるんじゃないかしら。
ライトニングトークに登壇した
東京のライター交流会ではこれまでなかったライトニングトーク大会。地方開催ではあったのかな?わかんないや。
でもせっかくやるということだったので、喜んで語ってきました。数分間、自分の話すことを全員が聞いてくれるだなんて何PV分の効果があるんだ。滞在率、数分ですよ。おトク。表現者ならやらなきゃもったいない。
僕のライトニングトークにかける思いは
イベントでライトニングトークするその心は、「対人のSEO」だ。
これからプレゼンをする方へ。ライトニングトークやプレゼンで最初に必要なただひとつの心構えは「おもてなしの心」だ
をご覧くださいまし。
名刺は読まれないと、そのまましまわれるだけ。話のきっかけになる工夫が必要!(@odaijiさんのLTより)
#ライター交流会— スギモトアイ(おすぎ)@ライター (@o_sugisan) April 14, 2018
こんなご反応をいただいたりもしたのですが、話の流れとしては
「サラリーマンをしていて何のツテもなかった僕がどこからライター仕事を確保して広げていったか」
を超短縮型で語ったものです。僕はクラウドソーシングを使わずに、編プロにも入らずにライターに至っていて、多分この数年の間でWebライターを始めた方とは始め方が全然違ったと思うんですよね。
過去のライター交流会の傾向から、これからライターになりたい、ライターとしての仕事を増やしたいという方もたくさんいると思ったので、HPの運用というテーマにひっかけてこんなテーマで話しました。
興味ある方がもっといらっしゃったら別にイベント立ち上げてお話ししたいので、どうか興味あると反応が欲しいです…。どうか…。どうか…。
いつも通りの楽しい交流会でした
その後の交流会では、LTで名刺交換アピールをしたこともあっていつもより多目の名刺交換とお話しもできましたし、大串さん、坂口さんのお話しは素敵でしたし、宮脇さんは仏だったし、楽しいライター交流会でした。宮脇さん、坂口さん、大串さん、本当にありがとうございました!
こういう交流会イベントを開催するとやっかむ人が出てくるもので「どうせ何にもつながらない」なんて言ってくることがあるんですよね。
でも、僕がライター交流会をキッカケにお仕事をいただいたり、タレントの鈴木亜美さんと激辛話で盛り上がったりできている実績があるので、決してそんなことはないと思うんです。
ちゃんとやるべきことをやって、アピールすべきところをして、コミュニケーションを上手にとる。それができればきっと結果につながる交流会になっていると思います!
#ライター交流会 からの帰り道。自宅近くでほうぼうの刺し身と鯛の昆布締め食べる。 pic.twitter.com/0xXHMlO1O4
— 奥野 大児 4/19~24 高知 (@odaiji) April 14, 2018
みなさまお疲れ様でした!