46歳にもなると文字サイズの問題で文庫本を読むのがおっくうになってきます。文字サイズが自由に変えられる電子書籍をデジタルな端末で読むのは読書が好きなこれからのおじさんおばさんは必須になってくるんじゃないですかね。
液晶の対角線サイズが10インチを超えるiPad Proやサイズが6インチ弱の大画面スマホを使っているのだけれど、Kindleで読書をするのは帯に短したすきに長し、みたいな感じがあったんですよね。ガジェットみたいなものは割と好きな方なもんで、昔はiPad miniやGoogleのnexus 7(2012)なんてのを使ってた時期もあったのですが、いつの間にか売り払っていたりで、なんだか家で電子書籍を読むのがおっくうでした。でも、こないだAmazonで数千円の値引きをしていたFire HD 8 タブレットを購入したら、なんだか久しぶりに家で電子書籍を快適に読めるようになりました。
~ 目次 ~
Fire HD 8タブレット
Amazonでは独自にKindleを読める端末を出していて、一つは専用端末の「Kindle」という製品ラインナップ。電子書籍を読むのに特化したタイプなんだけれど、3万円くらいする一番高くて大きい奴で液晶の対角線サイズが7インチ。他は6インチくらいだった。これはちょっと自分の用途には小さいし、同じようなサイズならなんとかスマホで読みたいって思ってしまって。
今回買ったFireシリーズというのはAndroidのタブレットと同じ要素を持ったタブレットでアプリの追加ができたりAmazonで配信している動画も見られるようなもので、文字の見やすさ自体は劣るのかもしれないけれど汎用性が高い。あと書籍でもカラーのものをカラーで見られるありがたみもある。ということでFireシリーズのバランスの良さそうなのを買ってしまった
用途を絞れば便利
Androidのベースの端末なので、アプリを追加したりカスタマイズが出来たりするんだけれど、そういう欲はほかのスマホやiPadで叶えることに。あんまり細かいことはやらないでコンテンツの消費に絞ることにした。
寝しなにスマホやタブレットを使うのは睡眠の質上よくない、なんて話もあるけれど、寝しなにタブレットやスマホで読書していた自分からしてみると、スマホより画面が大きくてiPadより軽いFire HD 8タブレットは実に都合がよかった。
若い頃に古本屋で買った鬼平犯科帳の文庫本を読むのはもうシンドイんだけれど、Kindleで買い直した合本版の鬼平犯科帳は文字サイズを変えて快適に読める。藤沢周平の隠し剣シリーズだって、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズだって快適に読める。
iPadと比べると…
手首が疲れない。
端末から電子書籍が買えてそのまま読める。
のは大きなメリット。
スマホと比べると…
画面が大きい。
のが目に優しい。目に優しいの本当に大切。あと普段の生活で必須な端末じゃないから、充電忘れたまま寝落ちしちゃっても精神的に痛くない。外出時に持っていく端末の充電を忘れると朝一でなんだか残念な気持ちになったりしちゃうけれどその気持ちから解放されているのは助かる。
端末としての能力は測ったことないけれど、きっとそれほど高くないと思う。でも本を読むだけなら問題ないし、念のため入れたFacebookなんかもそこそこ使えてる。用途を絞ったらこれはこれで本当に便利。6,000円くらいで買えたので使いつぶせそうな気がする。
軽量Androidタブレットを買うまで引っ張れそう
ファーウェイが発表しているMediaPad M5というタブレットがきっと日本で発売されると信じているんだけれど、似たような液晶サイズで解像度(液晶のドットの数みたいなもん)が縦横それぞれ2倍のモデルになってる。解像度が高いと、書籍のスクリーンショットを撮ったときの文字がとっても綺麗に保存されるので、たまに気になるページをEvernoteなんかにとっておく僕には高解像度の端末であることが有り難かったりする。
MediaPad M5が出るか、出て安くなったM3を購入するまではこのFire HD 8で寝しなの電子書籍を楽しむんじゃないだろうか。
電子書籍が「便利」から「楽」になる世代
繰り返しだけれど文字のサイズが変えられる電子書籍は、40代中盤以降は本当にありがたい。あれば便利とか持ち物が減るとかそういうメリットじゃなくて、読書しやすいというのがありがたい。
そのための端末を一台買っても損はないと思う。多機能で使いたければ8インチくらいの優秀なタブレットを買うのが良いけれど、機能限定でも構わない人はAmazonのFire HD 8は本当にサイズ感がいい。
昔買った本をKindleで買い直さなければならなかったとしても、文字が小さすぎて読めないなら買い直すのは同じこと。適度なサイズ・軽さ感もよく、いい年こいた人ほど電子書籍にシフトしてみたらいいんじゃないかと改めて思わされた一台だった。