ちょっと前に解散したミログ社、知人のスマホにインストールをして情報を取得するカレログ、WEBで進む先々で過去に検索した内容の広告が出てくるターゲティング広告、グーグルアドセンス、FacebookにT-POINTカード。これら全てに共通しているのは、個人情報を使って何かしら儲けている(儲けようとしている)ことだ。
世の中では広告モデルという名前で通るビジネスモデルが多いが、もはやそんな生易しい言葉では宜しくないのではないかと思う。個人が特定されるかどうかはさておき、明快に了解していないまま個人の情報を取得して、その志向性や好み、ネット上での行動履歴を元に商売をしている者が多すぎるのだ。
個人情報が使われるサイトの多くは、情報が使われる旨をサイトのどこかに記している。だがしかし、
・分かり易いところにページが無い
・分かり易い文章で書かれていない
・結局何をどういう風に使うのかはっきりしない
・ある日を境に情報利用ルールを変更する
こういったサイトがとても多い。
こんな形で個人情報を使っているビジネスはもう「広告モデル」などとビジネスモデルの説明をしないでほしい。あなた方は個人様の情報を使わせて頂いてお金を得ているのだ。私たちは個人情報モデルでビジネスをさせて頂いております。 こう言ってほしいものだ。
自分の情報が知らないところで売られていて気持ち良い人間などいないだろう。ビジネス大好きなかの人たちは、そういう気持ちに麻痺しまっているようにしか見えない。なんだか残念な話だ。