多くのブロガーが手本にし目標にしてきた個人ブログ「ネタフル」が2018年7月1日で15周年を迎えました。その間約50,000記事を積み重ねているモンスターブログです。個人的に運営のコグレさんとは大切な友人でありブログの先輩であり先生として(直接、弟子なわけじゃないですけれど、ことある毎に参考にさせていただいております)仲良くさせて頂いてもおり、ここにお祝いの意を表したいのです。
~ 目次 ~
差は縮まらないが比率は上げられる
僕がブログを始めたのは2012年のこの時期。およそ丸6年経ったんでしょうかね。15年選手のネタフルとは9年・2.5倍の差があります。
この9年の差はどちらかがブログを辞めるまでは絶対に変わりません。
でも、現在ネタフルの40%の運営期間の僕のブログは、あと15年お互いに続けてると30年と21年で、およそ70%にまで上がります。これが100%になることはありませんが、このパーセンテージが上がれば上がるほど「同じ時代を通った」というものになるはずですよね。地味ですがこれは僕の目指すところの一つ。長く続けたいんです。
学生の時は、1年生の時の3年生って神だったじゃないですか。「1」年と「3」年って、ここには「2学年」「3倍」という数字の差が出てきているんですよね。さらに3年生は最高学年。この差は大きい。
でもお互いが卒業して、40超えて、45歳と47歳の差になると、ここにはもちろん先輩後輩の区分けがあったとしても、とても気楽な付き合いになっているんですよね(これはたとえであり、二人の実年齢を示したものではありません)。
これって、比率としての差が小さくなってくることと、同じ時代を生きてきているという仲間意識が出てくるからだと思うんです。
僕が仲間意識を持ってもらえるまで、あと15年は続けたいなーなんて思ったりもするわけです。
ネガティブなことは書かない
ブログを始めた時にぼくが学んだこのことを、コグレさんも冒頭に紹介した記事で「ブログ生存戦略」の一部として書かれています。多分僕が学んだことは、コグレさんの教えが回り回った誰かから教わったことなんですよね。鳥は最初に見たものを親だと思う、という話がありますが、このことをブログを始めたばかりの時に巡り巡って聞けたのは本当に幸せだったと思います。
当時は今みたいにオンラインサロンなんてない時代で、10~40人くらいが集まるようなブロガーイベントがちょこちょこ開かれていました。そんな中で教わったことの骨子が
- 炎上は避ける
- リアルな人の繋がりを大切にする
- 自分が楽しいと思うこと、好きなことを書く
- ルールを守る
といったことでした。それを守ってここまで楽しく書けてきましたし、ブログを通していろいろお仕事を頂けたのだと思っています。そして、これを守ることはネガティブなことを書かないということに、必然的に繋がっていきました。
ルールの中で際立たせる
ルールの中で際立たせる。とても大切なことだと思っています。思えばルールがあるから人のやることは芸術的な所にまで昇華していくんだと思います。
俳句を見て下さいよ。五・七・五の17文字しか使えないなんて、なんというドMルールかと思います。でもその中に、複数の意味にとれる言葉を上手に使ったり「この言葉を使うということは背景にこんな様子があるからなんだな」という前提を作者と読者が高いレベルで持つ事で芸術たらしめるものになっています。
自分のブログを「法律さえ犯してなければ何を書いても良い」で運用してしまったらどうなるでしょう。
世の中の仕組みの裏を突いた痩せた考えのあさましいブログになってしまいます。そして好きでもない商品をあからさまに褒め称え、歯の浮いたような言葉で広告への誘導をはかることでしょう。見た目からのアクセスを得るために二昔前の夕刊紙のような見出しをつけ、本文とあまり関係のないショッキングなアイキャッチをネットから拾って貼り付けていたことでしょう。
そうじゃない。
多分業界統一ルールなんて出来ないし、法の整備なんて追いつかないのがブログの世界です。だからこそ、やってはいけない一線を自分の中で引き、自分の美意識を守った中で最善を尽くしてブログを書きたい、そう思うんです。
僕の場合は、炎上させないとか、ルールを守るとか、他者の権利を侵害しない、嫌がることはしないという所をしっかり守った上で、書ける所を書いていきたいんです。
そのルールの中で際立たせる、Edgeを立たせることが出来ればいいなと思ってます。
ネタフルの背中を見てブログを書く
6年で1,600記事くらいかな。記事数と運営年数は追いつきそうにもありません。でもいいんです。冒頭に書いた通り続けていって比率が上がってくればいいの。
ブログに書かれているネタフルのニュースでは淡々としたものを感じるけれど、イベントで相席した時のコグレさんは実にエネルギッシュで表情豊かだし、現場でのアドバイスや思考・感想を記した記事では熱さと冷静さを両方感じます。
そんな背中を追って行きたいし、僕の背中を見てくれる人がいるのなら、その人を引っ張れるような存在で有り続けたいですね。
とまれコグレさん、15周年おめでとうございました。