最近購入した新しいパソコン・ThinkPad X1 Carbonですが、カスタマイズでSIMカードを挿入できるようにしておきました。ここにデータ通信ができる格安SIMを挿すことで、スマホやモバイルルーターによるWi-Fiテザリングに頼らず、パソコン本体だけでインターネット接続をできるようにしようとしたわけ。やり方と感想を。
~ 目次 ~
液晶側にあるSIMスロットにSIMカードを挿入する
僕が買ったThinkPad X1 Carbonは、購入時の指定でSIMカードを挿入したらインターネット接続できるような構成にしておきました。ですので、データ通信ができるSIMカードを直接パソコンに挿入して設定することで、本体のみでインターネット接続できるんですよね。
液晶側の横側にSIMスロットがある
▼こんな風に、液晶側にSIMスロットがあるんです。なぜかSDカードスロットもここにあります。スマホでSIMカードを挿入する際に使うようなピン(スマホのケースにピンが入ってるの見たことありません?あれです)を横の穴に差し込むと、スロットを引き出せます。
いやしかし、SDカードスロットがここにあるということはデジカメのデータをパソコンに移す際の利用では使いづらいですね。スマホのように本体の記憶領域の補助に使うような使い方になりそう。
今は1枚で400GBのMicorSCXCカードも発売されているくらいですからね。
スロットを取り出しSIMカードを装着
今どきのnanoSIMカードに対応しているので楽ちんです。装着したらスロットを本体に戻します。
Windowsで設定
SIMカードを設定できれば、次はWindowsから設定です。
▼Windowsの設定から「ネットワークとインターネット」を選択し、
UQモバイルのSIMを挿しているので、auであることは認識されていますね。
▼ネットワーク設定方法|UQmobile|格安スマホ・格安SIMのUQmobileを見ながら情報を埋めていきましょう。こんな風に
これで基本的な設定はおしまい。
その他のことがら
気をつけるところは以下の部分でしょうか。
Wi-Fiと携帯ネットワークの切り替えを確認しておこう
▼携帯ネットワーク(SIMカードを挿した方での通信。スマホでいうモバイルデータ通信)をWi-Fiより優先的に使うと、通信料がかかってしまいますよね。Wi-FiがあるときにはWi-Fiを利用するような設定にしておきましょう。
データの使用状況はたまに確認するようにしておきましょう。使いすぎの防止と、データ通信量を把握するために。
使い勝手は最高!
パソコンをインターネットにつないで作業をするとき、Wi-Fiテザリングをするのがこれまでは当たり前でした。しかし、本体にSIMカードを装着できると、その手間無くインターネットにつなげるんですよね。ほんの一手間だけれど、それが無いのは本当に快適です。前に使っていたThinkPad X250ではパーツを別途購入して内蔵できるようにしていたのですが、そのときより楽に設定できましたしね。
Wi-Fiがそのエリアにあったとしても、簡単な暗号化のものだったりするとセキュリティ的に怖くて使えないものです。その点、自分のパソコンに挿入しているSIMカード経由で通信できれば、安心できることこの上ありません。スマホのバッテリーを余計に食うこともありませんし、良いことづくめです。
これからSIMカードが挿入できるパソコンも、各社の様々なモデルで展開されていくことでしょう。