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バックアップと運用人員

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ファーストサーバの一部サービスに障害が出て、ものによってはデータまで消失したらしい。
障害の詳細はこちらを参照。
本来レンタルサーバー事業者では、あってはならない事故になる。だがしかし、起こってしまったものは仕方ない。この後、ファーストサーバ社の営業が心配ではあるが。

こうなった場合、ユーザー側が復旧の頼りにするのはユーザーが自社内でローカルに落としたバックアップだ。現実的にはレンタルサーバーで低コストに抑えようといういとがあるだろうし、運営にコストをかけたくない、という事情のあるユーザーがまあいるのではないかと思う。そういう事情もあるにはあろうが、こういった事故が起こりうるという現実を考えると、人的コストを抑えたいサービスでも、バックアップをきちんと取ろうという動きが出てくることも想像できる。

そこで一つ考えておかないといけないこと。そのバックアップを使って迅速に復旧出来る人員はあなたの会社にいますか?と言うこと。
単純なデータベースとかならコマンド一発、かもしれない。しかし現代のシステムは様々なサービスが絡み合っているものが多い。それらを把握して戻せるのは、技術だけに長けた外注さんではなく、業務を知っている自社のスタッフだ。そしてそのスタッフがリストアの検証をしていなければならない。

この作業自体、何の生産性もない。だがしかし、こういう技術•経験を持つスタッフを抱えていなければネット時代の今、企業のリスクはそれなりに大きい。

人員の計画を見直しても良い会社も、あるのではないだろうか。

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