ヤマハ発動機さまからトリシティ125、トリシティ155を2ヶ月程度ずつお借りしたことがあります。125では神奈川県の三浦半島の先端・久里浜から南房総へフェリーで渡り、新鮮な海の幸や地元の名物ラーメンを食べながらツーリングを楽しみました。155をお借りした際には仕事の移動で首都高を使って千葉の柏の葉に移動したり、栃木の佐野へツーリングしたりと、やや近距離ですが高速道路も活用しました。
お返しして数ヶ月、トリシティ155がほしくてほしくて仕方なくなりましたよ
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トリシティ155のこんなところに惚れた
155、125にかかわらず、前二輪のトリシティが走っているとぱっと目が行くんですよね。それは僕が欲しいから目が行っているだけではなく、お借りしたトリシティでツーリングしているときに、ほかのバイク乗りに声をかけられたことでもわかります。
そんなトリシティ、僕が普段から乗りたいと思ったポイントを紹介します
安定している前二輪のLMW
トリシティの前二輪はLMW(リーニング・マルチ・ホイール)と名付けられています。バイクが傾いたり、片側のタイヤが段差に乗り上げたりしても前の二輪は常に地面に接する仕組みです。
トリシティは安定しています。この「安定」というのには3種類ありまして、
- 低速でフラフラしにくい
- 濡れたマンホールを前の片輪で踏んでも滑る感覚がない
- 高速道路などで横風をうけてもブレにくい
という感じです。
パワーや重量のあるマシン並みに、低速および横風には強いんですよね。もっとも大きい排気量としては400ccのバイクに乗っていたことがありますが、東京湾アクアラインの横風に対してトリシティ155は、400ccのバイクに負けない安定感がありました。
前が一輪のバイクでは、濡れた路面でのマンホールは結構ビビります。持っていかれる感じがあるんですよね。それがトリシティではありませんでした。
マンホールと同様、落ち葉などに足を取られることもほとんどありません。
こういう安定感は48歳の僕には本当に有難かったんです。
椅子に座っているかのような乗車姿勢
バイクの乗車姿勢のベストな姿はわかりませんが、僕がトリシティに乗ると、椅子に座ったかのような、割と背筋の伸びたポジションになります。
個人的にはこれが案外楽で、もちろん適当な休憩はいれますが、へんな腰痛はありませんでした。
必要十分な排気量とブルーコアエンジンの性能
ブログやYouTubeを見ていて賛否が別れているのが、高速道路に乗ったときの性能です。
僕は昔から高速道路でスピードを出す方ではありません。
また、追越車線は、前を通る車が早くないときにちょいと追い越すとか、2車線の路線でインターチェンジやサービスエリア・パーキングエリアで車の出入りが増えるときくらいしか走らないので、走行車線で普通に走れていればいいんですよね。速度的には常用が100km/hギリギリかちょっと切るくらい(最高速度が100km/hのとき)です。
時速100km/hくらいであれば、トリシティ155で高速道路に乗ったときには辛いと思うことはありませんでした。
そういう意味で僕にとってのトリシティ155のエンジンは、必要十分な排気量であったと言えます。バイクに詳しくありませんが、トリシティ155に搭載しているブルーコアエンジンが良いパフォーマンスを出しているのかも。
もちろん下道を走っているときはまったく問題なし。むしろマンホールが多くGo Stopの多い都会の街はらくちんです。
トリシティ155の想定される懸念点と対応
とはいえ、トリシティでの懸念事項というのもないわけではありません。懸念事項がその人のバイクライフにあたって重要なポイントであるのなら、それは買わない方が良いという選択肢にもなりますからね。
僕の場合の懸念点とトリシティ155がどうだったかを説明します。
排気量不足で高速道路がきつくないか?
これはもう上記に書いた通り、全然問題ありませんでした。
もうすぐ250cc版が出るんじゃないの?
バイクにも噂サイトみたいなのはあるんですよ。今年のモーターショーで300ccのLMWが発表されるとか、日本のバイク事情だとそのLMWは近々250ccで発売される(それより大きな排気量だと車検が必須になるなどバイクの区分が変わる)だろうとか、そんなことが書かれています。
じゃあ今僕がトリシティ155を買って、一年も経たないうちに250ccのトリシティが出たらどうでしょう?
これも上に書きましたが、高速道路において乗車も経験しており、トリシティ155の排気量でも問題ないことは分かっています。
また、排気量が大きくなればバイク自身の大きさ・重さも増え、取り回しにはその分力が必要になります。
もう、でっかいの・重いのはいいです。それより155のほうがメリットがありそう、という判断です。
荷物の積載量が少なくない?
シートしたのメットインスペースは、正直小さめです。フルフェイスのヘルメットだと、入らないものもあるかもしれません。僕が被っているヘルメットも、角度を合わせてようやく入る感じでした。
でも、以前、トリシティと同じヤマハのバイクに乗っていたときに使っていたリアケースを、僕は持っていたんですよ。ラッキー。45リットルという大きめのタイプ。
これを使いまわせば積載量は簡単にクリアできます。
自分の好み・能力にあったバイクを考えるとトリシティ155一択だ
以上が家庭の事情でちょこちょこ行く横浜や、近距離・中距離のツーリングをするのにトリシティ155が僕にとってはベストバイなんじゃないかと思った理由です。バイクの好みやライフスタイルによって理想のバイクって人それぞれでしょうけれど、今の僕には最適かと。
僕は昔から運動神経が良い方ではないし、バイクの乗り方が上手いという自覚もありません。
さらに48歳という年齢になり、20代のころとはバイクの乗り方も変わっているし、身体の応答速度なんかも少しずつ衰えてきているでしょう。
でも、最低限、高速道路は乗りたいし、安定性は捨てがたいし。
こんな選択肢を考えたら、もうね、トリシティ155が僕にとっては一択のバイク選択。
ほしくてほしくてたまらない!という状況になっています。