ハンバーガー、サンドイッチ、ステーキ、クラムチャウダー。アメリカの食べ物には割とガッツリ行きたい魔力のようなものを感じます。そんなアメリカングルメについて、アメリカ大使館農産物貿易事務所(AT0)が2011年から開催しているイベント「Taste of America(テイスト・オブ・アメリカ=TOA)2019」が10月1日から10月14日まで行われます。
なんと不肖ワタクシめ、そのTOAのアンバサダーブロガーの一人として任命されました。10月からのイベントに向けてアメリカングルメの美味しさを伝えたりイベントの情報をシェアしたりしますよ。
8月20日には東京・京橋の明治屋ホールでプレイベントがあり、アメリカ食材協会や参加店舗の人々が集まりました。今回はTOAとプレイベントについてご報告しますね。
~ 目次 ~
Taste of America 2019(テイスト・オブ・アメリカ 2019)とは
テイスト・オブ・アメリカ 2019=TOA2019は、東京を中心に30ほどの店舗が拠点となって、アメリカ食材を使ったオリジナルメニューを展開する、アメリカ食文化を感じられるグルメイベントです。
お店オリジナルの料理以外に毎回一つ、テーマ料理が設定されます。今年のテーマは「チャウダー」。クリームと魚介の入ったクラムチャウダーが有名ですが、そうではないトマト系のもの、普通のスープに近いものもあったりするらしいので、30の店舗がどんなチャウダーを用意してくれるのか楽しみですねえ。
参加店舗は9月中頃に発表される予定ですが、2017年の参加店舗は
テイスト・オブ・アメリカ 2017 - Taste of America 2017 の参加店舗
の通りで、魅力的なお店ばかり。今年も良いお店がラインナップされることでしょう。これは正式発表があり次第お伝えしますね。
Taste of America 2019(テイスト・オブ・アメリカ 2019)プレイベントに参加した
という訳で、選ばれた10名のアンバサダーブロガーの一人としてプレイベントに参加してきましたよ。
今勢いのあるアメリカンフードのPRブース展示と、1938年にロサンゼルスで創業したプライムリブ専門店ロウリーズ・ザ・プライムリブのエグゼクティブシェフ・木部勝一郎氏による調理デモおよび試食がありました。
ロウリーズ・ザ・プライムリブ エグゼクティブシェフ 木部勝一郎氏の調理&試食
今年のTOAのテーマフードが「チャウダー」ということで、木部さんはまずロードアイランド風チャウダーを作ってくれました。チャウダーというのは濃厚なスープのこと。よく「クラムチャウダー」という言葉を聞きますが、あれは文字通り、具材に二枚貝(主にハマグリ)が入っているチャウダーということですね。牡蠣が入ればオイスターチャウダーです。
牛乳や生クリームなどを加えたのがニューイングランド風、乳製品を使わずにコンソメやトマトピューレなどを用いたマンハッタン風、チャウダーの中ではあっさり目なロードアイランド風、といろいろあるんですよ。
ロードアイランド風チャウダーは頭の中でイメージするクラムチャウダーとは異なり、透明感のあるスープです。でもスープ自体はさらっとした口触りではなく濃厚で、とろみとまではいかないものの、何かがいろいろ溶け出しているのではないかという複雑さを備えた舌触りと味でした。
木部氏のデモで作っていただいたロードアイランド風チャウダーとロウリーズ・ザ・プライムリブのサンドイッチを頂きました。
濃厚なスープ、具だくさんでかぶりつくのが大変なほどのサンドイッチ。アメリカ最高です。
食材のPRも楽しい
このプレイベントの目的の一つには、食材を提供する人たちとアメリカンフードの飲食店の引き合わせもあるようでした。時間の関係もあり全ての食材の詳しい話を聞けませんでしたが、主立ったものをご紹介します。
カリフォルニアのオリーブ
カリフォルニアのオリーブは人気で、スッキリとしていてさらに濃厚、という味わいでした。酒の友だけではなく、おやつとしても食べたくなる一品です。
アラスカのタラを使ったチャウダー
比べちゃいけないけれど、カップのコーヒーベンダーではコンポタを飲むのが大好きです。とろっとしていて、適度にしょっぱくて、腹持ちがいい。スープって嬉しいですよね。
アラスカで獲れるタラを使ったチャウダー。クリーミーな中に魚の主張が美味しい一品でした。明太子もあるらしいのですが、これはたらこを九州に送って明太子に加工してもらう日米合作なんだとか。そのうちアメリカで明太子の生産をするようにもなるのでしょうね。
カリフォルニア米
日本では米と言えば「主食」。でも、アメリカではお米を「植物の一つ」と捉え、様々な料理に活用するのだそうです。カリフォルニア米「カルローズ」をこのようにチャウダーで使ったらどうでしょう、というメニューとともにPRされていました
歯触りと塩加減が絶品なシーアスパラガス
オアフ島で育成されているシーアスパラガスはビタミンA・B6・B9・C・D・Eに加え植物繊維・アミノ酸・カリウム・マグネシウムが含まれている健康的な食材。これをドレッシングで他の野菜と共に頂きました。
シーアスパラガスは海育ちだけあってそのものにほどよい塩味が含まれていて味わいよく、サクサクとした歯触りも絶品。野菜サラダや何かの付け合わせにもいいですが、このまんま食べても美味しい一品です。サクサク感はアイスプラント的でした。
やっぱりアメリカ。ビーフ&ポークも美味い
アメリカンミートとして展示されていたイタリアンビーフとプルドポーク。さすがお肉の国・アメリカというおいしさでした。イタリアンロールパンに味付けしたローストビーフを挟み込んだイタリアンビーフは、ここではHEINZのバーベキューソースが使われていて味のバランスがとってもいいの。甘辛いバーベキューソースはローストビーフによく合いますね。
ハワイのビール「ムーチョ・アロハ」は
ハワイのエール・ピルスナーブランド「ムーチョ・アロハ」も試飲出来ました。少量だったけれど飲み口が良くってごくごくっといけそう。
水に溶いて冷やすだけのヴィーガン・アイスクリーム「NICE CREAM」
アメリカ人もだじゃれ、結構すきですよね。粉状で提供され、水で溶いて冷凍するだけで作れるアイスクリームが「NICE CREAM」ですココナッツの味でした。さっぱりしたココナッツ味で、これをうまくタピオカと混ぜても美味しいでしょうね。
超高級!アラスカの希少はちみつ「オーロラハニー」
非加熱・無添加・無加工の完全天然はちみつは夏の1か月でしか採れないそうです。様々な効能があり、地元では半ば薬のようにも扱われているくらいの高級品だとか。
棒アイスの棒のようなものに絡めたものを舐めさせていただきましたが、いやあこれはナチュラルな旨味・上品な甘みが最高でした。出来れば大人買いしたい(できない)。
Taste of America 2019 開催が楽しみですよ
TOA2019のアンバサダーとして任命されたからにはアメリカンフードの美味しいところをいろいろお伝え出来ればいいなと思っています。プレイベントで体感した食材や料理も美味しく、また食の楽しみが一つ増える秋となりそうです。
イベントで提供された食材のいくつかは既にカルディコーヒーファームで購入できるものもあるらしいので、そこも覗いてみながらアメリカンな食材を堪能していきたいですなー。
9月の参加飲食店の発表、そして10月1日~10月14日のTOA2019本番が楽しみです。これに目を通された方も、良かったらアメリカンフードに興味を持ってみてくださいませ!