G Suite

独自ドメインでGmail運営などできるG Suiteをおひとり様契約した

2020/09/06

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Googleでは独自ドメインでGmailを使うことができる(Gmailで外部のメールの送受信をするのではなく、Gmailそのものが独自ドメインにできる)G Suiteというサービスがあります。機能はそれだけではなく、様々なビジネス向けのサービスがまとまっているのですが、これを自分一人のために契約してみることにしました。

身の回りの環境でいくつか改善したいことがあり、G Suiteを契約することで、そのいくつかをまとめて月額1,360円で解決できるというのが魅力でした。

やりたいことの中でG Suiteでできそうなこと

クラウド周りでやりたいことがあって、そのうちのいくつかをG Suiteで実現できる、ということがわかったため、契約しました。個々の機能だけで判断したら単体サービス・他のサービスの方がリーズナブルというのもありますが、一つの契約でこれらができる、というのが魅力でした。

独自ドメインのメールアドレスを持ちたかった

いままではお仕事の連絡用メールアドレスを◯◯@gmail.comというメールアドレスで受けていたのですが、これを独自ドメインのメールアドレスで受けるように変更しようと思い立ちました。

効果を数字で出すのは難しいですが、仕事をするにあたり、せめて独自ドメインのアドレスで…ということです。きちんと法人化するときには自然にそうなるのでしょうけれど。

すでにあるレンタルサーバーにドメインをかぶせてメール環境をつくり、それをGmailで送受信すればいいじゃん、という考え方もできます。でも僕は、メールそのものをGoogleのSPAMフィルター・ウィルスチェックにかけてもらえる方が安心できたので、Gmailを独自ドメインで運用したいというニーズになりました。

Google Meetを使いたい

新型コロナウィス感染症が流行してから、オンラインミーティングは様々な領域で盛んになってきました。短時間・少人数であれば無料で使えるオンラインミーティングの仕組みはありますが、できれば制限があまりないサービスを契約したいなあと思うように。

G Suiteではエンタープライズ契約(1アカウントあたり月額3,000円程度)をしないとミーティング内容の録画が出来ません。詳しくはこの記事の最後にある機能の一覧表をどうぞ。

Zoomでは、録画できる契約が年額20,000円程度でできるのですが、それが半額以下になるように1年契約ができたので、オンラインミーティングの録画についてはZoomを使ってみます。

Zoomを格安で契約できた経緯は以下のリンクをご覧ください。

年額20,100円かかるZoomのProプランを、かんたんな設定で半額以下で契約できた

とりあえずまあ、Google Meetも使えるし、録画したければZoomも使えるよ、という両面待ちの状態にできました。

Google ドライブの容量を1テラバイト持てる

G Suite Businessというプランでは、アカウントが5以上あればストレージを無制限、4以下であれば1アカウントにつき1TBのストレージを持てます。

個人のグーグルアカウントをもっていれば、同じくらいの費用を出せば2TBのストレージが持てるので、Google ドライブの容量だけでみたら個人利用の方がリーズナブルです。でもまあ他の理由が複合的に重なっていくのこともあり、1TBで十分でしたので丁度よいものでした。

OneDriveとクラウド間で同期を取りたかった

先日、Googleのサービスが半日くらい?ダウンしたんですよね。その間はGmailが使えなかったり、Google ドライブが使えなかったり。これは
不便だなあと思ったのですが、不便な理由は、Google一社に情報を依存しているからなんですよね。

ぼくのメインのクラウドストレージはマイクロソフトのOneDriveです。マイクロソフトも安全にクラウドサービスを運営してきている会社ではありますが、クラウド全体を管理する部分などが故障してしまった場合には先日のGoogleと同様のことになるかもしれません。

そこで、そもそも運営の根っこから全然異なる2企業のクラウドに同じ情報をおいて同期が取れれば、手元にストレージを持たない者としてはもっとも事業継続制の高い管理ができるのではないかと考えました。そのテストが、OneDriveとGoogleドライブの同期ができないか、というものです。

具体的に同期をどうやって取るか、作戦案はいくつかあるので試してみますね。

月額約1500円くらいで何ができるかを考えたとき、G Suiteがリーズナブルに思えた

以上のことが、月額1500円以下(ドメイン維持・管理費用は除く)でできるのがG Suiteでした。契約して、個人で使うGmailやファミリー向けG SuiteともいえるGoogle Oneと何が違うかを体感していきたいと考えています。

G SuiteおよびMeetのエディションと機能一覧

G SuiteおよびMeetの3つのエディション(Basic、Business、Enterprise)と機能一覧を表にしておきます。(G Suiteの機能比較は2020年9月15日時点の料金ページから、Meetの機能比較は2020 年 9 月 30 日を過ぎた後の Google Meet の高度な機能のご利用から抜粋しています。Meetの方はなかなか違いの一覧を見つけられなかったんですよね。

G Suiteのエディションごとの機能一覧

契約形態 Basic Business Enterprise
使えるアプリケーション Gmail Gmail Gmail
Meet(音声・ビデオ会議) Meet(音声・ビデオ会議) Meet(音声・ビデオ会議)
Chat(チャット) Chat(チャット) Chat(チャット)
カレンダー カレンダー カレンダー
クラウドストレージ
30GB
クラウド ストレージ
(無制限。契約4アカウント以下は1TB/アカウント)
クラウド ストレージ
(無制限。契約4アカウント以下は1TB/アカウント)
ドキュメント ドキュメント ドキュメント
スプレッドシート スプレッドシート スプレッドシート
スライド スライド スライド
フォーム フォーム フォーム
Google サイト Google サイト Google サイト
Keep Keep Keep
Currents(従業員の連携) Currents(従業員の連携) Currents(従業員の連携)
Apps Script (自動化、統合、拡張) Apps Script (自動化、統合、拡張) Apps Script (自動化、統合、拡張)
  Cloud Search(G Suite を横断的に検索) Cloud Search(G Suite 内外の情報を検索)

Meetのエディションごとの機能一覧

Meet の機能 Basic Business Enterprise
会議あたりの参加者数の上限 100 150 250
会議の録画とドライブへの保存
ドメイン内のライブ ストリーミング(視聴者 10 万人)
ノイズ キャンセル
Android 版および iOS 版のアプリ
画面の固定表示
外部の参加者
ダイヤルイン(米国内外の国または地域の電話番号から)
会議の安全な実施

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