Facebook

(復旧しました)Facebookからアカウント停止を受けています。SNSアカウント停止のリスクは小さくない

2021/01/23

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Facebookに接続できなくなりました。確認したのは2021年1月23日の午前1時過ぎで、なんとなくスマホアプリを起動したときに状況を確認しました。スマホの画面には

「あなたのアカウントは停止されました アカウントまたはアカウント上のアクティビティがコミュニティ規定に違反していると判断されたため、Facebookをご利用いただけません。」

ですって。その画面から審査のリクエストができましたので取り急ぎ送り、今は経過待ちです。ここまでのところをご報告。

思い返してみると

アカウント停止を受ける1週間ほど前、アカウントに不正行為があったため一時的にロックしたと通知がありました。この時は、表示されたセキュリティチェックの手段に則って確認をし、パスワードの変更で終わりました。途中で僕のアカウントからの投稿がいくつか示され心当たりを聞かれましたが、すべて問題なし。

問題がなかったことから、なにかの誤検知だと思いパスワード変更で終わらせたのです。すべてのスマホやパソコンで再ログインをするのは、少々面倒でしたが…。

この通知こそありましたが、規約違反と自覚するような行動はしたつもりがありません。だからこそ第一感は誤検知だと思ったわけです。

アカウント停止を食らった

そこへ、1月21日になったばかりのときのこのメッセージです。こうしたメッセージがまったく具体性に欠けるのが、こうした通知の厄介なところですよね。

新型コロナコロナウィルス感染症に関わる人員の問題、で審査方法が変わっているそうです。

通知画面の中に「審査をリクエスト」のリンクがあったので、早速リクエストしてみました。

なお、Facebookのヘルプページには

  • Facebook利用規約に従っていないコンテンツを投稿している
  • 偽名を使用している
  • 他の人になりすましている
  • Facebookのコミュニティ規定に違反して、Facebookで許可されていない行為を続けている
  • 嫌がらせ、広告、宣伝、その他の許可されていない行為を目的として、他の利用者に接触している

を、代表的な理由としてあげています。

審査をリクエストする

二段階認証用に指定した携帯番号にSMSを送りコードを入力、その後、審査リクエスト手続きの中で撮影した自分の顔の動画をアップロードするんだそうです。言われた通りやってみました。

「あなたの情報を受領しました」

の画面が出たらリクエスト終了です。これ以降、アプリを起動するたびにこの画面が出てきます。

影響

さて、FBが垢BAN食らって、個々まで感じたデメリットを共有しておきます。

FBが見られない

そりゃまあそうです。ここでの交流の依存度が高かった人であればダメージ大きいですよね。
FBは一人が複数アカウントを作成することを規約で禁じていますから、アカウントが停止されたままであれば、FBとは「サヨナラ」ということになります。

FB連携のサービスへ自動ログインできない(これがイチバン困る)

ログインの際にFacebookの連携で行っていた他サイトは、すべてFB連携のログインができなくなりました。

実はこれがイチバン困ります。メールアドレスとパスワードの組み合わせを復活させれば良いのですが、とても面倒です……。

そもそも「簡単だからFBでログインすればいいや」と思ってそうしていたわけですから、代替手段を確保しようという発想にならないのです。

FacebookはただのSNSというだけでなく認証基盤でもあるという一面を捉えると、簡単にアカウント停止されるのは困りますね。

もっとも、メールアドレスだってGmailにすれば、首根っこを掴まれる相手がFacebookからGoogleに変わるだけです。認証用のGoogleアカウントを作り、そこではSNS的活動を一切しせず他人に公表もしない、というのが安全策なのかもしれません。

FBでしか繋がりのない人と連絡が取れなくなる(これも相当困る)

アカウント停止期間が一日だけでしたので今回の実害はありませんでしたが、リアル以外はFacebookでしか繋がりのない(電話番号も知らない)友人も居ます。そう、Facebookで連絡取ればいいや!と安心してしまっている場合です。

FB止まったから他の手段で連絡しましょう。

そう連絡する手段がなくなります。これは不便。

仲の良い人・何らかのお仕事をともにしている人は、複数のSNSでつながった方がよいですよ。

Facebookのメッセンジャーグループが使えなくなると利便性が落ちる

Facebookのメッセンジャーグループで、複数人のメンバーがあるものに参加したり、ものによっては主宰していたりもします。
これが使えなくなるのも困ります。メンバーとして参加しているものは、情報を受けられないだけで済みます。が、主宰しているものは「使えなくなった」という連絡をそのグルームに放り込めないのです。

他のSNSでつながっているメンバーがいるなら、その人に代理連絡を依頼しなければなりません。また、別環境に作り直し、ということも考えなければいけません。

DMやグループも見られないがグループへの通知はくる

メッセンジャーアプリも使えなくなりますので、DMやグループも使えなくなります。

DMについては、相手が送ろうとすると「このユーザーは現在Messengerを利用できません」と出てくるそうです。

グループは僕以外の人同士でのやり取りができているようです。ただし僕は見ることができません。

通知が届くのがちょっと腹立たしいです。

新型コロナの影響?いつまで審査がかかるのやら

新型コロナウィルス関連の影響で審査方法が変わると書かれていましたが、これがいつまでかかるのやら。

翌朝、復旧

※この見出しから下は、復旧してから追記したものです。

審査を出した翌朝、FBアプリを起動してみたら内容の閲覧・書き込みができるようになっていました。アカウント停止を確認してから30時間くらいだったでしょうか。

上に困っていることを書きましたが、こうしたことがおよそ30時間で回復できたのは、よかったです。

なにか手を打てるか

さて、今回のトラブルを経て感じたことは、

巨大なSNSは通信インフラそのもののような影響力を持つ

ということです。それを一社の基準だけで手軽にアカウント停止されてしまい、その後の復旧に関して親切味がどこにもないのが困ったところです。

たとえば携帯電話の会社から電話を止められたとしても、電話はほかで契約できるじゃないですか。ほかで契約した番号から、これまで電話でつながっていた相手に電話をかけられるじゃないですか。

でも、Facebookは個人が2つのアカウントを作ることを禁止しています。アカウント停止を食らったら、そして復旧しなかったら、もうFacebookだけでつながっている友人と連絡は取れません。

そして、アカウント停止の理由が、何らかの普段の投稿(誤検知かどうかに関わらず)に影響してくるのであれば、SNSのアカウントをサイトのログイン認証用に使うことのリスクもあるように感じます。

たとえばもしGoogleアカウントでもログインできるのであれば、

  • 普段の投稿やメール送信などをしない、他システムへのログイン・認証専用のアカウントを取得する
  • そのアカウントで他サービスにログインするよう設定変更をする

こうした使い方をしていくことで、少なくとも普段の活動を起因とした(誤検知も含む)アカウント停止による利便性低下は避けやすくなるような気がします。

いやあ、リスクの分散、考えないといけませんね。

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