ふりかけが大好きです。卵かけご飯を食べる時ですら、生卵をそのまま溶いたものだけをご飯にかけ、そこにごま塩をかけて食べることもあります。
ご飯に何かをかけて食べるという行為は、子供の頃からずっと、食事を始めたときの僕をわくわくさせます。
ご飯に牛肉をかけるのであれば、幼少期は母親が作ってくれた牛そぼろが大のお気に入りでした。そして年を重ねた今、新たな牛肉の「ふりかけ」に出会ってしまいました。それは、牛肉フレークです。
このたび、地域の名産品を集約して販売するサイト「産直お取り寄せニッポンセレクト.com」さまからレビュー用に頂いたのは、宮崎県の岡崎牧場で育った牛の肉を使った「パイン牛赤身とろフレーク」。パイナップル酵素を加えた飼料で飼育したオリジナルブランド牛「パイン牛」を生産しているのだそうで、それを使ったフレークなんですよ。赤身のおいしさと脂のうまみをバランスよく備えた牛トロフレークの実力を、早速確かめてみたいと思います。
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岡﨑牧場のパイン牛赤身トロフレーク
岡﨑牧場のパイン牛赤身トロフレークは、パイナップル酵素を加えた飼料で育てた「パイン牛」から作った牛トロフレークです。もも肉を低温調理し、粗挽きにして冷凍フレークにしたものです。基本的には熱々のご飯に冷凍された状態のフレークをかけ、うまく薬味と組み合わせて食べるというものです。
岡﨑牧場は自社牧場も持っていますし、ステーキハウスや焼き肉店も経営している企業。おいしく食べるところまで考えて生産できる企業なんですね。楽しみです。
パイン牛赤身トロフレークは冷凍状態のものをご飯にON
今回レビュー用に頂いたのは、
パイン牛赤身とろフレーク 〔50g×3〕 牛肉 宮崎 岡崎牧場
50グラムの包装が3つ入ったもの。税込で3,888円です。こうして価格を見ると高級品ですね。
クール便で、保冷剤にくるまって送られてきました。
熱々のご飯に冷凍状態のパイン牛赤身とろフレークを乗せ、卵黄やわさび醤油をかけることで味のアレンジをして楽しんでください、というものでした。
ご飯半合に、パイン牛赤身とろフレークを1袋半(75グラム)ほど入れ、海苔・青ネギ・白髪ネギを乗せてみました。
乗せたばかりのときはパイン牛赤身とろフレークが凍ってる状態ですから薄いピンク色ですよね。少し時を置いてみたら
こんな色合いに。熱々のご飯にする理由は、これですね。
初めてということもあり、最初は何もつけずに食べてみました。赤身の肉らしい味にサシの甘みが乗るイメージで、トロ刺身の牛肉版、といったイメージです。奥歯でパイン牛赤身とろフレークをかみつぶしたときにね、口の中に牛肉の香りがふわっと広がるんですよ。焼き肉のときには「タレがついて焼かれた肉」が広がるのですが、素の赤身肉の味わいがしているようでとても斬新。
味は繊細で、海苔の味、ネギの味がしっかり感じられます。その中にお肉の味わいが繊細に広がってくるので、個人的には濃い味付けにしない方がパイン牛赤身とろフレークの味の良さをしっかり感じられるように思いましたよ。
少しずつ薬味っぽいものをつけて試してみました。
・わさび醤油
おいしかったです。でもこれ、わさびを選びそうです。お肉の味が繊細なので、安いチューブわさびだと、作られたわさびの辛味に全部持って行かれてしまうのではないかと。手元になくて試せませんでしたが、まず間違いなく本わさびをおろして香りを楽しみながら食べるのが良い(はず)です。
・ゆず胡椒
かなりあり。できれば塩分があまり強くないゆず胡椒が良さそう。ゆず胡椒にある塩分とゆずの香りは牛肉を活かしてくれました。あと、柑橘系が合うのかもしれません。
・めんつゆ
濃縮のモノを少量かけて食べてみました。これもありですね。
ざる蕎麦などを食べる時にわかると思うんですが、めんつゆって、味が濃くても蕎麦自体の味ってわかるじゃないですか。パイン牛赤身とろフレークの味も、割と伝わってくるように思うんです。
ネギも海苔も、めんつゆにそもそも合いますしね。
・岩塩
今回試した中でのベストはこれでした。塩ってやつは、それをつける食材が旨ければその旨みを引き出します。パイン牛赤身とろフレークを食べているぞ!という喜びを感じつつも食べ物全体としてバランス良くおいしくさせているのは、岩塩でしたね。
岩塩、おすすめです。本製品買われたら是非試してみてください。
ハレの日に出すご飯として
いい感じの焼き肉屋さんで締めのご飯を頼んだら出てきそうな、パイン牛赤身とろフレークとご飯の組み合わせ。
何か祝いの席とか特別な日、いわゆるハレの日用に準備するのも良さそうです。小袋にしてしまえば保存の場所も取らないので、贈答品にもいいかもしれません。
自分へのご褒美にも、人へのご褒美にも、気分をあげたい気持ちのときに、どうぞ。