ライターノウハウなど

撮影込みの取材に出かける直前には必ず写真を撮るようにしている

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最近はぼちぼち、撮影だけのお仕事を頂くことが出てきました。あまりがっつりした荷物が必要なく、カメラ数台あれば足りる程度の撮影ですけれど。
そんな仕事や、撮影を伴う取材の仕事をする際、家を出る直前に必ずすることが1つあります。それは、

使うカメラで1枚でもいいから撮影をすること

です。これをするとしないでは安心感がまったく変わってくるんですよね。

充電をしたから準備万端 ではない

撮影をしてみることの理由は、そのカメラが動くことを確認するためです。電源を入れて、ファインダーないし液晶を覗き、シャッタを押し、データが書き込まれていることを確認する。もちろん前日までにできる準備をするんですけれど、この一連のプロセスを取材当日に行なうことで、何かのし忘れや突発的な事故の確率が減るような気がしています。

普段使っている機械にはある程度の信頼性を置いてしまうから「この間使って大丈夫だったから明日の取材前には充電だけ確認できていればいいや」と思ってしまうこともあるんですよね。でも、油断していると、なぜか撮影が始まってからメモリカードの書き込みに異常が発生したり、レンズと本体の接点間で異常がでて撮影できなかったり、という事態に当たってしまうこともあります。

取材の当日に撮影テストをしておけば、少なくともその日にカメラが適切に稼働していたことが分かるので、安心感が出てきます。僕の場合はどこに行くにしても

エース格のフルサイズ一眼
抑えにもなり、取材によってはメインにもなる高級コンデジ
カメラ性能が良いと言われているスマートフォン2台

の合計4台を持ち運ぶので、撮影が一切できないことはありません。けれど、やっぱり、フルサイズ一眼やコンデジが使えなくなるときはイレギュラーなことだし、そうなると取材がスムーズでなくなったり滞ったりすることもあるわけです。

その日の朝に試したからって取材の場で確実に動く保証はありませんが、それを言い出したら切りがないですよね。当日にきちんと動いていることを確認できて、自分の中でやっと準備ができた、という気持ちになれるんですよね。

万一の充電忘れに気づける


その日の朝に撮影する癖をつけておけば、万が一の充電忘れにも対応できます。充電忘れにはいろいろなパターンがあります。

  • そもそも充電の行為を忘れてしまう
  • 充電ケーブルを挿したつもりがささっていなかった
  • 充電ケーブルが破損していた

こうしたミスを最後にリカバーできる機会にもなります。手元の撮影機材はすべてモバイルバッテリーから充電できる機能を持っているので、外出前に充電ミスに気づけば、現地へ移動する間に充電できますからね。

撮影する目的は「画像を納品すること」

撮影のみの仕事にせよ、撮影を伴う取材にせよ、カメラをもって撮影する目的は、その場の景色を画像に収め、依頼者に納品することです。より良い環境・より良い機器できれいに撮れるのが最上ですが、多少画質が荒くて自分が納得しなかろうが、シャッターチャンスとして決定的でなくなろうが、何かに記録して持ち帰れるようでなければ意味がありません。

だから、たとえフルサイズ一眼や高級コンデジで順調に撮影ができていても、スマートフォンでも撮影し、画像を異なる複数の機器で抑えるようにしています。きちんと撮影したはずなのにメモリーカードの異常でデータが飛んでいたり、カメラを帰りの電車で忘れたりしてしまったら、心臓をぎゅっと握られるような寒い思いをしますよ。

だからこそ、機材は複数持つし、それぞれの機材で取材前に撮影を試すし、という作業を行なって、自分の中の安心感を高めていく必要があると思っています。

個人でできることに限りはありますけれど、備えはできるだけしておきたいものですよね。

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