パソコンを購入したときに、SSDは余裕を見て1TBを用意していた、つもりだったのですが、導入から2年数ヶ月で、空き容量が200GB程度になってしまいました。
古いファイルを待避用のディスクに逃がすなどすればある程度は空けられるのですが、全体のゆとり感はもっと欲しいタイプなので、2TBのSSDに乗り換えようと決めました。SSD換装にあたり、製品選定のポイントと交換作業についてご紹介します。
~ 目次 ~
SSDの選び方
SSDは数多のメーカーから数多の種類が出ているので、知識がないと何を選んで良いかも分からないのではないかと思います。今回の購入にあたり製品選定で考えたポイントを説明します。
前提条件
前提条件としては以下の通りです。
- 仕事で使うメインマシンに搭載(堅牢性・安定性)
- パソコン、電源を入れっぱなし
- 主な仕事はテキストの執筆・撮影画像の管理・動画編集の可能性も
- クラウドストレージは1TB契約。状況によってはここも契約容量を増やしてSSDとクラウドで同期取りたい
こんな条件のもと、SSDを選択することに。
購入したのはこの製品です。
SSDの選定基準
前提条件のもと、SSDを選択しました。選択には次のようなポイントがありました。
・フォームファクターの選択
SSDには2.5インチ、M.2などの形状があり、また接続方式でSATAやPCIeなどがあります。使用しているパソコンによって選ばなければなりません。僕の場合はM.2のPCIe SSDが必要でした。
・堅牢性・安定性
SSDの耐久性は、主にTBW(テラバイト書き込み)で表されます。SSDは書き込んだり消したり、を繰り返したりしていくわけですが、下記のみののべ容量を表したものです。同じシリーズの製品でも容量によってTBWは異なります。
本製品(2TBモデル)は、のべ1200TBまでは壊れずに書き込めますよ、となっています。さらに5年保証もあり、1200TBWか5年のどちらか早く到達するまでが保証期間となっています。
で、1200TB書き込むことがあるのかと言えば、5年程度で書き込み切るのはまあ無理でしょう。また、5年以内にパソコン自体を買い換える可能性も高く、その際にSSDも買い換えることになると思います。ということで、これらの保証が十分であると考えられます。SSDの寿命を表す指標はこれ以外にもありますけれど、一般的に使う人はTBWを見ておけば問題無いように思います。
・読み込み・書き込み速度
このSSDを入れるパソコンでは重いゲームをするつもりはありません。主な用途は
- テキストの編集
- デジタルカメラで撮影した画像の読み込み・編集・保存
- もしかしたら動画の読み込み・編集・保存
です。この場合、読み込み速度が大きく影響するのは、
- OSの起動時
- アプリケーションの起動時
- 動画など大きなファイルの読み込み時
- ファイルのバックアップ時
書き込み速度が大きく影響するのは
- OSの終了時
- 動画などのファイルの書き出し時
- USBメモリーなどからパソコンにデータを移すとき
くらいが用途でしょう。本製品は読み込みが3,500 MB/s、書き込みが3,300 MB/sで、上記の用途でこの速度があれば十二分です。もっと遅くても大丈夫ですが、このスペックで価格が十分安かったため、有り難く享受しました。
・片面実装
SSDの基板の両面にチップが載っているSSDと、片面だけにチップが載っているSSDがあります。機種によっては(特にモバイルノートPCの場合は)両面実装のSSDだと物理的に装着できない可能性があります。これから使い回すかもしれないので、片面実装に統一しておきたいところです。
なお、実装が片面かどうかって意外と情報が少なめです。口コミやメーカーサイトの写真などを丹念に調べる必要があるかもしれません。
・自社でチップを製造しているSSDメーカー
SSDのメーカーは多すぎます。どの企業の製品を選べば良いか考えたときに、一つの基準をご紹介しましょう。それは
自社でチップを製造しているメーカーのSSDを選ぶ
ことです。お遊びのマシン、使用頻度の低いマシンに使うSSDなら他社製品でも問題ありませんし、自分も他社製品を購入したこともありますが、今はこの基準を大切にしています。
自分的にはサムスン、Western Digital、キオクシア、Micron(Crucial)ならいいか、と考えます。他にもあるでしょう。
ここまでの条件で絞りこむ
ここまでの前提と条件を照らし合わせて、買ってもいいかな、というSSDを絞り込みました。
この中から価格や好きなメーカーなどを勘案して、今回はサムスンの製品にした、というわけです。
移行は無事成功、順調に使えている
新しい製品は無事パソコンに換装でき、順調に使えています。空き容量が大きくなって、これでまたゆとりを持って作業ができそうです。
次は、契約しているクラウド(OneDrive)の容量アップ契約を考えようかな。