拝啓@odaijiです。
~ 目次 ~
このエントリーの流し読みっ!
大谷選手、おめでとう! 日本ハムは全く悪くない 楽天・星野監督・・・。かっこ悪い
気になっていたんですよ。入団するのか、しないのか。まずは進路が決まってほっとしました。
テレビの映像ではわかりませんでしたが、写真では栗山監督と笑顔で握手しているものがあって、それなりに本人は納得しているんじゃないかなと思ったところです。
まずは大谷選手、入団おめでとうございます。
投手か野手か、はたまた二刀流かはわからないですけれど、日本で活躍して先輩の背番号11・ダルビッシュ投手のようにMLBに羽ばたいて頂きたいです。
いろいろ裏を読んだりと、この件に関しては議論百出・喧々諤々ではありますが、僕は素直に表から見えるところで所感をのべられればなと思っている次第。
日本ハムは悪くない
花巻東高校・大谷投手が北海道日本ハムにドラフト一位指名された問題で思うこと
このエントリーでかつて書いていたように、今回のドラフトでMLB行き宣言をしていた大谷選手を敢然と指名した日本ハムは、ルールを破ってもいませんし、何も悪いことをしていません。むしろ、昨年も巨人と相思相愛と言われていた菅野選手を獲得に行っているなど、現行のドラフトのルールを遵守して、思い切った戦略を見せています。
昨年は玉砕しました。
今年は成功しました。
日本ハム側からしたら菅野選手にも大谷選手にも最大限の誠意を見せての結果。これでよいじゃないですか。
日本ハムが見せた誠意は破格
今年の日本ハムが大谷選手に見せた誠意は大したものだったと思います。
資料について
A4の用紙で25ページ。別紙が5ページあったそうです。
韓国の才能ある野球選手が国内を経由せずに渡米して失敗したケース、
欧州リーグで活躍している日本人サッカー選手がJリーグで実力を磨いていたこと。
このようなことを、ドラフトが行われる前から資料作成していたそうなんですね。
まさに本気としか言いようがありません。
二刀流について
大谷選手、投げれば直球の自足が160キロを超える剛腕なら、打っては高校通算56本塁打の長打力に瞬足と、野手としても申し分のない素質を持っています。高校1年生の春から4番を打っていたくらいですから。
これまでほぼ全員のプロ野球選手は、プロ入りと同時に「進路」を一つに絞ってきました。プロのキャリアの途中から、投手から野手への転向をする選手もいますが、基本的には入団時に投手か野手かを選ぶことになります。
それを球団は破格の「二刀流」育成容認宣言です。
どこまで本気かはこれからを見守るしかありませんが、その宣言をしてまで獲得したかったのが大谷選手なんですね。
背番号11
ダルビッシュ選手のお父さんはちょっとご不満なようです。
ダル父「大谷11番」チクリ 「歴史大事にして」 ― スポニチ Sponichi Annex 野球
自分たちの歴史を大事にする球団になってほしい
わからなくもないです。ダルビッシュ投手、日本球界を代表するエースですからね。第二回のWBCの最後を締めたのもダルビッシュ、現在のMLBの日本人の価値を背負っているのもダルビッシュ。ダルビッシュダルビッシュ。
ただ、今の日本ハムは、永久欠番を定めない方針を持っています。すこしMLBチックな考えを持っているようですね。
いずれ誰かに与える背番号なら、この大器に。
日本ハムがこう思ったとしてもまあ不思議はないかなと思います。
楽天・星野監督のコメントが情けない
大谷選手のMLB宣言を聞いて、ほかの球団は尻込みしました。
指名する権利はあったのに「どうせ入らないだろう」とほかの選手の獲得に走りました。
それが今回の大谷選手の進路変更で、一転国内球団入りです。
はたから見ていれば、指名に強行した日本ハムがあっぱれ!なのですが、牙を剥いたのが楽天・星野監督です。
星野監督、激怒!日本ハム・大谷にモノ申す「ドラフトの意味ない」…楽天:プロ野球:野球:スポーツ報知
「日本球界に行くんなら、ウチも指名しとった。彼の将来は本人が決めることだけど、ちょっと大きな問題になる。これをやったんであれば、ドラフトの意味がない」
・・・何をおっしゃってるのでしょうか。指名しなかったのは楽天です。
日本ハムは昨年ドラフト1位を獲得し損ねたのに、今回も果敢にチャレンジしたんです。
虎穴に入らずんば虎子を得ず。日本ハムはそれを断行し、楽天はひよった。それだけの差です。今になって不満を述べるのは実に見苦しいですね。
ただ、ドラフトの制度というよりは、他国への進路を求めている選手に対する対応が取れていないのは間違いないです。
花巻東高校・大谷投手が北海道日本ハムにドラフト一位指名された問題で思うこと
このエントリーの最後の方に問題点は記しているのですが、制度を早急に定めておかなければ、若い選手が泣きを見ます。
若い選手が泣きを見て、最後に泣くのはNPBです。これを理解してないといかんですよね。
もともとドラフトというのは、戦力を均衡化するための政策なんですね。その精神を順守するのであれば、所属する球団は本来二の次なんです。
それが、チームの選択が「職業選択の自由」みたいな解釈をされていって、逆指名だとか意中の球団以外はお断りだとかという、ドラフトされる側の主張が徐々に強くなりました。
さあて、これらの制度が改善され、選手が迷うことなく野球界に飛び込めるようになる日は来るのでしょうか。