酒・飯

焼肉屋で肉焼きをする者の3つの心得

2013/01/03

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拝啓@odaijiです。

このエントリーの流し読みっ!

  • 肉は一気に焼かない
  • 「炎上」したら氷のかけら
  • ライスが来るまでは前哨戦
  • 本場は夏かもしれませんけれど、みなさん焼肉はお好きですよね。また、焼肉屋さんで食べるのは何だかわからないけれど家で食べる焼肉よりもワイルドでおいしかったりするものです。

    そんな焼肉屋さんで肉の焼きをメインに任される方のための、失敗しない心得を3つ、アドバイスさせていただければと思っています。


    肉は一気に焼かない

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    初心者が陥りがちなのがこれ。出てきた肉を、どんどん焼き網に乗っけてしまうことです。

    これは、ちょっと待った!と言いたい。

    理由は簡単です。

  • まとめて焼いたものは同時に取り上げないと、残されたものは黒焦げになる
  • 一気に肉を焼けても、食べるのには順序が発生するので、あとの方ほど冷める
  • こんなところですね。

    これをコントロールできるように、

    一人一枚食べられる分を1グループとして、グループとグループの間を感覚的に二呼吸ほど空けて焼く
    同時に3グループは焼かない(人間の処理能力が追い付かない。酔ってるし)

    をおもな注意事項として臨むと良いでしょう。
    1グループを一人一枚としているのは汎用的な定義です。肉が小さい、サイコロ系などの事情で同時に複数いけるのであれば、1グループの量をうまく調整してください。


    「炎上」したら氷のかけら

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    カルビやホルモンの脂の多い部分を焼いているうちに出くわすのが、「業火」です。赤い炎がゴーゴー舞って、焼き台の脇の煙吸い込み口に、煙とともに吸い込まれていきます。

    これは焼肉には大敵。黒焦げのもとになるからです。

    もっとも、カルビなどを焼く以上、この焔とはうまく付き合っていかなければなりません。ここで役に立つ、どの焼肉屋にも存在するアイテムが「アイスキューブ」です。

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    これを1個、焼き網の焔のもっとも強いところに置いてみてください。そして、トングで焼き網の上をこするようにしてください。
    するとほらほらほら。焔の勢いが弱まっていきます。

    これで、無駄な黒焦げの肉塊を作らずに済みます。
    現地では、「炎が強いので氷ください」といえば、出してくれることがほとんどです。
    カルビなど脂の多い肉を頼む際に、一緒に頼んでしまっていもいいかもしれませんね。


    ライスが来るまでは前哨戦

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    これは初期注文でいえることです。お肉とライス、あとキムチやサラダなどをポンポンポンと注文します。
    この時の焼肉屋さんの対応に注目。

    先にお肉が出てきて、ライスがあとから、といった場合には、ライスが来るまでは肉を焼く量をうまく調節しましょう。決して焼きすぎないのがおすすめ。

    簡単な理由ですが、人間たるもの、ほとんどはご飯と一緒にたれタップリの焼肉を食べたいものなのです。なのに、ご飯が来た時にはすでにお肉でおなか一杯、ということになってしまったら、焼肉の楽しみが半減します。

    焼き手がうまく調整していくことで、ライスが来るまでの肉量をコントロールするといいでしょう。

    ライスが来たら最初の項目のルールをまもって、グループ単位でうまく調整すると良いです。


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    鍋を囲むときには「鍋奉行」や「灰汁代官」がいるように、焼肉を焼くときには「焼肉番長」(造語。別に語呂は何も考えてないです)がいた方がいいと思うんです。

  • 全体的に肉をうまく配給し、無駄な黒焦げ肉を作らない。
  • どの肉が生焼けか、どの肉がぎりぎりか、どの肉がベストコンディションか。
  • たくさん食べているのは誰か、食べたそうにしているのは誰か。
  • 焼肉を楽しく食べるために、ひとりこういった気を使える人がいると、全体に好影響を与えます。
    それをしながら全体の会話も進めていくということを考えると、僕は焼肉番長こそ鍋奉行や灰汁代官よりも現場で忙しい、しかも食べることも楽しまなければいけない、大変なプレイングマネージャーなんだと思っています。

    黒焦げ肉は、焼肉の終盤戦に発生しがちです。肉の管理を個々が怠ってくるから。

    そんなもったいないことが無いように、焼肉番長が常に目を光らせ、おいしい肉の供給を心掛けていってみてはいかがでしょうか。

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