Android ipad iphone 電子書籍

電子書籍専用端末が成長しないと思う4つの理由

本記事には広告のリンクが含まれます。ご了承ください

アマゾン、楽天が電子書籍専用端末を国内リリースするなど、ちょっとしたニュースになっている。

だけど。

個人的な予想だが、電子書籍の専用端末って伸びないのではないかと思っている。

iPadやAndroidのタブレットに電子書籍リーダーを搭載する方が遥かに実用的だ。
嘗てワープロ専用機はパソコンのワープロソフトに駆逐された。そんなことが繰り返されるのではないかと思うのだ。
そう思う4つの根拠を挙げてみたいと思う。

一つ。人間はそんなにたくさんデバイスを持ちたいのか?
私のようにデバイス大好きな人間はともかく、普通所有する機種なんてものは極力少なくしたいはずだ。ライフハックのバズワードである「断捨離」を考えたとき、デバイスだって断捨離の対象になるはず。そのときに削られるのはiPadやAndroidタブレットではなく、何か一つしか出来ない専用端末のはずだ。

一つ。その電子書籍端末でしか読めない本がどれだけあるのか?
iPadやAndroidタブレットで読める本と、専用端末でも読める本があれば、人はどちらを選ぶのか。前者は既にお金を支払うルートが出来ている。AppStoreやGooglePlayだ。電子書籍のために人はまたクレジットカードを登録したり、支払いルートを作成したりする。
そのようなことをしたがるのだろうか?

一つ。自炊したPDFとの相性はどうか?
PDFに自由に書き込めるアプリケーションが用意されているなど、iPadやAndroidタブレットは様々なアプリケーション環境がある。なんだかんだ紙の書籍はなくならない。そしてそれを整理するとしたら裁断し、スキャンし、PDFにするしか無いと思うのだ。
そのPDFの扱い易さを考えたらiPadやAndroidタブレットの方が遥かに優位だろう。

一つ。電子書籍専用端末同士の互換性はどうか?
楽天の端末なら読めるけどSONYの端末なら読めない、また逆のケースもあるかもしれない。Sharpのガラパゴスでしか読めない。その状況は使いにくいに決まっている。
iPadやAndroid端末ならアプリで全て解決してしまうだろう。

これらの不利な点をクリアしない限り、専用端末の将来はそれほど明るくないと考えている。
さて、どうなることやら。

-Android, ipad iphone, 電子書籍
-, ,