まだまだ投票は紙に書くのが日本の選挙です。こんにちは@odaijiです。
~ 目次 ~
このエントリーの流し読みっ!
・僕がネット選挙の勉強会を開催しようと思った理由
・開催に至るまで。感謝しなければならない二人
・第一回の振り返り勉強会はした方がいいなと思ってます
2013年初夏の参院選、公職選挙法の改正によりネット選挙、とさわがれました。
公示日が過ぎた今日現在、一部メディアでは有権者が何をして良いか、いけないかの説明がされています。
僕もブロガーとして、SNS利用者として、ネット選挙でどのような
立ち回りをして良いのか、いけないのかがとても気になっていたのです。
幸いなコトにブロガー仲間に法律の専門の方がいたこともあり、勉強会を開催する運びとなりました。
アサイン&お話してくれたぱうぜさん、お話してくれた工藤さん、参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
主催として
ネット選挙と聞いたぼくの第一感は、
SNSのことなんぞロクに知らない人たちが法律の案を作り、決議し、施行するのではないか
ということでした。まあ、ある種の不信です。
ぶっちゃけ、
ネットを実情をようしらん人たちが作った法律が根拠で予期してもいない犯罪者扱いされてたまるか。
乱暴な言い方をすればこのような感情が最初だったんですね。
だからこそ、書かれていることが結局僕らに何をもたらすのか、SNS利用者として、そして法律に通じている人として、両方の視点を持っている人の話が必要だと思ったのです。
そこで前出のぱうぜさんに相談をした次第なのです。
どうせなら勉強会に
同じ思いを抱いている人はいると思いました。また、僕が声を上げることで、そういえばそうだよね!と気づいてくれる人もいると思いました。
だからこそ勉強会を開催するのが良いのではないかと。
勉強会の開催にあたり気になった点はみっつ。
一、金はない!
これもイメージですが、法律家を呼ぶなら金がかかる、そう思いました。参加者の経済的負担、いやいや僕の経済的負担がない勉強会にしたかった。
二、この勉強会で白黒はつかないことは、前提
ぱうぜさんから相談の段階で頂いた指摘です。結局、初めてのルールで運用するわけだから、何の実績も判例もない。そういう状態で有ることを理解する、また、参加者に理解してもらう必要があったのです。
三、時間がない
思い立ってから公示予想日まで、時間がない状態でした。おそらく主催側で十分な意志の疎通は難しく、語り手のお二人には語っていただくことに集中していただき、残りはすべて自分で引き取る形を取らないと開催できないかなと思いました。
このような中で準備を進めることとなったのです。
メンバー決定、準備。
ぱうぜさんへ本当に感謝したいのは、工藤さんという方をご紹介頂いたことです。自らが動けて法の見識もあり、ネットにも詳しく。
更に低コストの勉強会でお話し頂くことに関する理解がある方をさっと引っ張ってくださいました。開催から10日ほど前のことです。
ぱうぜさん、工藤さんはこの期間で資料を作っていかなければなりません。
お二人それぞれボランティアにちかいですよ。試行的なメリットはあったとは思いますが、本当に感謝です。参加者のブログ記事には
講演されたお二人と主催者さんお疲れ様でした!
的に書いてあることがありますが、私なんて場を作っただけ。お二人がいなければ何にもなりませんでした。感謝。
勉強会を決めてから当日まで3人で会うことはできなかったので、サイボウズLiveという無料のグループウェアを使って打ち合わせを進めました。ToDoや会場の説明、勉強会の意義や内容について、ファイル共有もすべてここで行いました。
▼サイボウズLiveさんのサイトはこちら。
無料グループウェア サイボウズLive
個人的にはチャットワークさんより使い易いです。カレンダーやアンケート、ToDoなどあってなかなかグループワークがやりやすいんです。
開催してみて
・まったくわかっていないこと
例:実際法案やガイドラインを作成している、いわゆる「官僚」側の事務方は、ちゃんとネットの勉強をしている。
→総務省のネット選挙のガイドラインには、Twitterのbotの話にまで言及しているんですよ。すごくない?
わかった気になっていたけれど、実はわかっていなかったこと
→未成年がやっていいこと、いけないこと。ネット選挙における「電子メール」の定義とか。
→「選挙期間」っていうのは投票日の前日まで、ということ。投票日に応援したらダメなんですよね。言われてみれば当日は選挙カー出てないよね。
さすがにわかっていたこと
→今回のネット選挙は、インターネットで投票するってことではないこと。選挙運動のツールとしてネットを使うこと。
やっぱり色々入り組んでいました。参加者とお話したときも「そうだとは思わなかった」というコメントを何度もいただいたように、また、参加者のブログ記事のSNSの反応を見ても、ネット選挙についてはまだまだ周知されていないんだな、ということが、今回の勉強会を通じて思いました。
みんなのためにというより、自分のために勉強会を開いて良かった。
内容に関しては当日バタバタしていた僕よりも以下のレポートをご覧になるのが良いでしょうから、以下のリンクをどうぞご覧くださいませ。皆様素敵にまとめてくださっています。
ネット選挙勉強会 ~ブロガー・SNS利用者がしていいこと・いけないことはなに?を考える~ に参加してきたよ #snssenkyo | 果報は寝て待て
[Å] ネット選挙勉強会に参加!SNSとの関係性・やってはいけない注意点とは? | あかめ女子のwebメモ
ネット選挙解禁!ブログやSNSでしていいこと、いけないことは?「ネット選挙勉強会」で話を聞いてきた #snssenkyo | Time to live forever
主に当日のTwitterをまとめたTogetterはこちら。
2013/07/04 SNS選挙勉強会のツイート - Togetter
今回の勉強会をうけて。
0)まだまだネット選挙のルールは練り込む余地が多い。だからこそ、まずは走りながらやってみて、というところだと思う。有権者がネット選挙で、あれが良い、これがダメ、それはわからない、と声を上げることが大切。
1)初のネット選挙が終わったタイミングで、実際やってみてどうだったのかを振り返る勉強会があってもいい
2)次の大規模選挙までは時間があるから、あいだに上手いタイミングで一度やってみてもいい
ネット選挙に関しては振り返り勉強会を開いてみたいと思います。もちろん前述のお二人の協力が無ければ何もできない無力ちゃんですが。
興味のある方、ご意見のある方、ぜひご意見いただけるとうれしいです。