海の幸は大好き@odaijiです。
~ 目次 ~
このエントリーの流し読みっ!
・震災復興で頑張る牡蠣漁師さんは次の一手を見据えていた!
・500個の夏牡蠣が次から次へと蒸され、参集者の胃袋へ。
・Rag Fairのおっくんも「普通に」主催サイドに。楽しく語らった!
7月14日(日) 、世田谷・下北沢の導了尊真龍寺で、牡鹿半島の阿部漁師さんによる夏牡蠣の販売会が行われまして、そこに参加してきました。
牡蠣を売るのは牡蠣漁師・阿部さん
▼奥の方が阿部漁師さんです。
阿部漁師をよく紹介されているビデオ情報はこちら。
20年働いていた会社を辞めてお父さんがやっている牡蠣漁の世界に飛び込んでこられ、牡蠣の販売に東奔西走されているとのこと。その一環として、夏の牡蠣の美味しさを東京の人にも味わってもらおうと、下北沢のイベント開催の運びになったもようです。
阿部漁師は、震災復興を、これまでの漁師さんとしてのビジネスを一段伸ばすチャンスでもあると捉えられ、新しい活動に着手されていらっしゃいます。
たとえば夏の牡蠣が美味しいことをもっと世の中に知らせたい、ということ。一般的に夏に食べる牡蠣は岩牡蠣、冬に食べる牡蠣はマガキなのですが、夏のマガキが美味しいんだよ!ということですね。これは今回の蒸し焼きで美味しさがとても伝わったのですけれど。
たとえば火を通さない牡蠣をうまく瓶に保存して外で食べやすくしたい、ということ。
そういった新しい事業をやるチャンスこそが、震災である種仕組みまで壊れてしまった今であるという風に捉えられ、精力的な活動をされているようです。
震災から漁師さんやお酒の杜氏さんが事業を復興させていますが、その事業復興には多大な借金も生まれています。
そして、震災前のことが出来ただけではその時点で頭打ち。借金を返してなお強く生まれ変わる、そういう夢をもって阿部さんは活動されています。
骨折した骨が、骨折前より頑丈になる。そんな形で新しい事業が伸びていけば素敵だなと思います。
お寺の境内で蒸し牡蠣会が。
1個200円という話を聞いてきたのですが、来てみる
「食べ放題 2000円」
の貼り紙が。聞けば500個持ち込まれているとのことで、これはちまちま一個ずつ注文している場合じゃない、牡蠣の食い倒れにチャレンジしてやるぜ!って勢いで食べ放題を申込み増した。
そしてそこで売っていたグルジアワインが1本1300円ということで、これもあわせて。見事な昼酒コースです。
一角を利用して、ガスコンロで次々に牡蠣が蒸し焼きされていきます。
できた傍から参加者がパクパクと食べていきます。
レモン汁や黒コショウなどの薬味もありましたが、そんなのはいらない。牡蠣に閉じ込められた塩分が蒸し焼きすることによってしっかりしみこみ、そのまま食べるだけでも十二分においしい、塩味の牡蠣が出てきました。
もう、何個食べたか覚えていない。
気づいたらワインも一本空いていた。
そんな状況です。
おっくん!
で、スタッフの人が
「おっく~ん、次牡蠣4個ちょうだい!」
って言ってる。なんだこの若者人気者だなあと思ったら、なんと
▼RagFairのおっくん!
おっくんの「HAPPY☆LUCKYの見つけかた」
でした。
▼RagFairの公式サイトはこちらね
RAG FAIR INFORMATION
おっくんは東日本大震災以降は牡鹿半島や福島の復興について精力的に動かれていて、今阿部漁師さんの牡蠣についても懸命な応援をされているんですね。
そんなおっくんがこの日も、牡蠣の販売イベントに参加され、自ら牡蠣を蒸し、「マイ牡蠣ナイフ」を持ち込んで殻を開け、僕らに提供してくれている。偶然いらっしゃった女性ファンもいらっしゃって、もんのすごく感激&ビックリしていました。
▼阿部漁師もおっくんも、とても楽しそうに牡蠣をお客さんに提供していました。
悲壮感のある復興じゃないんだよね。なんだか未来を見据えていた気がする。
美しいです。
牡蠣大会はお寺の中へ続く
途中ゲリラ豪雨に襲われたこともあり、お寺の室内に場所を移し牡蠣大会が続きます。
この他何品でたかわかりません。全部で牡蠣を30個、40個くらい食べたのではないでしょうか。
いやいやまさに牡蠣尽くし、牡蠣の食い倒れ。こんなに牡蠣を食べたのは生まれて初めてです。しかもおいしかった!
まとめ的な何か。
阿部さん
阿部漁師さんのお話を伺って、震災復興のさなかに次の一手を模索している方がいらっしゃることに、人間の力強さを感じましたね。
ただ落ち込んでるだけじゃない。
ただ政府の助成を待っているだけじゃない。
ただ己の悲運を嘆いていない。
境遇は人それぞれですからみんながみんな立ち直れているわけではないでしょうけれど、こうやって、震災前以上にしようとしている方の活動を見て、かえって僕が勇気づけられました。
学生ボランティア
国士舘大学のボランティアさんが5,6人、お手伝いをしていました。えらい。
良かれ悪しかれ、学生さんというのは時間があることが特徴だと思うけれど、その時間があることを最大限に生かしている活動だと思いましたよ。牡蠣をほおばるその姿はナチュラルな学生さんで、一生懸命働く姿も、これもまた学生さん。
美しいものを拝見しました。
そして、おっくん。
本業が忙しいさなか、被災地にも足しげく通い、現地の人と繋がりをもち、こうやって大小関係なくイベントに協力しています。
これ、ミュージシャンとか関係ないです。一人の人間として素晴らしい。尊敬でございますよ。
果たして自分がどこまでこういうことができるのか?いや実際復興支援として現地に行ったりしていないよなーと思いながら接し、お話してきました。
大変お世話になりましたし、大変楽しかったし、素敵でした。