軍師官兵衛 第2話です。
第1話で元服して大人になってしまった官兵衛ですが、子役の子は回想シーンでちょいちょい出てきます。
さすが子役使いが上手なNHK。
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の画面をキャプチャして編集させて頂いております
元服した官兵衛(岡田准一)。父・黒田 職隆(柴田恭兵)と丘の上で会話をするシーンから始まります。
父 「我らの役目は西の赤松から土着(地域住民)を守ること」。
小寺の殿から近習にとの声がかかりました。「人質だ」という官兵衛に、その考えは先走りすぎだという父。お仕えしつつも出すぎるなとも。
~ 目次 ~
片岡鶴太郎のバカ殿はサマになっている!
小寺の殿さま(片岡鶴太郎)に挨拶。鶴太郎の小寺はバカそうで、将来志村けんからバカ殿様の称号を受け継ぐのは片岡鶴太郎じゃないかと思うほどです。
共に小寺の家臣となる櫛橋左京介が挨拶。今後の小寺家の家が見えてきた。
目薬屋から姫路城の城主になった、ということを嫌味っぽく小寺側の家臣からちくちくといわれる官兵衛。黒田家は、目薬売りからのし上がったという定説なんですよね。
小寺の殿と囲碁を打つ官兵衛。官兵衛の勝ち
おまえの父親はワシには勝つようなことはしないと、戯言か本音かわからないことを言う小寺の殿さま。こういう面倒くさい上司が言う冗談だか嫌味だかわからないことって、聞く方はつらいんですよね。いわゆる「めんどくせえ」って奴です。
小寺の奥さまと打ち解ける
小寺の殿の奥方(高岡早紀)が、私も人質と官兵衛に。今回、妙に息が合うというか、気が合うというか、官兵衛の理解者としての立ち位置なのかなと見せるシーンが印象深かったです。
初陣
そうこうしているうちに、西の隣国・赤松家が小寺領内に攻め込んでくる一報がありました。官兵衛、初陣です。
小寺本陣にて。官兵衛のコトをライバル視する櫛橋のせがれが先陣を願い出て認められます。せがれ、ニヤリ。対して父に言われた通り小寺の近習として本陣にいる官兵衛。焦りが見えるが
父から「お役をしっかり務めろ」と冷静に諭されます。お父さん、良くできた人物であることがうかがい知れます。また、父に反発せず敬意を表している官兵衛。良い親子です。
ここは子供時代に遊びまわった地域、と、戦の途中で物見を申し出る官兵衛。
赤松勢が誘いの隙を見せていることを孫氏の兵法から判断する官兵衛。母里太兵衛に本陣へ報告させ、官兵衛は戦の真っただ中で父親含め重臣に報告。抜け道を案内してピンチに陥った櫛橋のせがれの救援に成功します。
重臣に褒められる官兵衛、櫛橋のせがれからは逆恨みの言葉。
官兵衛、暗い顔をしています。櫛橋のせがれの嫌味な言葉が原因ではないです。農民兵の死骸にショックを受けたのです。戦国乱世の時代に人の死を悼む官兵衛、戦略の資質と人を大切にする資質、第2話から出てきましたね。
尾張近辺
そのころ織田信長(江口洋介)。尾張の北にあたる美濃攻略をしています。 美濃の斉藤家攻略に入るが大苦戦します。
「十面埋臥の陣」で織田軍に襲い掛かる斉藤家。孤立した信長を迎えにきたのは秀吉(当時の名前・藤吉郎:竹中直人)。
川波衆に城攻めの擬態を見せて斉藤勢を引かせた秀吉に感謝する信長。
なぜ、織田信長が苦戦したか・・・。斉藤の陣にシーンが移動すると満を持して登場、竹中半兵衛(谷原章介)!将来、官兵衛の軍略の師ともいえる人です。
播磨情勢
姫路のあたりにいるのが小寺家(黒田家)。その西の隣に赤松家、さらにその西の隣に、浦上家があります。
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日が経ち、小寺と赤松が和議(一時的な停戦)を結びます。同時期に、浦上から同盟を求められた小寺。小寺家では会議(評定)が行われています。
浦上と小寺が手を組んだら真ん中に挟まれている赤松が追いつめられ戦になると進言する官兵衛、これが今回「出過ぎたこと」にもなりつつ・・・。
しかし小寺は浦上と手を結びます。その浦上家に輿入れさせるのが、幼馴染で子供ながらに結婚の約束をしたお辰。官兵衛、いろいろショックです。
直前に小寺の奥方から「好きな女の手は離すな」といわれていた官兵衛。戦国のならいではありますが、凹みますね。
さらに赤松が同盟したばかりの浦上の港を攻めたとの報告が入り馬を走らせる官兵衛。ここで第2話終了です。
まとめ 官兵衛の利発さと人間関係が見えてきた第2話
第1話は三略、今回は孫子の兵法が出てきました。官兵衛が幼少期に軍略を学んでいたことを改めて意識づけ、それを戦の場で活用できる頭のよさを持ち合わせていたことを表しました。
インプットをするだけではない、アウトプットできる、ということです。
また、主家の殿があまり聡明でないこと(小寺家の直系って、いまいないんですかね?自分の知り合いにも小寺さんっているけれど関係ないのかな)、尾張や美濃にはすごい人がたくさんいることなどが対比のように紹介されています。そして、小寺家の若き武将には疎まれてきる兆しも見えてきます。
これらが絡み合ってドラマは進んでいくことでしょう。