黒田官兵衛

【軍師官兵衛】第7話。小寺家は毛利・織田、どちらに付くべきなのか?

2014/02/23

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結構年月がぽんぽん進み、官兵衛が秀吉と出会うXデーまであと何話でしょうか?といったところ。

第6話のレビューはこちら

冒頭

荒木村重の茶室に入る官兵衛。村重からすんごい秘密を聞きます。

徳川・織田を蹴散らして上洛しようとしていた武田信玄が死んだですと!?

この報が各地に広がります。

さて、黒田家では、官兵衛の嫡子・松寿丸が一人のお坊さんと戯れてます。
お坊さんの名前は安国寺恵瓊。毛利家の外交担当です。

一節によるとこの安国寺恵瓊、織田信長の横死を予言していたとかなんとか・・・。
坊さんなのに妙に政治大好きなんですよね。こういう俗な感じ悪くないっよね

オープニングのあと、官兵衛と恵瓊が対談します。
互いの知恵者ぶりを認め合って、ジャブの交換が終了って感じ。

木下藤吉郎から羽柴秀吉へ

さて、織田家。浅井・朝倉家を滅ぼして、信長さんはご満悦です。

で、秀吉いじりの始まり。秀吉さん、このときはまだ藤吉郎という名前です。

「サル、おぬし、大名になりたいとぼやいているようだな、身の程をわきまえよ!」

  ↓

「浅井領であった北近江(琵琶湖の北東部のあたり)をくれてやる!」

まあ見事なツンデレ振りで。

此度の働き、あっぱれであった!とめっちゃほめられました。

そしてさらに。

「上さまにお願いの儀がございます。」

とおっしゃる秀吉さん。

名前を羽柴秀吉と改めたいと存じます! という秀吉。
当時の織田家の二大重臣の

長秀
田勝家

から羽の字と柴の字を頂いて「羽柴」という苗字にしたらしいんですね。

一節によると下の「秀吉」は丹羽よりも柴田よりも秀で吉となる、という、おっそろしい意味合いがあった、なんてのも聞いたことありますが・・・。
さすがにこの当時の秀吉、そこまで考えてはいなかったでしょうけれど。

土地もいただいて改名も許していただいて、喜び勇む秀吉さん。
苦虫をかみつぶしたような柴田さん、丹羽さん、プラス明智光秀さん。柴田・丹羽は新参者が取り立てられることに対する怯え、明智は秀吉よりあとの「入社」ですが、先に出世もしているので、やはり秀吉の出世に驚いているのでしょうよ。

そして、おうちに帰って、奥さんの「おね」さんに報告する秀吉さん。
落ちた小谷城は縁起が悪い。新しい城を作りなさい!とアドバイスするおね。まさに女太閤記です。
弟の秀長、蜂須賀小六も喜んでおられる。

ちなみに北近江の「今浜」と呼ばれるところに秀吉さんは城を建てるのですが、織田信長から一文字もらって(こういうところが人たらしの本領だ)「長浜」という名前に改めるんですね。だから、秀吉の初めての城(墨俣城除く)は長浜城です。

黒田家に戻って・・・

又兵衛という少年を官兵衛が連れてきました。のちの後藤又兵衛ですな。めっちゃ武勇の士。
「良き面構えじゃ」
という官兵衛さんですが、おしゃべりはあんまり得意でないご様子。

毛利につくか、織田につくか?Part1

さ、ここからは、小寺家(黒田家)が織田につくか、毛利に付くかの話に。

上月家にとついだ官兵衛の嫁さん・光の姉、力が黒田家を訪れました。まずは姉妹で久しぶりにおしゃべりします。

上月家が毛利領に近いこと、織田信長が仏敵であることを理由に上月家は毛利に付くこと。
だから黒田家も毛利に付くべき、と、光と姉妹のトークを繰り広げます。

官兵衛には子作りのおせっかいをして帰る力姉さん。

松寿丸と又兵衛

さてさて、松寿丸が手ぬぐいを水に浸しておでこを冷やしているご様子。
転びました、母の光に言った松寿丸だけれど、実のところは又兵衛と勝負をして打たれたものらしいです。

母に庇護される松壽丸に複雑な表情の又兵衛さん。謝るところだけれども雨のなか駆け出してしまいます。
雨の中又兵衛を探す光。みつけた濡れ鼠の又兵衛は高熱を出してしまってます。
看病をする光さん。

官兵衛もやってきて、又兵衛の生い立ち、親戚をたらいまわしにされた事実を光さんに語ります。
他人に心をなかなか開かないということらしいです。

寝言で「母上~」というべたな展開の又兵衛さん。

夜が明けて熱の冷めた又兵衛は「母の愛」もすこし感じられたようで。
庭にいた松寿丸とも仲直り。

ただ又兵衛さん、官兵衛が死んだ数年後に黒田家を出奔してしまうんですね。詳細な原因は不明ながら、次の当主の黒田長政(松寿丸)との折り合いが悪かったそうですよ。
今回のエピソードはなにか伏線になっているのかどうか・・・。今後がちょっと楽しみ

再び織田家

奥さんの濃姫から、長島の一向一揆の殲滅、比叡山の焼き討ちではむごいこと(女性・子供の殺戮)を諫言した濃姫さま。
因果応報などわしは信じない!という信長さん。

すこーしずつ本能寺の変フラグも立てつつ。

本能寺の変って明智光秀が織田信長を倒してしまうことを言うのですが、この理由って明らかになっていないんですよね。有力説、がいくつかあるみたいなんですが絶対これ!っていうのが無いみたい。
まあ今なければ、これからも無い気はしますが・・・。

大河ドラマでも、様々なドラマの中で描かれる本能寺の変ですが、本能寺の変は結構自由に描いている気がします。
なので、今回も明智光秀と織田信長の確執をどう描いていくかは楽しいですねえ。

毛利につくか、織田につくか?Part1

毛利と織田のどちらにつくかの会議。
播磨の中では東よりの別所家以外は毛利についているという実情。
織田の戦を見ている栗山と太兵衛は織田推し。

まあ、家中も意見が割れているという表現ですね。

そんな中、織田家。長篠の戦で武田勝頼をめっためたに打ち負かした話。3000丁の鉄砲で武田の騎馬隊を打ち破りました。

軍師官兵衛7-1
※長篠はこの辺ね。

※画像は(c) コーエーテクモゲームズ 信長の野望 創造
の画面をキャプチャして編集させて頂いております

毛利家でもその話題が。
播磨の別所以外は毛利についたのだけれど、姫路の黒田の動向がわからないと報告する安国寺さん。

小寺家では

櫛橋のせがれ・左京進は親の死後、家老になりましたとさ。
小寺の殿に「毛利に付くべし」と進言する櫛橋。「あいわかった」と小寺の殿。

櫛橋左京進は「殿は毛利に付くと仰せだ」と官兵衛に報告。順番がおかしいのは策略な感じを見せているんだね。櫛橋、精一杯の調略。
最初の方に出てきた力さんは、櫛橋家の娘。長男が左京進で長女が力、侍女が光というきょうだいです。なので、櫛橋家としては二人の妹を同じ側につけたい、できれば毛利につけたいという願いなんですね。

櫛橋左京進、官兵衛の義理の兄なので面と向かって否定はしなかったけれど、難しい顔を崩せませんでした。

お父さんと馬で出かけて心のうちを打ち明ける官兵衛さん。織田の勢い・力量は侮れないことを吐露します。

「失うことを恐れるな。お前が考え、お前が決めるのだ」

とアドバイスする父。お祖父さんなら「すべては生き残るため」と言っただろうなぁ・・・と。

官兵衛さん、腹が決まります。

でもって。

天正三年1575年6月。 小寺家の大評定が開かれました。

毛利に付くか、織田に付くか、存念を聞きたいという小寺の殿。
重臣は毛利に付くべき、織田は危ないと。

唯一織田に付くのが最善と言ったのが官兵衛。

官兵衛さんのおっしゃる意見は以下の通り。

毛利は・・・
・大国
・元就の遺言に従って領土を守るだけで攻めにでない
・輝元は若輩すぎる。叔父の助けがなければ采配も振るえない。そんな大将で織田に勝てるか!

織田は!
・天下布武という大義を掲げている。
「国をおさむる者は義立てばすなわち王たり」(荀子)」
大義を持って兵を進めているからこそ、たかだか尾張半国からついに武田を打ち破るまでになった、と。
その勢いは侮れない。

・織田の強味は大義だけではない
政(まつりごと)
楽市楽座で町を活性化。領内は繁栄を極めている。
家中では門地門閥にかかわらず取り立てるから、才能のある人がどんどん上に立つことができる。
・武勇・智謀ともに備わった織田信長こそがふさわしい!

官兵衛の熱く、しかも流れるトークに思わず「あいわかった」って言っちゃう小寺さん。ちょっと前に毛利に付くことで「あいわかった」って言ってたじゃん・・・。相変わらず・・・。

小寺の殿さまに「小寺家の命運、官兵衛に預けたぞ!」といわれる官兵衛さん。
面子をつぶされて悔しがる重臣。とりわけ櫛橋。自分なりに調略してきたのにねえ。

おうちに帰って。

岐阜行きを前に、櫛橋の顔をつぶし、力と敵同士になってしまうかもしれないことを光に謝る官兵衛さん。
光さんは「殿についていくだけです」と良い奥さんぶり。

小寺の不信感が表に

小寺の殿は嫡子と相撲ごっこ。
「キツネにつままれた気がする」と奥さんに愚痴る小寺。小寺の奥さんは信ずるに足りると。
ここにきて
「思案のしどころじゃのう」
「いざとなればあ奴(官兵衛)に責めを負わせればいいか」
と冷酷なつぶやきをする小寺の殿に、奥方は唖然とした表情を見せます。

官兵衛、岐阜へ

岐阜への道中。官兵衛は、栗山、太兵衛、井上と道を歩きます。
何者かに命を狙われるが、3人が強い強い。蹴散らしちゃう。

まずは摂津の有岡城に立ち寄って、荒木村重さんと会う官兵衛ご一行。取次の依頼をするわけですね。

信長に肝を抜かれ無いようきをつけなさい!と村重の奥さんに言われる官兵衛。

あいまいな答えは許されないよ、と村重からはアドバイス。

でもって岐阜。信長と官兵衛、ご対面です!

黒田官兵衛30歳、歴史の表舞台に出ようとしていた!とナレーションが入って今週のお話は終了。

次回、いよいよ秀吉と官兵衛が出会う!

織田に向かいたいけれど小寺家はビミョー

第6話で信長包囲網が破れ、織田信長は天下統一にまい進します。
そんな様子、世の中の仕組みを変える様子をみていて保守派・旧態依然の毛利家よりも織田が良いと力説する官兵衛さん。

でも、同じ保守の小寺の殿さまは、いったん官兵衛に同意しつつも違和感感じまくりのようでして・・・この後どうなりますかねえ。

歴史の表舞台って・・・。黒田家が小寺家の家老であったことも歴史なんだけれど、これは裏なんのね・・・。ま、いっか。

来週から話が大きくなります!(兵庫県内の争いだけではなくなります!)

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