ちょっと前、Facebookでアダルト動画に「いいね!」が押されてしまう事象が出てきたことがニュースになった。当該のアダルト動画は視聴の際に確認のリンクを何度か押させる仕様になっており、そのうちの一つのリンクがFacebookの「いいね」ボタンと連動しているという仕組みだったようだ。これに引っかかった人、あるいはFacebook状でそのアダルト動画が気になった人が、見ただけでFacebook上では「いいね」を押したことになってしまっている状態になったということだ。
現象の問題はいろいろあるだろうし、原因と各システムの対応もいろいろあるだろう。そういった中私としては「ブラウザーは使い分けておいた方がいいよ」とおススメしておきたい。
WindowsにもMACにも共通しているブラウザーはいくつかあるのでそれらのソフトを例にとって話すと、例えばFacebookはFirefoxを利用して閲覧する。Twitterやその他の個人名を前面に出すSNSなどは一つのブラウザーで利用する。
そしてアマゾンなどでショッピングする場合はSafariを利用する。個人の買い物情報が紐づく情報はSNSに持っていかれたくないのであれば、こうすることで防ぐことが可能だ。
アダルトなコンテンツにアクセスするときはOperaを使う。何か問題があってもOperaから外にはなかなか出ない。もちろん危ない実行ファイルなどは実行してはいけないが。
その他、例えば身体の問題など(深刻な病気や障害など)があれば、それはまた別のブラウザーを利用する。WindowsとMACに共通しているブラウザーがもう思い当たらないので製品名は省略するが、まだまだブラウザー自体は存在する。それらを使う。
YahooやGoogleなどでアカウントログインをする場合も別ブラウザーに分けるか、買い物系などと共通して使うかしたら良いだろう。
ここまでやると相当だが、私もここまでは実践していない。ただ、こうしてブラウザーを分けることによって、コンテンツ間で無用な(しかも利用者が意図していない)履歴の連携をさけることができる。利用者が意図していない連携の例としては、例えば痔で悩んでいる人がその関連サイト(病気についてや病院について)を見ていたとして、ふと職場のPCでYahooにログインして検索するデモを行った際に、広告欄に痔の情報が出てきてしまう、ということが挙げられる。これはちょっと恥ずかしい。
こうした事象を避けるためにはログイン/ログアウトをこまめに行う手もあるが、それよりはブラウザーを使い分けた方が簡単なのではないかなと思う次第。応用はいくらでもできるので、ブラウザーを使い分けることを軸にいろいろ考えられたらいかがだろうか。