先日大幅値下げをしたGoogleドライブ。クラウドストレージとしては結構破格なお値段になっていまして、100GBで月1.99ドルというお安さなんですね。
敬愛するブロガーの @goryugo さんが先日、この安くなったGoogleドライブの使い方として
超安くなったGoogleドライブの使い道 自炊本置き場としていい感じだった | ごりゅご.com
という記事を書かれていましたが、私も有効と思われる使い道を思いつきましたので、100GBの契約をしてみました。
~ 目次 ~
動画ファイルを受け渡す場所にしてみる
それは、ビデオカメラなどで撮影した動画のファイルを受け渡す場所にする、というもの。
ハイビジョン画質の一番低いサイズが1280×720ピクセルという解像度なのですが、これでまあ満足いく画質で録画すると、1時間で4GBくらいのファイルサイズになったりならなかったり。
イベントで記録のために動画を録るのですが、これの共有に結構困っていたんですよね。DVDに焼いて送るのも面倒くさい、SDカードに入れて渡すのも、都度メディアを買わなきゃダメ。
GoogleはYouTubeという動画共有サービスがありますが、あれは
「動画を共有」できるのですが
「動画ファイルを受け渡す」ことはちょっと面倒くさいんですよね。
ファンサービスなんかの意味では動画の共有で良いのですが、スタッフが記録を手元に置いておくことを考えると、動画ファイルの受け渡しが大切なんです。
100GBでおよそ200円という価格設定なら、まあGoogleドライブで渡してしまえば問題ないでしょう。
アップロードや共有設定は結構簡単
Googleドライブで共有用のフォルダーを作り、そこに移動すれば、すぐアップロード可能な画面になります。Windowsの適当なフォルダからファイルをドラッグ&ドロップでアップロードすれば完了です。
で、複数のファイルをアップロードしてまとめたフォルダを右クリックすれば、共有の設定が可能ですよ。
これで、あとは共有の場所などを相手に指定すれば共有完了。非常に楽に大きなデータを共有することができました。
これなら動画ではないどのような大きなファイルでも簡単に相手と共有できますね。
受け渡し追えたら動画ファイルを消せば、まあ100GB(=月に約200円)あれば共有領域+自分のちょっとしたデータ置き場としては十分。うまく運用できる気がします。
僕はイベント運営でプライベートな動画を人とやり取りすることがあるから、こういう存在は助かります。
主な他社クラウドストレージとの比較
主なクラウドストレージの、2014年4月1日現在の価格比較を表にして置いておきますね。
3社とも価格設定がある100GBのところで見ると、圧倒的にGoogleドライブが安いです。
他社が今後どのように対応するかが興味深いところです。
サービス名 | Googleドライブ | DropBox | OneDrive |
---|---|---|---|
母体 | DropBox | マイクロソフト | |
無料時使用量(標準) | 15GB | 2GB | 7GB |
50GB |
499円/月 2000円/年 |
||
100GB | 1.99ドル/月 |
9.99ドル/月 99.00ドル/年 |
799円/月 4000円/年 |
200GB |
19.99ドル/月 199.00ドル/年 |
1199円/月 8000円/年 |
|
500GB |
49.99ドル/月 499.00ドル/年 |
||
1TB | 9.99ドル/月 | ||
10TB | 99.99ドル/月 |
iPhoneアプリの対応はDropBox、Androidや専用のOficce系アプリケーションがある総合的な便利さはGoogleドライブ、マイクロソフト製品との相性抜群なOneDirveと得意分野は様々です。
また、Googleドライブはその利用規約の中に
本サービスにユーザーがコンテンツをアップロードまたはその他の方法により提供すると、ユーザーは Google(および Google と協働する第三者)に対して、そのコンテンツについて、使用、ホスト、保存、複製、変更、派生物の作成(たとえば、Google が行う翻訳、変換、または、ユーザーのコンテンツが本サービスにおいてよりよく機能するような変更により生じる派生物などの作成)、(公衆)送信、出版、公演、上映、(公開)表示、および配布を行うための全世界的なライセンスを付与することになります。
と、Google側にもし悪意があった場合に自由にコンテンツを使われてしまうような規約があります。これを気にするのでしたら、このような表記のないDropBoxやOneDriveを使うのが良いでしょう。価格重視で何か使いたいことがあればGoogleドライブが便利なのではないかと思います。
みなさんの利用シーンや情報管理ポリシーと突き合わせて、どれかを使ってみるのも良いでしょうね。