自分の考えをまとめるときにおいて、の話ですが、僕がメモを取る時に大切にしているのは、課題と解決点だけでなく、なぜその解決方法に思い至ったのか、なぜその解決方法を選択したのか、という思考プロセスです。
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振り返って役に立つのは「どうしてそう思ったか」の過程
課題と結論をメモしておけば後で見返したときに、あのときどういう選択をしたかがわかります。
でもそこで「なぜそれを選択したか」をメモしておくことで、似たようなケースが出てきたさいの自分らしい選択基準を思い出すことができるのです。
選択したこと自体は一瞬でも、選択に至るプロセスで調べたことはたくさんあるでしょう。その一番時間を使った部分を記録しておかないのは、実にもったいないと思うのですね。
弱気になったのであればなぜ弱気になったのか。利益と名声を比べたときに、どのような理由でどちらを選んだのか。その記録が、将来別の決断をするときの参考になります。
自分以外の人が「なぜその選択をしたか」も記録してみる
打ち合わせで職場の同僚や同じプロジェクトチームの人が決定したようなことがあれば、その人がなぜその選択をしたかもメモっておくと良いでしょう。
次にその人が決めるような議題で話し合うときに、その人の傾向がわかる(価格面を重視する、全体効率を重視する)ようになると、対策が取りやすいとか決裁を仰ぎやすくなります。
振り返りと成長の確認
プロセスをチェックすることで、後から見返したときの記憶の復元がやさしくなります。結果だけでなく「なぜ」の部分を控えておくことで、当時の活動をまざまざと思い起こさせてくれます。
また思考プロセスがよみがえることで自分の考え方の変化や成長も手に取るようにわかります。課題と結果だけではない、思考の過程こそが継続的な成長の大きなポイントになるのではないでしょうか。
仕事の議事録や作業記録でも
思考の過程を議事録や作業記録にふくめておくと、将来の引き継ぎや似た業務を新規に起こすときに大変やくにたちます。
もちろん時代や周囲の変化に気を付ける必要はあります。
過去の事実の理由がわかると、当時はコストを重視していた、当時は作業効率を重視していた、当時は「とにかく回す」ことを重視していた、という事情が分かり、改善点や今に対応させる改善が見つかりやすくなります。
ブログにも書いてみる
なぜそう思ったのかをブログに書いておけば、それが良いライフログになることでしょう。
思考の過程を書くこと、よかったら試してみてください。