大人になってね、思いましたよ。
大学の図書館、学生時代にもっと行っておけばよかったなって。
僕の学生時代は理工系にいた(バカだったので「りこうではない」と言ってました)ものの、図書館なんて、単に「レポートを書くためだけの場所」でしかなかったんですけれどね。
まあ何というか知識の宝石箱なわけですね、大学図書館。
で、比較的家から行きやすい大学図書館のWEBサイトをぼーっと眺めていたら、国士舘大学の図書館が周辺住人に開かれていて大変使いやすい環境だったことに大変驚きました。
※僕は国士舘大学OBではありません。図書館を使ったこと以外のかかわりは何もありません。
~ 目次 ~
利用条件には差がある
近くで使えるところなかんべー?と思って探してみたのが以下の三か所。
3大学とも私の母校とも関係なく、教育関係に従事しているわけでもなく、本当に「ただの外部」の人なんですが、どうやったら使えるかをざっと調べてみました。ここで記述しているのは大学関係者でも教育関係者でも他大学の学生でもない、本当に周辺に住んでいる一般住人にとってです。
どうも、大学によってポリシーが違う
一般の人が使えるか使えないかで言えば、どの大学も使えます。
でも利用ポリシーは少しずつ違いがあるみたい。
東大
東京大学の学生・教職員・卒業生・元教職員、他大学・研究機関の学生・教職員に該当しない、一般の方も駒場図書館の資料を館内閲覧・複写することができます。
(一般の方のご利用は、平日 9:00 ~ 17:00の間となります)ご利用の際には、事前申請していただくことをお願いしております。
電子メールの場合は前々日(土・日・祝を含まず)まで、往復はがきの場合は1週間ほど前までにご申請ください。
メールや往復はがきで申請をして当日伺う、というルールのようですね。
調査対象ががっつり明確になっている場合は問題ないですが、利用したい所蔵の確認をシステムで事前確認したうえでの申請となるので、「○○についてざっくばらんに確認したい」という場合にはちょっと使いにくそうです。
明大
紹介状、及び身分証明書を持参してください。
館内閲覧とコピーサービスを利用することが出来ます。
図書館カレンダー等で開館(受付)時間、利用時間等を確認してください。(中央、和泉、生田、中野の各地区によって利用可能時間が異なりますので、ご注意ください。)レファレンス・カウンターで受付いたしますので、日曜、休日、夏期一斉休暇、年末・年始は受付けしておりません。(和泉の試験期間休日開館日は受付可) 図書館カレンダーのフロア別サービス時間をご参照ください。
国立国会図書館、公共図書館で利用できる資料については、その所蔵機関を優先して利用してください。
こちらも、利用したい資料を事前にネット検索して図書館に存在するか確認してから、紹介状を発行してもらって訪れるタイプ。東大に比べて紹介状が必要な分、さらに手続きは煩雑になります。
ちなみに紹介状は、公立図書館などで発行してもらえるようです。
▼調布市立図書館の場合なんかはこうです
大学図書館,専門機関等への紹介状発行について レファレンスサービス│調布市立図書館
国士舘大
手続きには
・身分証明書(運転免許証・健康保険証・住民票・パスポート等)
・印鑑
・登録料1,000円
が必要になります。
公開利用制度をお申込みいただきますと、「公開利用カード」が発給されます。
このカードで、図書館の入館ゲートを通過したり、図書の貸出サービスやAV資料の閲覧サービスを受けることができます。
ただし、公開利用カードは、申し込み日時に限らず、有効期限が年度末(3月31日)となっております。
更新手続きをすることで、引き続きご利用いただくことができます。
公開利用制度というものがあり、最初(および延長しなかった場合の再発行)に1000円必要なものの、あとはIDカードで図書館の入館ゲートを通過して貸出やAV閲覧ができるようになっています。
特定の資料に限定して申し込むのではなく、勉強したいジャンルを書けばよいという、良い意味での「ゆるさ」も使い勝手の良さに寄与していそうですね。
世田谷・鶴川(町田)・多摩 の3図書館で同様に使えるそうですよ。
手続きしてきた
国士舘大学の公開利用者制度、手続きをしてきました。IDカードを学外向けに作成することもあり即日カード発行とはいきませんでしたが、ゲスト入場することで中を見学することも出来ましたよ。
大学図書館、もう20年ぶりくらいに行くわけですが、今見ると知識の宝庫だってことが良くわかりますねえ。
歩いているだけで楽しかったです。
図書館ですから静かにマナー良く使っている方ばかりです。閲覧席には周辺地域にお住まいの方っぽい方もちらほら。まあまあ住宅街の中にあったのですが、開かれているのは良いことですね。
個人のパソコンを持っていくことも問題ないそうで、閲覧席の多くにはコンセントが挿せるようになっていました。さすがに学内LANに繋ぐわけにはいきませんから、モバイルWi-Fiなどを持ち込んで使えば資料タップリの書斎で作業ができるような状況になりますね。
まず学内ありきだけれど
大学図書館なので、やっぱりまずは学内の利用者を優先すべきだと思います。わけのわからん人が大挙して、貴重な資料が粗雑に扱われたり紛失したりするのでは元も子もないでしょうし。
でも、公開利用制度を設けてくれている国士舘大学は地域住民に親切だなと感心しました。
人間て不思議なもので、環境を与えられている学生時代に有効活用できなかった図書館に、今楽しく通えたりしちゃうんですよね。
学術書だけかと思いきやさにあらず。文庫本の小説もありますし、一般の雑誌も読むことができますね。
ヘタに立ち読みするより真剣にじっくり読むことができますし、利用価値はとてもありそうです。
僕はIT・情報技術・マーケティングの本を読んでみたいと思っているのですが、趣味の歴史に関する本も大変興味部会です。
公立図書館が近くにあればそこの登録もすればよいでしょうけれど、公開利用できる制度の大学図書館は同じ知恵の宝庫として登録しておくとさらにお得になるのではないかと思いました。
大学の邪魔にならないように、そっと勉強しにいってみたいと思っています。