久しぶりにGoogle Analyticsを見ていたら、PVが伸びてるなーとは思ってたんですよ。無責任に。
で、明らかにおかしいと思っていたのが、
直帰率が1%だった
ってこと。おかしいおかしいとは思っていたけれどブログの表示に影響していたわけではないのでスルーしていました。いつもいろいろ教えてくれる @akio0911 さん、だめなブロガーでサーセン。
どうやって調べたか。修正した結果どうなったか、を反省文としてまとめておきます。
~ 目次 ~
直帰率
そもそも「おかしさ」を知るきっかけになった「直帰率」。これなんですか?ということなんですが。直帰率とは、
あなたのページを訪れて、1ページだけを見て、で離脱(ブラウザーを閉じるとかほかのWebサイトにいくとか)した割合
です。もちろんサイトの作りとか優秀さによって数字はいろいろ変わってきますが、僕が体験した1%なんていうのは「ナイナイ」ってレベル。狙ってこの数字作れたら神です。
▼Google Analyticsのトップ画面をみてこんなんなってたら、疑ってかかれ、って話ですね。
先達の失敗
人の失敗を取り上げて申し訳ないのですが、僕の敬愛するブロガーの「あかめちゃん」という方がいらっしゃいましてね。1年半前に同じことをなさってたのを、何となく覚えていたんです。
▼この記事です。苦い記憶を掘り起こしてスマン
[Å] 祝20万PVはお預けに…Googleアナリティクスを設定する時の注意点! | あかめ女子のwebメモ
で、この現象が似ていることから同じ原因を疑って確認してみることにしましたよ。
調査開始
調査は結構簡単なんですね。GoogleAnalyticsの仕組みは、1ページ訪問するごとに1回、GoogleAnalyticsにデータが渡されるものを集計・分析される、ということなので、GoogleAnalyticsの呼び出しが複数回あったらヤヴァイということ。
呼び出しの数え方
どうやって呼び出しの数を数えるのかと言えば、自分がGoogleAnalyticsからもらっている専用のIDがあるので、それをどこでGoogleAnalyticsに投げているのか、ということになるんですね。
専用のIDはGoogleAnalyticsの自分のページに行けばすぐわかります。
▼この「UA-」で始まる数字をまずは覚えておきます。
これをどこで数えるのかですが、自分のブログのなんでもいいから一つのページを開いて、ブラウザーの適当な部分をマウスで右クリックして、「ページのソース」を開きます。
▼こんな感じね
で、ソースコードの画面がでてきたら、
WindowsならCtrl+F
MACならCommand+F
を押すと右上にキーワード検索の窓が出てくるので、ここに先ほど覚えた自分専用のIDを打ち込みます。
ほとんどの人は「UA-」だけでも大丈夫なんだけれど、自分のID全部入れておきましょう。で、エンターを押すと、その窓の右側に分数が出てきます。
分母が2以上なら、2か所以上でGoogleAnalyticsにデータが投げられている可能性があるっちゅうことですね。
上記の画像は修正後にゲットしたものなので僕の場合は二つ見つかっているのですが(多分問題ないので後で説明します)、ここで二つ以上見つかっているなら、処理を疑ってかかる必要があるのではないかと思いマス。実は直帰率1%の時の僕のページには、Analyticsのコードが3つ見つかってたんですね。僕の場合は二つでなければならなかった風なんですが。
見つかったコードの判別
さ、見つかったコードを良く見てみましょう。
▼ひとつめ
▼ふたつめ
▼みっつめ
これら、コードだけ見ていてもよくわかりませんが、周辺のコメントやらにヒントが隠されています。
▼ひとつめ
UA-のIDの2行上に
Google Analytics for WordPress by Yoast v.4.3.5
とありますね。これがヒント。というか答え。この名前のプラグインが僕のWordPressに仕込まれています。
▼ふたつめ
UA-のIDの、カラ行を除いた3行下に
/All in one seo pack
とありますね。これがヒント。というか答え。All in one SEO Packというプラグインが僕のWordPressに仕込まれてます。
▼みっつめ
UA-のIDの2行上に
#commentform submit(~~
とありますね。これは僕のブログに設置しているコメント入力欄のところで、コメントを送信したところで諸々分析しようというものですね。
Contact Form 7というプラグインによるものかと思われます。
Contact Form 7は除外
みっつめのContact Form 7は削除対象から除外して良さそうです。
これはコメントを入れて「送信」ボタンを押したときだけ発動するはずのものだから。
なので、
Google Analytics for WordPress by Yoast
All in One SEO
のどちらかのAnalytics設定を外せばよい、という方針に定まりました。
そもそも両方に設定を放り込んでる僕が悪いんですけれどね。見つかってよかったわ。
片方を外す
All in One SEOはさまざまなSEO(Google検索の最適化)を狙うことができるツールなのですが、こちらからの設定を外すことにしました。
理由は二つのプラグインがAnalyticsのコードを記述していた場所で、Google Analyticsプラグインの方はブログのページのheadタグの中に仕込んでくれていたからです。
うろ覚えの知識ですがAnalyticsのコードはHTMLページのheadタグの中に埋め込まれていると良いということが書いてあった記憶があるので、そちらに書かれている方を残した、ということです。
外してどうなったか
外してどうなったかはiPadのQuicklyTicsというアプリで確認しました。
▼ここからダウンロードしてね。有償アプリだよ
夕方の4時位に改善して0時まで流してみた結果が出ているのでわかりやすいかと思いマス。
以下、折れ線グラフが出てきますが、右3分の1がAnalyticsのコードを一つ減らしたあとの状況です。
折れ線グラフは緑色が前日のもの。水色が当日のもの。緑色はすべてコード2重の状態です。水色は夕方から改善済、ということで見てみてね。
直帰率
問題の直帰率を見てみましょ。BOUNCE RATEってのがそう。
はい。バーンと上がっていますね。残念だけれど納得のいく感じです。直帰率たけえな。
訪問者数
VISITS。訪問者数です。何ページ見たかじゃなくて、一回くれば何ページ見ても、たとえ1ページでも1訪問。
これはそんなに変わっていません。グラフ左に変な山がありますけれど、これはある記事にはてブが8ついた影響なので無視してOK
ページビュー
WordPressブロガーがとても大事にする数字。PageView。
当日の夕方からきっちり落ち込んで(本来あるべき数字に戻って)ますね。改善されたといえるでしょう。
訪問ごと閲覧数
訪問者が、一回の訪問あたり何ページのブログを見てくれたか、という数ですね。
簡単にいえば訪問者数×訪問ごと閲覧数=ページビューですわ。
ページビューを増やしたかったら、訪問者を増やすか、訪問されたときに、もっと見てもらう(回遊してもらう)かを頑張れよってこと。
うん、これが綺麗にほぼ半分に落ち込んでくれてます。二つ埋めてたコードを一つにしたんだから妥当、妥当。残念。
新規訪問者数
検索とかで僕のページに初めてきてくれた人。ここが多いと、リピーターだけでないブログなんだよという傾向になるっちゅうことです。
うん、これはコードが2重でもあんまり関係ないみたいですね。
直帰率・ページビューへの影響があるべき姿に戻った
以上、調査をして修正し、あるべき姿に戻るところまでをお届けしました。
一時期ページビューが増えて喜んでいたのが大いなるぬか喜びだったことが判明したのですが、何気に自分のページのソースを読んだのもなかなかなかったし、これで正しく様々な調査ができようというものです。
また見た目のPVが減るのは残念ですが、せっかくなので調べる癖をつけていくことにいたしましょうかね。
▼最近買った本です