この数年のパソコン・スマホに共通することだと思うんだけれど、
マニュアルが無くても直感的に使える
ことが利点・美徳として語られている風潮があると思うんですよね。うん、まあ、そうなんですけれど。
でもね、利用者によって「感覚」や「当然」の基準は全然違うんですよ。メーカーが価値を創造してユーザーをリードするのはいいんだけれど、それがゴリ押しになるのは暴走寄りだと僕は思うんですよねー。
だから、マニュアルが無くても直感的に使える努力(ユーザーインターフェースってやつかな)をOSやアプリを作る方は意識しつつ、どういう操作ができるのかっていう仕様・説明書をみんながわかるところに置いておいてください
っていう気持ちが強いです。ハードウェア・ソフトウェア共にです。
はい。
ドキュメントが無くても使えることは良いこと
です。ただし
全部の機能を網羅したドキュメントはほしいです
が今回の骨子。
~ 目次 ~
思えば家電の説明書はすごい
そうなんです。思えば、家電の説明書って結構すごい。やりすぎなんですけれどね。
「電源が入らないときは」
→電池が正しくセットされているか確認してください
→コンセントが正しく挿さっているか確認してください
ここからやってますもんね。読者の想定を一番リテラシーの低い人にまで下げて、そこのレベルがわかることまで書きます。さらにお客様サポートセンターがあって、そりゃあ、製品に関するコストがかさみますよねぇって感じです。
電話サポートでも「説明書の〇ページはご覧になりましたか?」という、質問者と回答者の共通プロトコルで会話できるため、何もない状態よりは話しやすいのではないかなと。
利用者は製品と説明書を見れば、基本的に手元の情報がすべて、といえる環境があるんですよね。
ただし紙のマニュアルなんて読まないよね、ってこともありますよね。はい、そうなんですが、それはそれで、次へ。
オンラインマニュアル
オンラインマニュアルがしっかりそろっていれば、まあ大丈夫です。僕は。ただ、
購入者の大部分がオンラインマニュアルにまでたどり着けるスキルを持っているんですか?
というところが気にかかっています。
ただでさえ、一番ぱらぱら読みやすいマニュアルでさえ読まれにくいのに、さらに入手しづらいオンラインマニュアルになってしまっている。
どうせ読まれないからオンラインにしてコストを削減しているのか
機能追加時などに差分の連絡が楽だからオンラインにしているのか
マニュアルの専門家じゃないからわからないけれど、どんな場面でも読める「紙のマニュアル」にも利点があるんじゃないかなと思うんです。少なくとも僕はマニュアルって全部取っておいて(紙のままか、PDFにスキャンするかはそれぞれ)、必要な時に手元に用意できるようにしています。
機能がみつからない?
とくにソフトウェアの操作でありがちなんですけれど、
特定の操作についての説明をオフィシャルのサイトでも見つからず、積極的な利用者のブログで知る
というケースがあります。あれが一番納得できないんですよね。
※僕の検索が悪くて見つけられていないのであればゴメンナサイ。
マニュアルを有償にしてもいいけれど、実装されている全機能を網羅したドキュメントは開発者に用意してほしいなあと思うんですよね。このやり方を知ってるユーザーはαだとかすごいだとか、何か大事な点がずれてるような。
このあたり、開発者にはお願いしたいなあ。実装している内容は、購入者が苦も無くしる環境であってほしい。
とりわけOSや有料アプリは、買ったからには全機能を知る権利、あると思うんですけれど。
僕は利用対象物の機能を自分でググって調べたいんじゃないです。
すでにある物は手元で調べるレベルで使いたいです。
人様のブログで調べるのであれば、本来ある機能を「フーン」って知るんじゃなくって、
便利な使い方を知りたいんです。