僕はLightning Talkに関する練習会を主催しています。直近では
こちら、7月5日に五反田で行う「Light Lightning Talk」という5分間プレゼンの練習会を行います。
5分間プレゼンの勉強会 第7回Light Lightning Talk ( #lightlt ) | Peatix
また6月21日に青山で行う「東京ライフハック研究会 LT練習会」のスタッフでもあります。
6月21日 東京ライフハック研究会 プレゼン練習会(東京都)
人前で話す経験値を積める貴重な場でありますので、両方の練習会ともにご参加頂けるとメリットが大きいのではないかなあと思っている次第なんですよ。
何となく興味あるんだけれど
・そもそもライトニングトーク(Lightning Talk・LT)って何それ怖い
・興味はあるけれどどうやっていいかわからない
という方のために、やること、準備したいことなどを簡単にご紹介したいと思いマス。
~ 目次 ~
そもそもライトニングトークって何なの?
毎度おなじみWikipediaによりますと、1997年頃からコンピューター技術関係のイベントで発生した、希望者・登壇者などによる5分間の短いプレゼンテーションのことを指します。
最近ではIT技術者のイベントでは規模の大小問わず、結構行われているようです。
かんたんなルール
大したルールはありません。
1)持ち時間は大概5分です。イベントによって10分など、異なる場合もあります。
2)持ち時間が過ぎると、大概は強制終了です。イベントによってはゆるく、延長OKのところもあります。
3)テーマはイベントごとに定められています。一見関係ない内容をどうテーマにこじつけるかは、演者の腕の見せ所でもあります。
6/21の会では「仕事に役立つライフハック」、7/5の会では「夏の楽しいすごし方」です。
4)表現方法はわりと自由です。
・PowerPointやKeyNoteといった、パソコンやスマートデバイスのプレゼンテーションソフトを使う例。捻って「Prezi」を使う人も最近は出てきてます
・HTMLなどでシンプルに行う例
・プレゼンテーションソフトを使わずに大声で話す例
・歌やジャグリングなど「芸」に走る例
・聴衆者と語らいトークイベント的にまとめてしまう例
・聴衆者とアイスを食べてしまった例
・・・などなど、演者の裁量が広い場合があります。
※もっとも、何をして良いかはイベント主催者に事前相談するのが良いでしょう。
6/21の東京ライフハック研究会のライトニングトーク、7/5のLight Lightning Talkに関する質問はご遠慮なく私までお寄せつかぁさい。
実演
良くある
プレゼンテーションソフトを使いながら5分間話す
というパターンでご説明しますと、
1)自分の順番になりましたら、プロジェクターに自分のプレゼンテーション用マシンを接続し、ソフトを起動、準備にはいります。
イベントによってはあらかじめプレゼンテーション用マシンが決まっており、事前にデータを送付しておかなければならないなどのルールがあるかもしれません、それに則ります。
2)主催者の開始の合図に従い、プレゼンを開始します。資料は事前に作っているはずですから、自宅で練習するなりした成果を存分に発揮しましょう。忙しくて練習できなかった方は、その場の気持ちの高揚をトークにぶつけましょう。
3)残り何分、0分など主催者が決めたタイミングで案内の合図があります。音が鳴るなどします。伝統的な合図は「銅鑼」です。
4)厳格なライトニングトークでは設定時間が過ぎたら強制終了です。練習会などゆるい会でしたら、切りの良いところまで許されるケースもあります。
5)自分の番が終わったら、自分が使った機材をプロジェクターから切り離して次の演者にバトンタッチです。イベントによっては質問タイム・フィードバックタイムなどを挟むこともあります。
イベントで利用する機器が決まっている場合は、操作担当者にマシンを譲ります
6)これを参加者分繰り返します。
7)言い足りなかった部分は懇親会などの時間を使って近くの人に話してみましょう。
どんな準備をして臨むのか
大体、準備としては
1)イベントのテーマによって自分の話したいことを考える
テーマドンピシャのもの、自分の解釈に基づくもの、無理やりこじつけるもの。いろいろ可能性があります。
2)それぞれのやり方に応じてプレゼン資料を作っていく
使って良い環境・ソフトなどは主催者に確認すると良いでしょう。
Powerpointの使い方、Keynoteの使い方は巷にたくさん本があります。
プレゼンの仕方、についても本があります。
もちろん私に聞いてくださっても結構です。
3)自宅などで練習する(ぶっつけ本番のツワモノもいます)
4)イベントによってきめられている場合は、事前に主催者にプレゼン資料を送付する
5)当日に臨む。必要あらば自分でパソコンやコネクター・ケーブルなどを持っていく
こんな感じです。当日パソコンなどの不調でプレゼンできないのが最悪なケースなので、USBメモリで一応持っていく、クラウドに保存する、主催者にメール添付しておく、など、様々な「多重化」を考えましょう。
ライトニングトークをした後におこること
1)度胸がつきます
2)参加者があなたの名前を覚えてくれます
3)懇親会などで知らない人から話しかけられる可能性が高まります
4)自分の「得意」などが人に伝わり、新たな人間関係のきっかけになる可能性が高まります
5)成功すれば褒められます。失敗したら成長のヒントが得られます。
ライトニングトークで失敗しても、会社の昇進や選挙の当選など、あまり影響がありません。多分。
なので、「まずやってみる!」をお勧めしたいのです
プレゼンって、特別な人がやることではないんですよね。
会社務めをしている人であれば、
・朝礼などでみんなの前で話すのもプレゼン
・上司への「ほう・れん・そう」もプレゼン
・会議で数字や提案を発表するのもプレゼン
などなど、自然とプレゼンはやっているものなのです。
いきなり職場でプレゼンをやってしまうのは、失敗したときのリスクが大きいですね。
世の中には資料を上手に作る本がたくさん出ています。そして場数を踏むことの大切さは多くの人が語っていらっしゃいますが、場数を踏む練習の場に関してはそうそう提供されていません。
ですから、ぜひライトニングトークの場に出て場数を踏み、度胸を付けてみてください。
まず話してみる!これで自分の立ち位置が少しずつ変わってくるものですよ。
技術系イベントでのライトニングトークを「自分が世に出るチャンス!」と考えればそれも本番であるわけで、本当に練習の場として使えるのは先に挙げた2イベントだと思うのですよね。