@odaiji さん曰く・・・。
師走ですが。今一番忙しいのは政治家さんのみなさんかもしれませんね。
衆議院の解散・総選挙で、0から議席を争うことになるってことですもんね。
ブロガーにたとえて言ったら、みんな自分の独自ドメインを解約して、新しいのを取り直して、そこにどれだけ読者さんが戻ってきてくれるか、みたいな感じ?違うか?まあいいや。
ネット選挙という時代でもあり、各政党がスマホにどれだけ取り組んでいるのかなっと思い、スマホアプリの存在を確認してみました。
観測対象は、2014年11月に解散する時に衆議院の議席を持っていた
自民党
民主党
公明党
維新の党
日本共産党
次世代の党
社会民主党
生活の党
の8党です。
なお、所属・役職などを表記することがあった場合、2014年12月初旬時点でのことであることをあらかじめご了承ください。
また、この記事が、私がどの政党・候補者を支持するものかという考えとは
まったく
関わりが無いことをお断りしておきます。ネット選挙の時代の各党の取り組みを調べているだけです。
~ 目次 ~
Androidアプリ
自民党
自民党からは公式のニュースアプリと、安倍総裁のゲームアプリの2本がリリースされています。
ニュースアプリは自由民主党のウェブサイトのニュースから引っ張ってきているような感じですね。このアプリから分かる党の姿勢などは、取り立てて分かりませんでした。自民党のWebサイトをブックマークしていれば大丈夫、といったところでしょうか。
ゲームの説明は省略します。
公明党
パッと見頑張っているイメージのアプリでした。
Facebook、Twitter、YouTube、Ustream、ニコニコ動画などの関連公式ページへのリンクがあったり、地方での選挙の結果が出ていたり。
ただし、現時点でTwitterへのリンクはGateway Timeoutで画面が表示されないなど、SNSに絡むメンテはされていない模様です。
その他
みつかりませんでした・・・
Androidアプリまとめ
調べた限りでは自公の与党二党のみ公式アプリらしきものが見つかりました。あとそれらしいので見つかったのは
世耕弘成参議院議員・たけみ敬三参議院議員
の個人公式アプリくらいですね。
Androidならではの何かを利用して各党の公的情報をしっかり集めるということは難しそうです。
iOSアプリ
自民党
自民NEWS
カテゴリ: ニュース
価格: 無料 (掲載時)
販売元: Takuya Hirai
あべぴょん
カテゴリ: ゲーム, エンターテインメント, ファミリー, アクション
価格: 無料 (掲載時)
販売元: Takuya Hirai
Androidアプリと同様のようです。
公明党
公明アプリ
カテゴリ: ニュース, ライフスタイル
価格: 無料 (掲載時)
販売元: NEW KOMEITO(NEW CLEAN GOVERNMENT PARTY)
Androidアプリと同様のようです。ただし、メニューのトップに今回の衆議院選挙のリンクがあり、公認候補が分かるようになっています。
またTwitterへのリンク切れもありませんね。
民主党
プレス民主
カテゴリ: ニュース, Newsstand, ニュース/政治
価格: 無料 (掲載時)
販売元: digitiminimi,Inc.
アプリというよりはNewsstandの機能で読める民主党ニュースのようです。
1か月300円。
6か月1700円
1年3500円
おい、半年の方が1年より安いじゃんか。だれが1年で購読するっちゅうねん。
その他
みつかりませんでした・・・
iOSまとめ
自公2党はAndroidと同じ展開をしていると考えてよいでしょう。
アプリ検索で民主党が出てきたときにはおおっ!と思ったのですが、Newsstandであることと料金設定がある意味絶妙であったことから、誰にどう読んでもらいたいかがいまいち分かりませんでした。
まとめ
各政党があんまりスマホアプリを重視していないことがよく分かった気がします。アプリを出しているのは自公2党だけで自民党はニュースのリンク集です(ゲームについては割愛します)。公明党は比較的頑張っているといったところでしょうか。
かつて民主党がずっとネット選挙について提言してきていたり、自民党が政権を奪い返してから法案が可決されたりと、イメージとしては日本の政治家さんもネット選挙の解禁には総じて前向きだと思っていたのですが、「実装」はあんまりされていないなーってイメージです。
ネット選挙では、有権者にパッと見難しいルールが課せられています。
「有権者はLINEやFacebook、Twitterでの応援はしても良いけれど、メールやSMSでの応援はできない」
とかね。じゃあTwitterで選挙運動した通知がメールで届いた場合、どうやねん!みたいな。
・候補者のTwitterアカウントをアプリ経由で簡単にフォローできるようにする
・合法な選挙運動を政党のアプリからなら意識せずに行えるようにする
・演説情報などをアプリから得られ、応援しやすくなる
そういう工夫を政党アプリに施してあげることで、ネット選挙の盛り上がりというか、若い世代への浸透も増えていくのではないかなという気がするんですけれどね。僕が知らないアプリに関する公選法の「しばり」があるのかしら。ご存じの方教えてください。
ところでネット選挙については12月6日に東京・代々木で勉強会を行います。
情報と政治の専門家・西田亮介先生と、ご自身も熱心なブロガーであり政治とネットに通じている横田明美先生がお話をしてくださいます。僕のような素人目線の人がよくわかる会になりますので、お時間のある方はぜひぜひ。
第2回 ネット選挙勉強会 ~ブロガー・SNS利用者がしていいこと・いけないことはなに?を考える~ | Peatix
ご興味のある方は、こちらからご参加いただければ幸いです。